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Big Tech 4社のAI設備投資が過去最高水準、AnthropicがClaudeのクリエイティブ向けコネクタを公開など:2026-04-30 AI動向まとめ

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※本記事は公開情報をもとにした個人的なまとめであり、各企業の公式見解ではありません。本記事は投資助言を目的としたものではありません。

Microsoft・Alphabet・Meta・Amazonの第1四半期決算、AI設備投資が大幅に上振れ

4月29日、米Big Techの主要4社が第1四半期(または対応する四半期)の決算を相次いで発表しました。報道によれば、4社合計の2026年通期設備投資見通しは6,000億ドル超の水準まで拡大しています。Microsoftは2026会計年度通期のCapEx見通しを約1,900億ドルに引き上げ、Alphabetは1,800億〜1,900億ドルへ上方修正、さらに2027年は「大幅に増加する」見通しと説明しました。Metaは2026年のCapExレンジを1,250億〜1,450億ドルへ引き上げ、Amazonも第1四半期だけで432億ドルのキャッシュベースCapExを計上したと報じられています。

各社ともAzure、Google Cloud、AWSのAI関連需要を主因として挙げており、AlphabetはGoogle Cloudの売上が前年比63%増の200億ドル規模、AmazonはAWSのAI関連ランレート売上が150億ドルを超えたとされています。

開発者目線で言うと、クラウド側のGPU/TPU供給制約はまだ続きそうで、当面はリージョンごとの空き枠やバッチ系ワークロードへのオフロードを意識した設計が必要そうです。

Anthropic、Claudeのクリエイティブ向けコネクタを大幅拡充

4月28〜29日にかけて、AnthropicはAdobe、Blender、Autodesk、Canva(Affinity)、Ableton、Splice、Resolume、SketchUpなどとの連携をまとめた「クリエイティブ向けコネクタ」を発表しました。Adobe側ではPhotoshop、Premiere、Express等のCreative Cloud系50以上のツールとClaudeを接続でき、Affinity by Canvaではバッチ画像処理やレイヤー名のリネームといった反復作業をClaude経由で自動化できます。

3D周りも特徴的で、BlenderコネクタではPython API経由でシーン解析やバッチ処理スクリプトを生成でき、Autodesk Fusion向けの「Claude for CAD」も用意されています。AnthropicはあわせてBlender Development FundのCorporate Patronとなり、Python APIを含むコア開発支援に参加すると公表されています。

クリエイター向けツールへのLLM接続は2025年後半から増えていましたが、ここまで一斉に対応プラグインが揃うのは初めてです。Vibe coding ならぬ Vibe modeling/editing が現実的な選択肢になりつつある印象があります。

NVIDIA、物理AI向けの新モデル群とロボット学習基盤を公開

NVIDIAは4月29日、National Robotics Weekに合わせて物理AI(Physical AI)向けの新しいオープンモデルとフレームワークを公開しました。発表されたのは合成データ生成と方策評価向けのワールドモデル「Cosmos Predict 2.5」、推論VLM「Cosmos Reason 2」、ヒューマノイドロボット向けVision-Language-Actionモデル「Isaac GR00T N1.6」、評価環境「Isaac Lab-Arena」、エッジ・クラウド連携の学習基盤「OSMO」などです。

Boston Dynamics、Caterpillar、Franka Robotics、LG Electronics、NEURA Roboticsといった企業がこれらの基盤を採用した新型ロボットを公開しており、ロボット工学の研究・開発をAIモデル+シミュレーション+実機の三層で回しやすくなる方向に進んでいます。

Multiverse Computing、コンパクトなオープンソースモデル「LittleLamb」をHugging Faceで公開

スペイン拠点のMultiverse Computingは4月28日、量子インスパイアド圧縮技術CompactifAIを使ったオープンソースモデル「LittleLamb 0.3B」シリーズをHugging Faceで公開しました。汎用版、ツール呼び出し特化版、モバイル特化版の3種類が提供されており、いずれもベースの約半分のサイズに圧縮されています。

報告によれば、ベースのQwen3-0.6Bや同クラスのGemma 270Mと比べてHLEなどのベンチマークで上回る結果を示したとのことで、エッジデバイスや組み込み、エージェント向けの軽量モデルの選択肢が一つ増えた形です。オフライン環境やオンデバイスエージェントを設計している開発者には素直に試しやすいライセンスとサイズ感に見えます。

臨床AIのAidoc、Goldman Sachs主導で1.5億ドルのシリーズEを実施

医療画像向け臨床AIを手掛けるイスラエルのAidocは4月29日、Goldman Sachs Alternativesのグロース・エクイティ部門主導でシリーズE 1.5億ドルの資金調達を発表しました。General Catalyst、SoftBank Investment Advisers、NVIDIAのベンチャー投資部門NVenturesも参加し、累計調達額は5.2億ドル規模に達しています。

AidocのAIはCT・X線画像から偶発所見をフラグ立てし、救急トリアージや腹部スキャンの所見検出など31件のFDAクリアランスを取得済みとされています。今回の調達は規制対応とより包括的な大規模AIモデルの構築に充てられる予定とのことで、垂直特化のクリニカルAIは引き続きキャピタル集中が起きやすい領域だと感じます。

まとめ

  • Big Tech 4社のAI関連CapExは合計で6,000億ドル超に拡大しており、クラウド側のキャパシティは今年も拡張が続く見込み。
  • Anthropicのクリエイティブ向けコネクタは、3D・DTP・DAW・CADまでを横断する規模で展開され、ツール連携設計の参考になる。
  • NVIDIAの物理AI新モデル(Cosmos / GR00T / Isaac Lab-Arena)は、ロボット学習を試したい開発者にとって入り口が増えた。
  • Multiverse ComputingのLittleLambはエッジ・モバイル向けの軽量オープンソースの選択肢として有望。
  • 垂直AI(医療画像のAidoc等)への大型ラウンドが続いており、ドメイン特化のAI製品は引き続き注目分野。

参考

  • Microsoft, Meta, and Google just announced billions more in AI spending. Only Google convinced investors it's paying off. (Fortune)
  • Alphabet ups 2026 capex to as much as $190 billion (CNBC)
  • Anthropic releases 9 Claude connectors for creative tools, including Blender and Adobe (9to5Mac)
  • NVIDIA Releases New Physical AI Models as Global Partners Unveil Next-Generation Robots (NVIDIA Newsroom)
  • Multiverse Computing Launches LittleLamb Model Family on Hugging Face (HPCwire / AIwire)
  • Exclusive: Clinical AI provider Aidoc raises $150M Series E (Axios)
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