【お知らせ】
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https://oci-tech.jp/change-adb-timezone/
Oracle Autonomous Database (自律型データベース) は、デフォルトでUTC(協定世界時)をタイムゾーンとして使用しています。しかし、日本国内のシステムやアプリケーションを運用する場合、JST(日本標準時)での時刻表示やデータ処理が必要になることがあります。特に、ログのタイムスタンプやレポートの生成時刻など、現地時間での管理が求められる場面は少なくありません。
このブログでは、Autonomous DatabaseのタイムゾーンをUTCからJSTに変更する手順を、ステップバイステップで解説します。これにより、データベースの時刻設定を日本時間に合わせ、業務要件に適した形で運用することが可能になります。
変更手順
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STEP-1. 現在のタイムゾーンを確認
select to_char(SYSTIMESTAMP,'yyyy-mm-dd hh24:mi:ss TZR') from dual; -
STEP-2. JST(日本標準時)に変更 (管理者ユーザーで)
ALTER DATABASE SET TIME_ZONE='+09:00';
ALTER SYSTEM SET SYSDATE_AT_DBTIMEZONE=TRUE; - STEP-3. 変更を反映するのに、ADBを再起動
- STEP-4. ADBに再ログインし、変更後のタイムゾーンを確認
STEPのリンクから、手順の詳細を確認できます。
以上
参考資料
SYSDATE_AT_DBTIMEZONE Autonomous DatabaseでのSYSDATEのタイム・ゾーンの選択