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PGECons 第13回PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアムセミナー/メモ

Last updated at Posted at 2015-09-11
  • ※当日の生メモです(校正していませんm(_ _)m
  • ※資料は入手可能なので、特に気になった事をメモしています

■当日の資料

■事例1:「音楽配信・音楽データを取扱うレコチョクの挑戦」 by レコチョク

1.会社概要

2.レコチョクの挑戦

  • インディーズの領域へ
  • アーティストの発掘

3.音楽配信を支えるレコチョクのシステム

  • 通信量
    • サービス毎の音源
    • 1曲あたりのサイズが増えた
    • ハイレゾ、ますます増加する
  • データ容量
    • PBオーダーまでデータが増えた
    • 7年間で9倍
  • サーバ台数
    • 独自の検索エンジン
      • 24台
    • プライベートクラウド
      • スケールアウトしやすく
    • 1千台(6年間で5倍)
  • システム概要
    • 数字はサブシステム数
    • マテビューはデータ連携で使用←???
    • リプレース前、Oracle RACが標準構成だった
  • PostgeSQLの構成
    • 楽曲配信管理
      • TPS: 4,600(pgbench)
    • Oralceからの移行
      • データ移行検証
        • Postgres Plus
    • 楽曲情報API
      • サーバーハングアップ(2node構成時代)
        • (対応)Huge Pageを使用しないように

4.PostgreSQLへの挑戦

  • サポートは3rdベンダー

QA

  • バイナリ(楽曲データは)PostgreSQLに格納しているの?(Blob?(bytea))
    • No.(Oralce時代からBlobではない)
  • オブジェクトストレージは使っているの?
    • Yes.(現在はAmazon S3で楽曲データを管理)

■事例2:「紺屋の白袴にならない!自社活用事例をお客様へ」 by アシスト, マインド

  • 採用経緯、利用の状況
  • 自社サービス:パフォーマンスセラピー
    • Oralceのstatspackデータ
    • 最初はOracle=>トップダウンでOSS
    • 開発時から移植性を考慮
      • 標準SQLを意識、ストアド使わない
  • 自社:勤怠システム(MosPパッケージ)
    • 最初はOracle=>トップダウンでOSS
    • 性能面の理由で、Plusへ移行
  • MosP: マインド
    • All OSS
    • 選定理由は標準パッケージであること
      • MySQL < MariaDB < PostgreSQL
  • チューニング事例
    • PEMの使用
    • SQL Profiler
    • Index Advisor

##■事例3:「料金系基幹システムへのPostgreSQL導入事例 ~成功までの道のり~」 by NTTコムウェア, NTT OSSセンタ
###ご紹介するシステムの概要

  • 数百万契約
  • 100種類以上のサービス

今回の開発内容

  • レガシーシステム(Unix,Oracle,COBOL)
  • 完全な作り直し
  • アーキテクチャ刷新
  • プライベートクラウド

性能特性の異なる業務が互いに影響しないよう設計せよ

  • 方式
    • ストリーミングレプリケーションによるリードレプリカ
  • ポイント
    • OLTPとDSS系で異なるパラメータ
  • 実機検証
    • 1ヶ月
    • 現行のバッチ特性を分析
    • クリティカルな部分を抽出
    • 6/5000を対象とした
    • ディスクI/Oが必要と判明

運用に耐えうるバッチ処理時間を担保せよ

  • 自動ANALYZE問題
  • 130/5000ジョブに手動統計情報取得

PostgeSQLとNTT OSSセンタの関わり

  • MC=ミッション・クリティカル
  • 年間パッチ等で貢献
  • pg_hint_plan github by NTT OSSセンタ

■パネルディスカッション

質問1:コストが安くなるって本当?

  • SRA石井さん
    • 経営戦略に活用できるか?という観点
      • 商用の拘束が無い
      • 製造業の例
        • ライフスパンが10年
        • 商用だとバージョンアップ追従がコスト圧迫
      • 目先のコストだけではない
      • 初めての導入だと経営そう向けの観点、OSSというくくりで提案が必要となる
  • NTT西村さん
    • ミッション・クリティカルほどライセンスコストメリット
    • 「手間がかかって」という話はあるがトレードオフだである

質問2:商用と違ってサポートに不安があります。バグやトラブルが発生した際には、誰がどのように対応するの?

  • NTT西村さん
    • 200-300/年間のSRのうち、PostgreSQLが根本原因のバグは1,2件
  • SRA石井さん
    • アルファ版の検証報告の例だと半日でコミュニティが回答
    • そもそもバグが少ない

質問3:可用性・信頼で不安がある

  • 富士通山本さん
    • SymfoWAREはPostgreSQLベースであるが不安はない(クラスタツールで)
  • NEC白石さん
    • 長年使っているが
    • ClusterProで対応(HA構成)
    • システムの特性(要件)を抑えた上で検討すべき

質問4:パフォーマンスは商用と比べて劣る?使いわけるポイントは?

  • NTT西村さん
    • 遜色無い
    • 厳密にいうと(ベンチマーク結果どおり)更新系でガクッと落ちるが、参照系は上回る
    • が、製品選定に影響するほどでは
  • SRA石井さん
    • CPUスケーラビリティ(80c)、メモリ1TB活かせる
    • 物量で殴れる
    • リソースを使い倒せるかは改良の余地がある
    • バキューム問題の誤解(自動バキューム停止が必要になる等)、数百GBなら問題ない

質問5:セキュリティについて問題ありませんか?

  • NEC白石さん
    • 暗号化は9.5でrowレベルで対応
    • 認証もLDAP
    • クレジット会社の想定したセキュリティ要件検証報告を参照
      • OS機能使いながらシステム全体で
    • 監査と暗号化はもう少し
      • カラムレベル暗号化をOSS提供
      • pg_auditが次に出る
  • SRA石井さん
    • Symfoは、CPUのANSI機能を使っている
  • NTT西村さん
    • OS機能からめて
    • 監査の観点だと大量ログなど、実用性で改善の余地がある

質問6:技術者がいない

  • SRA石井さん
    • 需要が増えているということ
    • 認定制度
    • Oracle技術者は移行が容易
  • NEC白石さん
    • どんな技術でもそうだが、何か1つを押させていれば応用がきく
  • 富士通山本さん
    • お客さんがソースを見ててドキッとした事がある
  • NTT西村さん
    • どちらかというと最近の技術者がC言語を押さえていない方が問題

質問7:MySQLではない理由

  • SRA石井さん
    • 開発スタイルがコミュミニティベース
    • 参入障壁が低い
  • 富士通山本さん
    • PostgreSQLのI/Fでカラムナを実装していたりとか拡張性が高い
    • MySQLは候補に挙がらなかった
  • NEC白石さん
    • MySQLサポートは昔やってた
    • サポートが早い
    • パッケージに組み込んだ場合ライセンス問題で利がある
  • NTT西村さん
    • 対OracleとしてMySQLは無い

質問8:今後の課題

  • NTT西村さん
    • ユーザが増えて欲しい
  • NEC白石さん
    • EP領域で使う場合は、商用同様アプローチを。サービスレベル見極め、検証すべき
  • 富士通山本さん
    • 上位ソリューションでの利用拡大を図ってほしい
  • SRA石井さん
    • クラスタリング、分散処理が今後の課題
    • クラウド、リージョン間の問題、技術的課題がある
    • 「使いやすさ」を取り込んで行きたい。MySQLから学ぶべきところもある
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