はじめに
VS Code January 2026 (version 1.109) ではパッと見変更されている点が多く見受けられたので AI機能 & 個人的注目アップデートを纏めてみた。
全てのアップデートではありませんので、その他の項目については数が多いですが、リリースノートを確認しましょう。
リリース日: 2026年2月4日
個人的にあつい!と思ったものは 🤩 でちょっとだけ詳しく
押さえておくべき!と思ったものは ⭐️ としています。
基本的にはエージェント系のアップデートをメインに取り上げます。
ちなみに、以下は NotebookLM に作らせてみたもので、この記事の後半 Claude Agent にインフォグラフィック風なものも作成させてもみました。個人的に、Claude Agent が一押しですが、まだプレビュー段階で機能は少なく数ヶ月かけて機能が追加されていくようです。

Chat UX (チャット UX)
Anthropic モデルの Thinking トークン表示
どんな機能?: Claude モデルを使っている時、AI が「どう考えてこの答えにたどり着いたか」が見えるようになりました。思考過程がツール呼び出しの間に表示されるので、AI の判断をより深く理解することが可能になります。
Mermaid ダイアグラムのチャット内レンダリング
どんな機能?: チャットの回答内に Mermaid のフローチャートやシーケンス図がインタラクティブに表示されるようなりました。複雑な概念を視覚的に説明してくれるので、理解が捗どることになります。
Ask Questions ツール (Experimental) 🤩
どんな機能?: AI が曖昧な指示に対して勝手に推測して進めるのではなく、確認しながら進めることが可能になります。単一選択・複数選択・自由記述で質問してくれるので、認識のズレが減ります。
設定では、chat.askQuestions.enabled がデフォルトで true になっていました。

組み込みツールで askQuestions が利用可能になっています。

チャット内で次のように質問すると、単一または複数選択のオプションを選択するか、フリーテキストで入力して、確認しながら進めることが可能になります。

Plan Agent の進化 ⭐️
どんな機能?: v1.106 で登場した Plan Agent が大幅に進化しました。4 つの構造化されたフェーズで動くようになり、より質の高い実装計画を作成してくれます。
| No | フェーズ | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | Discovery(探索) | コードベースを自律的に調査し、プロジェクト構造を理解 |
| 2 | Alignment(すり合わせ) | 計画にコミットする前に、明確化のための質問を実施 |
| 3 | Design(設計) | ファイル場所やコードスニペットを含む包括的な実装計画を作成 |
| 4 | Refinement(改善) | 検証基準の追加と意思決定の文書化 |
また、/plan コマンドからも起動できるようになりました。

コンテキストウィンドウの詳細表示 🤩
どんな機能?: チャット入力エリアにコンテキストウィンドウのインジケーターが表示されるようになりました。カテゴリ別のトークン使用量が確認できるので、「コンテキストが足りなくなった」問題のデバッグに便利です。
Agent Session Management(エージェントセッション管理)
エージェントタイプの切り替えと委任
どんな機能?: ローカル・バックグラウンド・クラウドなど異なる環境へ容易にエージェントタイプを切り替えることができるようになりました。「ローカルで計画して、クラウドで実装する」といったワークフローが簡単に組めます。
Agent status インジゲーター
どんな機能?: コマンドセンターにエージェントの状態を一目で把握できるインジケーターが追加されました。進行中・未読・対応の必要なセッションがすぐ分かります。複数エージェントを動かしている時に「どれが止まっているか」を見逃さなくなります。
サブエージェント 🤩
どんな機能?: サブエージェントが並列実行できるようになりました。
今まで通り chat.customAgentInSubagent.enabled を true に設定するだけで特別な設定は不要そうです。

検索サブエージェント(Experimental)🤩
どんな機能?: コードベースの検索は、何度も試行錯誤が必要で、その分メインのコンテキストウィンドウをどんどん消費していました。この検索サブエージェントは、分離されたエージェントループ内で検索を反復的に実行してくれます。
利用するには設定で、github.copilot.chat.searchSubagent を enabled にします。

