内容
GitHub MCP Server を Docker なしで動かすと言っても単に、GitHub MCP Server で Remote がでたと言う話です。
各種ドキュメントなど
利点と欠点
利点:GitHub 操作の自動化・統合・セキュリティ強化・拡張性向上に大きな利点があります。
欠点:便利な一方で、権限・セキュリティを誤るとリスクが増大する
Visual Studio Code での GitHub MCP サーバーの設定
- プロジェクトで MCP サーバー共有する場合: リポジトリのルートに
.vscode/mcp.json
を作成し MCP サーバーの構成を追加 - 個人での利用の場合: Visual Studio Code の
settings.json
に MCP サーバーの構成を追加
従来のローカル MCP サーバーのセットアップ
- Docker をインストールして実行してある必要がある
- 認可は PAT のみ、OAuth は非サポート
リモート MCP サーバーの場合
- ローカル環境の設定不要で数ステップで始めることが可能
生成AI の時代 Github は開発者のみならず非技術担当者も管理するケースが増えているのではないかと思います。このような場合誰しもローカルに、Docker をインストールしているわけではないのでこの点は嬉しいですよね。
- OAuth 認証が既定で使われるが、PAT を使うように手動で構成することも可能
今回は OAuth が推奨されているとのことなので、OAuth で試してみたいと思います。
OAuth を使用するリモート MCP サーバーの構成
前提
VS Code 1.101 以降を利用する必要があります。
構成ファイル
Visual Studio Code での GitHub MCP サーバーの設定でも説明した通り、.vscode/mcp.json
に以下の通り追加。
{
"servers": {
"github": {
"type": "http",
"url": "https://api.githubcopilot.com/mcp/"
}
}
}
設定されている場合は以下の通り表示されていると思います。
どんなツールが利用できる?
どんなツールが利用できるか、GitHub Copilot に纏めてみてもらいました。
うん? GitHub Copilot って 128 までのツールしか利用できない?
自分は他の MCP も利用していたため、他の MCP は利用しないようにしてから再度同じ質問を投げました。
2025年6月時点の代表的なAPIカテゴリと操作例をまとめています。
と以下のファイルを作成してくれました。
### 1. Issue管理
- Issueの作成
- Issueの取得
- Issueの更新
- Issueの削除
- Issueへのコメント追加・取得・編集・削除
- Issueのラベル付与・削除
- Issueのアサイン・マイルストーン設定
### 2. Pull Request管理
- PRの作成
- PRの取得
- PRの更新
- PRのマージ
- PRのクローズ・リオープン
- PRのレビューリクエスト・レビュー・承認・差し戻し
- PRへのコメント追加・取得・編集・削除
- PRのラベル・アサイン・マイルストーン設定
- PRのブランチ更新
- PRのファイル一覧・差分取得
### 3. リポジトリ管理
- リポジトリの作成
- リポジトリの取得・更新・削除
- リポジトリのフォーク
- ブランチ一覧・作成・削除
- タグ一覧・作成・削除
- コミット一覧・詳細取得
- ファイルの作成・更新・削除
### 4. 通知・サブスクリプション
- 通知一覧・詳細取得
- 通知の既読化
- 通知購読・解除
### 5. コード・リソース検索
- コード検索
- Issue検索
- PR検索
- ユーザー検索
- リポジトリ検索
### 6. セキュリティ・スキャン
- コードスキャンアラート一覧・詳細取得
- シークレットスキャンアラート一覧・詳細取得
- アラートの状態変更
### 7. ユーザー・組織管理
- ユーザー情報取得
- 組織・コラボレーター管理
### 8. その他
- Webhook管理
- GitHub Actions/ワークフロー管理
- リリース管理
そもそも Git 側で権限を付与しなければ問題ない?
動作確認
以下の通り、プロンプトを投げてみます。
devブランチの内容をcommit、pushし、mainブランチへのプルリクまで作成して下さい。
また、プルリクが作成されたかまで確認して下さい。
以下の通り、プルリクのところでツールが使われていることが確認できました。