サマリ
Ubuntu22.04LTS にはRubyがプリインストールされていますが、後からインストールしたbenvとrubyとのバージョンに齟齬が発生しました。
どうやらMacOSとかでもこういう現象がままあるようです。
~$ rbenv local 3.2.3
~$ ruby -v
ruby 3.0.2p107 (2021-07-07 revision 0db68f0233) [x86_64-linux-gnu]
環境
WSL2(windows11)
Ubuntu22.04LTS
原因
ちゃんとrbenvのREADMEに書いてありました。穴があったら入りたい。
要はrbenvが環境変数を利用するために必要な設定が抜けてました。
rbenvが管理するRubyのバージョンを適切に切り替えるためのコマンドを通すためのパスが通ってなかったことになります。
対策
rbenvが参照にしているユーザー設定ファイルを確認します。
$ rbenv init
# Please add the following line to your `~/.bashrc' file,
# then restart your terminal.
eval "$(rbenv init - bash)"
というわけで~/.bashrc
の末尾にeval "$(rbenv init - bash)
と追記しましょう。
なおeval "$(rbenv init - bash)
はシェルに拡張コマンドを追加する機能です。
$ sudo vim ~/.bashrc
※末尾
eval "$(rbenv init -bash)"
設定ファイルを再読込します。
$ source ~/.bashrc
確認してみましょう。
$ ruby -v
ruby 3.2.3 (2024-01-18 revision 52bb2ac0a6) [x86_64-linux]
できましたー。
ちゃんと公式ドキュメントを読めという話でした。