組み込みツールで searchSubagent が利用可能になっています。

実際に searchSubagent を使い、デバッグで確認してみるとtool : search_subagent が呼び出されていることが確認できます。

独自のサブエージェントで検索サブエージェントを作成する必要はなく、組み込みツールとしてサブエージェントが利用可能であると考えると良いと思います。
Cloud Agents の拡充 ⭐️
どんな機能?: クラウドエージェントのセッション開始時に以下の選択が可能になりました。
-
モデルの選択
-
カスタムエージェントの選択
-
マルチルートワークスペースで使用するフォルダの選択
-
サードパーティの Coding Agents(プレビュー)
- Anthropic の Claude と OpenAI の Codex が、GitHub の Coding Agents として利用可能に
- 対象ユーザーは、Copilot Pro+、Copilot Enterprise とのこと
- 追加のサブスクリプションは不要で、Claude と Codex へのアクセスは、既存の Copilot サブスクリプションに含まれており、プレミアムリクエストが消費されるとのこと
- Copilot Pro+ の場合は、Copilot coding agent 設定 より ON / OFF により設定する
Background Agents の改善
どんな機能?: バックグラウンドエージェントで以下の選択が可能になりました。
- カスタムエージェントの選択
- 画像をコンテキストとして添付
- マルチルートワークスペースで使用するフォルダの選択
Agent Customization(エージェントカスタマイズ)
/init コマンドで AI 用のワークスペースを設定 ⭐️
どんな機能?: /init コマンドで、コードベースの構造やコーディングパターンを分析し、copilot-instructions.md や AGENTS.md を自動生成してくれます。
Agent Skills が GA(一般提供)🤩
どんな機能?: Agent Skills が正式に一般提供となり、デフォルトで有効になりました。テスト戦略・APIデザイン・パフォーマンス最適化など、特定ドメインの専門知識をパッケージ化して再利用できます。
GA 前に過去、以下の記事も書いておりますので、詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
ちなみに、以下の画面の Skills からの New skill は基本、スキルのファイルだけを作成してくれるものであり、具体的なスキルの内容を作成してくれるものではなさそうです。そのため、上記の記事で紹介している skill-creator を使ってスキルをお任せで生成してあげましょう。


組織レベルのカスタムインストラクション
どんな機能?: v1.106 では組織レベルのカスタムエージェントがサポートされていましたが、今回は組織レベルのカスタムインストラクションも追加されました。
カスタムエージェントの呼び出し方法の制御 ⭐️
どんな機能?: カスタムエージェントのフロントマターに新しい属性が追加され、エージェントの呼び出し方法を細かく制御できるようになりました。
-
user-invokable: ユーザーが直接呼び出せるかどうか-
true(デフォルト): チャットのエージェントドロップダウンに表示される -
false: ドロップダウンに表示されず、プログラム的またはサブエージェントとしてのみアクセス可能
-
---
name: internal-planner
user-invokable: false
---
-
disable-model-invocation: 他のエージェントからサブエージェントとして呼び出されることを防止-
true: 他のエージェントからサブエージェントとして呼び出し不可 -
false(デフォルト): サブエージェントとして呼び出し可能
-
---
name: main-conductor
disable-model-invocation: true
---
-
agents: 利用可能なサブエージェントを限定- 指定されたエージェントのみにタスクを委譲可能
- agent ツールを使用してサブエージェント呼び出しを有効化
---
name: conductor
agents: [planner, implementer, reviewer]
---
チャットカスタマイズ診断 🤩
どんな機能?: カスタムエージェント・プロンプト・インストラクション・スキルなどのカスタマイズファイルは、ユーザープロファイル・ワークスペース・拡張機能・GitHub 組織など様々な場所から読み込まれます。「なぜか自分のカスタムエージェントが効いていない」というトラブルシューティングが大変でしたが、この診断ビューで一目瞭然になります。
エージェントカスタマイズスキル(Experimental) 🤩
どんな機能?: GitHub Copilot の以下のカスタマイズファイルの作り方を、GitHub Copilot 自身が教えてくれる機能とのことです。
- インストラクション:
copilot-instructions.md - カスタムインストラクション:
.instructions.md - カスタムエージェント:
.agent.md - プロンプト:
.prompt.md - スキル:
SKILL.md
設定で chat.agentCustomizationSkill.enabled を true にすればいいとのことですが、自分の設定からは確認することができなかったので、後日確認できたら追記します。
Agent Extensibility(エージェント拡張性)
Claude Agent(Preview)🤩
どんな機能?: Claude Agent をサポート。これにより、GitHub Copilot サブスクリプションに含まれる Claude モデルを使用して、Claude Agent SDK にタスクを委任できるようにもなります。
Claude Agent SDK については、過去に以下の記事で書いておりますので参考にしてみてください。
スラッシュコマンドを打つと、/agents が利用可能になっているので、これを使って自動でエージェントを作成していきます。

