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Windows で複数バージョンの Python を使う(2026年版)

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以前投稿した記事をちょこちょこ修正していたのですが、さすがに今回は書き直すかということで新しく書きます。
以前投稿した記事は以下です。

Python が入っていたら消しておきます

前回の記事で環境を作っていたら、いったん消しちゃいましょう。
以下のように、 Windows で python と検索して出てきたものをすべてアンインストールします。

image.png

アンインストールしてもフォルダが消えないことがあるので、その時は自分で消します。

image.png

自分の場合は C ドライブ直下にフォルダを作成してそこにインストールしているため、フォルダごと削除しました。
もしインストールされているディレクトリが分からない場合は、このまま読み進めていただければ今回のインストール先が記載されているため、同じフォルダだった場合は削除するようにしてください。

削除しなくても害がないかもしれませんが、念のため削除することとしています

これで下準備はOK!

Python Install Manager をインストールする

気づいている人はいるかと思いますが、今は「Python Install Manager」なるものがダウンロード可能になっていますよね。
今回はこれを使います。

image.png

以下からダウンロードしましょう。

ダウンロードし実行すると以下のようになるため、「Python のインストール」をクリックします。

image.png

手順に従っていく

Windows Terminal が立ち上がります。
質問に答えていく形で進めていきます。

パス文字列の制限の解除設定

Windows は 260 文字を超えるパスを許可する設定になっていないので、制限を超えられるように設定変更を行ってくれるらしいです。
Windows を使っているとフォルダのネストが深くてファイル名も長いせいでバックアップできないファイルが出てきたりしますが、これで直るのかなぁ。
再起動が必要とか言っていますがそれはそのうちすればいいので、 y と入力してエンターキーを押します。
ユーザーアカウント制御が出てきたら、 OK しましょう。

image.png

PATH の設定

python 実行ファイルを直接呼び出せるように PATH に追加するかどうか選べるようです。
不要なので、 N と入力してエンターキーを押します。

image.png

Python ランタイムのインストール

今の手順では Python Install Manager のセットアップしかしていないので、 Python はまだ入っていない状態です。
後で入れるので、ここは n と入力してエンターキーを押します。
(なぜかここだけ大文字小文字が逆・・・)

image.png

オンラインヘルプ

みなくていいので、 N と入力してエンターキーを押します。

image.png

これで Windows Terminal が閉じました。

Python ランタイムのインストール

ここでようやく Python が使えるようにしていきます。
以前までは、必要な Python のバージョンを適宜インストールしていましたが、 Python Install Manager では以下のコマンドでインストールすることができます。

コマンドプロンプト
py install 3.14

py というコマンドを使用します。
以前の記事をお読みいただいたことのある方ならおなじみのコマンドですね。
実際に実行すると以下のようになります。

image.png

Python のインストール先も記載されているので、従来のインストーラでボタンポチポチでインストールしたためにインストール先がどこか分からない、ということにもなりません。

なお、パッチバージョンまで指定してインストールすることもできますが、これは Windows 向けに提供されているもののみになるようです。
例えば 3.10.13 は Windows 向けがないので、インストールできません。

image.png

その他の py コマンド

キャプチャした画像に使い方がありますが、改めて記載しておきます。

py list

インストールされている Python を一覧表示します。
従来みたいに py --list でも、簡易表示できます。

コマンドプロンプト
py list
# あるいは
py --list

py -{バージョン}

バージョン指定で python を実行するときのコマンドです。
例えば以下のように指定できます。

コマンドプロンプト
# 3.14 で実行したいとき
py -3.14
# 3.12 で実行したいとき
py -3.12

基本的にはバージョン指定で実行することになると思うので、例えば以下のようにして pip を利用します。

コマンドプロンプト
py -3.14 -m pip freeze

デフォルトのバージョンでよければ、バージョン指定は不要になります。

コマンドプロンプト
py -m pip freeze

py uninstall {バージョン}

コマンドが用意されているので、一応記載しておきます。
例えば Python 3.6 をアンインストールする場合は以下のコマンドになります。

コマンドプロンプト
py uninstall 3.6

フォルダがちゃんと消えるのか不安ですが、とりあえず気になったら以下のコマンドを実行すればいいかと思います。

コマンドプロンプト
dir %USERPROFILE%\AppData\Local\Python

余談

簡単にインストールできるようになりましたが、これは実際には以前の方法と大して変わりません。
Windows のインストールされているアプリを見ると分かる通り、従来の Python Launcher が Python Install Manager に置き換わっただけです。

image.png

コマンドも引き続き py なので、例えば venv を使用したい場合も従来通り以下のコマンドでできます。

コマンドプロンプト
py -m venv .venv

venv

前の記事ても書いているのですが、改めて。
Python を取り巻く環境は変わりつつあり、今は uv という Python のバージョン管理と仮想環境の管理のどっちもできるものがありますが、既存システムでは従来通り pip で依存関係のインストールをしているでしょうし、その時の requirements.txt を使ってローカル環境を作って開発をするのがまだまだ現実的だと思うので、引き続き venv を使用します。

venv はプロジェクトごとにパッケージの管理ができる仮想環境ですね。
先走って記載していますが、バージョン 3.14 で仮想環境を作る場合は以下のコマンドを実行します。
(なお、最後の .venv はフォルダ名になり、この名前はなんでも構いません)

コマンドプロンプト
py -3.14 -m venv .venv

たとえば私の GitHub にある learning_python_flask リポジトリを例にすると、以下のように実行します。

image.png

実行後、特に何も起こっていないように見えるかもしれませんが、 .venv というフォルダが作られています。
仮想環境を有効化するには以下のコマンドを実行します。

コマンドプロンプト
.venv\Scripts\Activate

そうすると以下のように、先頭に (.venv) とつきます。

image.png

仮想環境では直接 python コマンドや pip が使えます。

image.png

この状態で pip install すると、構築した venv の仮想環境内にパッケージがインストールされます。
コマンド例としては以下です。

コマンドプロンプト
pip install -r requirements.txt

venv を抜けるときは以下のコマンドを実行します。

コマンドプロンプト
deactivate

おわりに

py コマンド自体は昔から利用してきた人にとっては学習コストがなく、 Python Install Manager への移行もスムーズだと思います。
Python Launcher (従来の py コマンド)を使用していて、そろそろ Python のバージョン管理もコマンドでやりたいな、と思ったら Python Install Manager に移行しましょう👍

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