ユーザーを管理する際に一つの概念として、グループについて理解しておきましょう。
「Aグループのみ閲覧可能なファイル」「Bグループのみ書き込み・閲覧可能なファイル」
上記のようにアクセス権を管理を行う際に使用したりします。
ユーザーは何かしらのグループに所属している必要があります。
グループには複数参加する事が可能です。
前回useraddでユーザーの作成を行いました。実はその際にグループも作成され、グループに所属されています。
groupsコマンドを入力してみましょう。所属グループを確認出来ます。
neko $ groups
neko:neko
nekoグループに所属している事になります。
グループには2種類あって、プライマリーグループとサブグループがあります。
ざっくりと一番基本となるグループがプライマリーグループで、それ以外のグループはサブグループで捉えてしまっていいでしょう。
groupadd
グループを実際に作成しましょう。groupaddコマンドで作成する事が出来ます。 今回はnyanyaグループを作成します。root # groupadd nyanya
作成したグループの確認は、/etc/groupを使いましょう。
一番最後の行にnyanyaグループが表示されていると思います。
root # cat /etc/group
usermod
作成したグループにユーザーを加入させます。usermodコマンドを使用します。
usermodは、ユーザーの設定変更を行えます。
今回の場合だと、グループに加入となりますので -G(Group)オプションを使用します。
nyanyaグループにnekoユーザーを追加します。
root # usermod -G nyanya neko
gruopsコマンドを使って、確認しましょう。
groups neko
neko : neko nyanya
nyanyaグループに参加出来ました。
groupdel
グループの削除を行いましょう。groupdelを使用します。
nyanyaグループを削除します。
root # groupdel nyanya
groupsコマンドで確認しましょう。
プライマリーグループを削除する事は出来ないので、注意してください。グループに所属していないユーザーが生まれてしまう可能性があります。
以上、、
- groups
- groupadd
- usermod
- groupdel
グループについてでした。