後は画面に従って必要事項を入力していきます。(詳しい説明は省きます)





/agent/.claude/agents/notebooklm-infographic-creator.md に次のように作成されました。英語ですが、もし日本語にしたい場合は翻訳してあげれば良いだけです。

では、Claude Agent に指示してインフォグラフィックを作成させてみます。

自分が今、頑張って書いている記事がしれっと数分で作成された凄さ。。。
なお、今回は明示的にプロンプトで、#notebooklm-infographic-creator のように指定して作成しましたが、次のように自然言語で指示してもサブエージェントとして呼び出されていることがデバッグから確認することができました。


Anthropic models 🤩
どんな機能?: Anthropic モデルに次の機能がサポートされました。
-
インターリーブ思考
- インターリーブ思考とは何かをここでは完結には纏めにくいので、過去に以下の記事を書いておりますので参考にしてください
インターリーブ思考を利用するには、github.copilot.chat.anthropic.thinking.budgetTokens を 0 にすれば良いとのことです。(拡張思考が完全に無効化されます。)

-
ツール検索ツール
- ツール検索ツールは大量のツールがある場合、Claude が適切なツールを選択します
- ドキュメントの記載によると、ツール検索ツールはすべてのツール定義を事前にコンテキストウィンドウへ読み込むのではなく、Claude はツール名、説明、引数名、引数の説明を含むツールカタログを検索し、必要なツールのみを読みこむようです
ツール検索ツールを利用するには、github.copilot.chat.anthropic.toolSearchTool.enabled を true にします。

-
コンテキスト編集(Experimental)
- コンテキスト編集を使用すると、会話履歴が長くなるにつれて、特定のコンテンツを削除することで、コストを最適化し、コンテキストウィンドウの制限内に収めます
コンテキスト編集を利用するには、
github.copilot.chat.anthropic.contextEditing.enabled を true にします。 デフォルトでは false となっています。
Agent Optimizations(エージェント最適化)
Copilot Memory(Preview)⭐️
どんな機能?: 毎回同じ文脈や情報を AI に伝える必要がなくなる一般的なメモリ機能です。重要な情報を保存して、セッションをまたいで再利用することが可能です。
利用するにはまず、下記のドキュメントに従って GitHub 上の Copilot Memory を有効にする必要があります。
VS Code から利用可能にするには、github.copilot.chat.copilotMemory.enabled を true にすると、組み込みツールで memory が利用可能になるようです。


GitHub 以外のワークスペースの外部インデックス作成(Preview)
どんな機能?: GitHub にホストされていないワークスペースでも、リモートでインデックス化できるようになり、高速なセマンティック検索が利用可能になりました。ただし、自身の Git リポジトリに保存されるわけではないため、企業での有効化には注意が必要そうです。この設定はデフォルトで false になっているようです。
ワークスペース外のファイルの読み取り
どんな機能?: エージェントが現在のワークスペース外のファイルやディレクトリを読み取れるようになりました。
下記の例では少々雑ではありますが、ワークスペース内にはない Downloads フォルダにアクセスしようとすると、Allow を求めるプロンプトが表示されます。

Agent Security and Trust(エージェントのセキュリティ)
ターミナルサンドボックス(Experimental)
どんな機能?: エージェントはユーザーアカウントと同じ権限を持つため、エージェントによって実行されるターミナルコマンドにはアクセスするうえでのリスクがあります。ターミナルサンドボックスでは、ファイルシステムへのアクセスをワークスペースフォルダのみに、ネットワークアクセスを信頼できるドメインのみに制限することでリスクを軽減することが可能になります。
Workbench & Productivity(ワークベンチ)
統合ブラウザ(Preview)🤩
どんな機能?: VS Code デスクトップに本格的なブラウザが導入されました。従来の Simple Browser は iframe ベースで制限が多かったですが、新しい統合ブラウザではそれらの制限がなくなります。開発中のアプリをプレビューしながら、DevTools でデバッグして、気になる箇所をそのまま AI に相談する。これが全部 VS Code の中で完結するのは非常に強力です。
- Web サイトへの認証
- 永続的なデータストレージ
- 要素をチャットに送信しエージェントへ相談
- フル機能の DevTools
- キーボードショートカット
- ページ内検索
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