はじめに
最近、Amazon ElastiCache を利用する機会が現場で減りましたが、忘れないために今更ですが触っておくのと、せっかくですので今更ですが、Valkey の動作を確認してみたいと思います。
Amazon ElastiCache for Valkey
Amazon ElastiCache for Valkey は、AWS が提供するフルマネージドなインメモリキャッシュサービスの一つです。
Valkey エンジンを使用し、Redis 互換性を持ちながら、高いパフォーマンスと可用性を提供します。
Valkey の主な特徴
- サーバーレスで最大 33%、ノードベースの ElastiCache で最大 20% 節約可能
- Redis OSS の API とデータフォーマットに互換性があり、コードを書き換えたり、アーキテクチャを変更することなくアプリケーションを移行可能
- Redis OSS v7.0 と完全互換性
- ElastiCache for Redis OSS の既存ユーザーは、ダウンタイムゼロで ElastiCache for Valkey に素早く移行可能(AWS ブログではエンジンオプションとして Redis からValkey に変更すればいいようとても簡単に書かれていますが、実際の本番環境では本当に影響がないのかよく調べてから実行することになるかと思います。)
触ってみる
ElastiCache Serverless for Valkey キャッシュの作成
モードを Valkey
、デプロイオプションを サーバレス
で選択する以外、今回見慣れないオプションは特に見受けられなかったので設定はデフォルト設定
のままとしました。
キャッシュに接続する
ElastiCache Serverless for Valkey キャッシュが作成され、AWS コンソールの画面を確認すると「接続とセキュリティ」タブに接続する方法がいくつか書かれています。
- AWS CloudShell / CLI
- AWS CloudShell
- Valkey CLI
- Redis CLI
- Valkey GLIDE - 推奨
- Python
- Java
- Node.js
- クライアントライブラリ
Valkey GLIDE で接続すべきなんでしょうが、ざっくり接続できるところまで確認できれば良いので、AWS CloudShell で確認していきます。
の前にもちろん、セキュリティグループで 6379 番ポートを許可しておくことを忘れないでください。
先程の「接続とセキュリティ」タブの画面で、「キャッシュに接続」をクリックすると、AWS CloudShell の画面が立ち上がります。
次のような画面が立ち上がりますので、CloudShell VPC 環境に接続し、valkey-cli コマンドで Valkey に接続します。
SET mykey "Hello, ElastiCache!"
GET mykey
リンク
少々古いですが過去に投稿した Amazon ElastiCache の記事です。