本ブログは、オラクル・クラウドの個人ブログの1つです。
初めに
OCIの認定資格の種類は多くて、関連情報と個人の受験体験を整理しました。受験予定の皆さんに少しお役に立てれば幸いです。(2020年シリーズの情報です。)
関連試験一覧
試験番号 | 試験名 | 受験時間 (分) |
質問数 | 合格点数 | 難易度 | 受験料(JPY) | Learning Path | PDF ダウンロード |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1Z0-1085-20 | OCI Foundations 2020 Associate | 85 | 55 | 68% | 低 | 11,400 | LINK | LINK |
1Z0-1072-20 | OCI 2020 Architect Associate | 85 | 65 | 65% | 中 | 18,000 | LINK | LINK |
1Z0-997-20 | OCI 2020 Architect Professional | 120 | 50 | 70% | 高 | 29,400 | LINK | LINK |
1Z0-931-20 | Oracle Autonomous Database Cloud 2020 Specialist | 85 | 60 | 65% | 中 | 29,400 | LINK | - |
1Z0-1067-20 | OCI 2020 Cloud Operations Associatet | 85 | 55 | 70% | 中 | 18,000 | LINK | LINK |
1Z0-1084-20 | OCI Developer 2020 Associate | 85 | 55 | 70% | 中 | 18,000 | LINK | LINK |
1Z0-1088-20 | OCI 2020 Enterprise Workloads Associate | 85 | 55 | 68% | 中 | 18,000 | - | LINK |
1Z0-1089-20 | OCI 2020 HPC and Big Data Solutions Associate | 85 | 55 | 65% | 中 | 18,000 | - | LINK |
各試験の差異
下記の4科目は、優先にした方がよいと思います。
OCI Foundations Associate
-- OCIの基本知識、初級者向き。
OCI Architect Associate
-- OCIの定番受験科目で、試験内容の範囲は広い。1年ぐらいの経験があれば、無難で取れるでしょう。
-- Professionalの先行科目。
OCI Architect Professional
-- かなり難しい。 OCIの隅々までカバーしている。
-- 質問を読むだけ、時間がかかってしまう。2時間50問ですが、時間の余裕があまりないと実感する。
あるシナリオに対し、どうやってソリューションを提供するか、或いは、どうやって問題点を解決するか、のような問題がたくさんがある。
Oracle Autonomous Database Cloud Specialist
-- やや難しい。実業務経験が求められる。
上記の試験を合格した後、余裕があれば、好きな分野を選んで進みましょう。
OCI Operations AssociateとOCI Developer Associate
-- 一部の共通内容があり、共に手作業の経験を重視。
Operations: Terraform, CLI, OCIの管理監視の機能など
Developer: 開発者向き。Terraform, CLI 以外、Functions、OKE、OCI Registryなどを含む。
以下の2科目の、最後にしたほうがよいでしょう。
OCI Enterprise Workloads Associate
-- 製品の範囲(DB+PaaS+SaaS)は広い。
Oracle DB, Weblogic, EBS, JD Edward, PeopleSoft, Siebel, Hyperion, Analytics Tool
-- Provisioningの時、実施方法は製品により違いがあるので、その差異をご注意ください。
OCI HPC and Big Data Solutions Associate
-- HPCの各種シェイプの差異とBig Dataの各種サービスの差異を把握。細かい数値の暗記も必要。
-- 通常、HPCの環境を配置する機会があまりないので、実経験の少ない方にとって、内容の理解は重要である。
受験準備
- Learning Pathから、勉強を開始し、オフィシャルの学習資料(PDF/ビデオ)を見る。
ビデオの時間がかなり長くて、科目により、数時間~数十時間がかかる。(倍速で再生できる。)
PDF資料がダウンロードできる。慣れた内容はビデオよりPDFを見た方が早い。(上記一覧表の最後の列に) - 模擬試験問題をチャレンジし、弱点を強化。
- 実経験は重要で、常に手でOCIコンソールを触るのは、勉強効果が良い。
以下は、トレーニングの画面です。(上記一覧表のLearning Pathのリンクから入る。)
個人の経験
2021年4月末において、私が上記試験を全部合格した。(シリーズ番号は多少差異があるけど。)
1. OCI Architect Associate:2018版、2019版と2020版を3回合格した。
1回目の2018版は、2〜3週間ぐらいの準備時間だったけど、その後のアップデートは、新機能のみを把握し、大した時間がかからなかった。
2. OCI Architect ProfessionalとAutonomous DBの2科目は、当時の2019シリーズ版を受かった。
一番難しいとなる”OCI Architect Professional”は、1ヶ月間以上の準備時間(仕事時間外)をかかった。ほかの5科目は、2020版を受かった。
3. 受験日は、前もってDeadlineとして設定した方が良い。プレシャーがないと、なかなか受験しない。
4. 自宅の受験が選択できるけど、試験場のほう回線落ちる心配がない。(私は試験場派)
最後、皆さんの無事合格を祈ります。
以上です。
追記 (2020/9/8)
2021/9/8、"OCI Architect Associate"と"OCI Architect Professional"の2021版の試験がリリースされました。最新の試験情報については。こちらの記事(OCIの認定資格情報 - 2021シリーズ)をご参照ください。
上記2020版の"Learning Path"のリンクが失効になったので、2021版のリンクに置き換えました。