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Amazon VPC エンドポイント の GatewayとInterface

Last updated at Posted at 2019-07-16

#1.GatewayとInterface#

下記の通り、VPCエンドポイントの方式には、GatewayとInterfaceがある。Gatewayはs3とdynamodのみ。
image.png

##Gateway##
VPCのルートテーブルを書き換えてVPCエンドポイントのゲートウェイ経由でAWSのAPIエンドポイントへアクセスする。
ゲートウェイVPCエンドポイントではAWSのAPIへはパブリックIPへ向いており、*アクセス制御はゲートウェイのアクセスポリシーで行います。

[Feb 2, 2021]S3がInterface型にも対応しました。

##Interface##
サービスのエンドポイントとENIをPrivateLinkと呼ばれるものでリンクされます。
DNSを使ってENIのプライベートIPに<サービス名>.<リージョン>.amazonaws.comのようなAレコードが設定されます。
インターフェイスVPCエンドポイントではENIに対してアクセスするため、アクセス制御はセキュリティグループで行います。

##比較##

Gateway型 PrivateLink(Interface型)
アクセス制御 エンドポイントポリシー。IAM Policyと同じ構文でアクセス先のリソースを制限可能。 セキュリティグループ。セキュリティグループでアクセス元IP、ポートを制御可能。対象のサービスの特定のリソースへのアクセス制御は不可。
利用料金 無料 有料
冗長性 ユーザー側で意識する必要なし マルチAZで配置するように設定する

詳しくは下記のページが参考になりました。

#2.Gateway#
ここでは、[com.amazonaws.ap-northeast-1.s3]を選択します。
image.png

エンドポイントにアクセスできるVPCとサブネットを指定します。
ここでは、わざとカスタムで特定のバケットに対し、GetとPutのみ許可するようなポリシーを設定しています。詳細は、Amazon S3 のエンドポイントポリシーの使用
を参考にしてください。

{
  "Statement": [
    {
      "Sid": "Access-to-specific-bucket-only",
      "Principal": "*",
      "Action": [
        "s3:GetObject",
        "s3:PutObject"
      ],
      "Effect": "Allow",
      "Resource": ["arn:aws:s3:::naata-vpcep",
                   "arn:aws:s3:::naata-vpcep/*"]
    }
  ]
}

image.png

なお、ルートテーブルに以下のとおり、追加されていることがわかります。
image.png

検証してみます。

特定のバケットへのGetとPutのみ許可しているので、これはもちろんアクセスできません。

aws s3 ls --region ap-northeast-1
An error occurred (AccessDenied) when calling the ListBuckets operation: Access Denied

下記のとおり、特定のバケットへのputが成功していることがわかります。

aws s3 cp test.txt s3://naata-vpcep
upload: ./test.txt to s3://naata-vpcep/test.txt

#3.Interface#

ここでは、プライベートサブネットに配置してあるEC2インスタンスから、sshを利用せずセッションマネージャーを利用して接続したいと思います。

エンドポイントは同じように4つ作成すればよい。
com.amazonaws.ap-northeast-1.ssm
com.amazonaws.ap-northeast-1.ssmmessage
com.amazonaws.ap-northeast-1.ec2
com.amazonaws.ap-northeast-1.ec2messages
Systems Manager 用 VPC エンドポイントを作成する

「com.amazonaws.ap-northeast-1.ssm」を選択します。
image.png

VPCエンドポイントを設定するVPCを選択して、ENIを配置するサブネットを選択します。
[プライベート DNS 名を有効にする]で「このエンドポイントで有効にする」にチェックを入れます。
【注意】
「このエンドポイントで有効にする」でチェックを入れている場合、VPCの設定でDNS 解決DNS ホスト名を有効にしておく必要があります。
image.png
ENIに設定するセキュリティグループを選択します。※対象のEC2からHTTPS(443)を受け取れるセキュリティグループとするのが基本です。
image.png

作成されたら、DNS Namesが3つ作成されと思います。
<エンドポイントID>-XXXXXXXX.ssm.<リージョン>.vpce.amazonaws.com
<エンドポイントID>-XXXXXXXX-.ssm.ap-northeast-1.vpce.amazonaws.com
ssm.ap-northeast-1.amazonaws.com
image.png

セッションマネージャを確認し、接続できるか確認してみましょう。
image.png

コマンドを打てるコンソールまでは開いたが、何も反応しない。。。
image.png

そこで、こちらのページにある内容で解決!
セッションマネージャーのログの出力先として設定されている s3やCloudWatch Logsのロググループの設定を確認し、接続することができた。
image.png

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