こちらではファイルとディレクトリについて解説を行います。
ファイルは皆さん知ってますかね?
Excelファイルとかwordファイルとか、ものすごく簡単に言うとデータの塊がファイルです。
ディレクトリは聞いた事ありますか?
Mac使っている人は聞いた事があるかもしれませんね。Windowsだと聞かないですよね。
ディレクトリはフォルダと考えてください。
フォルダは複数のファイル・フォルダをまとめているものです。フォルダの中にフォルダ、、?となるかもしれませんが、、
たとえば、2020年フォルダの中で1月分・2月分でファイルを分けたい時に、2020年フォルダの中にさらに1月フォルダ(1月分のファイルがまとまっているもの)・2月フォルダ(2月分のファイルがまとまっているもの)を作成していると考えて頂くとわかりやすいと思います。
さて、本題へ
ターミナル上で実際にファイルの確認を行いましょう。
その前に、、useraddコマンドを使用してnekoユーザーを作成しておきましょう。
-m(--create-home)オプションをつけて、ホームディレクトリも作成しましょう。(ホームディレクトリは簡単に言うと、nekoユーザーがファイル作成したり出来るプライベートルームと思ってください。他のディレクトリだと権限がないと、ファイルも作れないので)
[root@localhost ]# useradd -m neko
ls
lsコマンドをターミナル上に入力してください。 ファイルの一覧が表示されます。何も出てこなければ、ファイルが存在していない事になります。[neko@localhost ~]$ ls
tyu-ru.txt nabe.txt
上記の場合はtyu-ru.txtとnabe.txtのファイルが存在していますね。
touchコマンドを使って、mike-nekoファイルを作成しましょう。
[neko@localhost ~]$ touch mike-neko.txt
もう一回ファイルを確認しましょう。
[neko@localhost ~]$ ls
tyu-ru.txt nabe.txt mike-neko.txt
完成しましたね。
余談ですが、lsはLiSt filesの略です。Linuxでは、英語を省略した名前のコマンドがよく見られます。コマンドを覚える際に、この考え方を身につけておくと役に立ちます。
cp
作成したmike-nekoファイルのコピーし、kuro-nekoファイルを作成します。cpコマンドを使用します。
[neko@localhost ~]$ cp mike-neko.txt kuro-neko.txt
lsコマンドでファイルのコピーが上手く出来ているかの確認を行いましょう。
[neko@localhost ~]$ ls
tyu-ru.txt nabe.txt mike-neko.txt kuro-neko.txt
上手くできていましたか?
mv
ファイルの名の変更を行いましょう。mvコマンドを使用します。
mvは、ファイルの移動の際に使用する機会が多いです。
kuro-nekoファイルをsiro-nekoファイルに変更しましょう。
[neko@localhost ~]$ mv kuro-neko.txt siro-neko.txt
では、変更を確認しましょう。
[neko@localhost ~]$ ls
tyu-ru.txt nabe.txt mike-neko.txt siro-neko.txt
変更されてますね。
rm
ファイルの削除を行いましょう。rmコマンドを使用します。
tyu-ru.txtファイルの削除を行います。
[neko@localhost ~]$ rm tyu-ru.txt
さあ、確認です。
[neko@localhost ~]$ ls
nabe.txt mike-neko.txt siro-neko.txt
どうでしょうか?
今回はこの辺にしておきましょう。
- ls
- touch
- cp
- mv
- rm
コマンドを覚えましょうね。