私家版の備忘録。
β版の頃から使っていたロリポップマネージドクラウドを利用する機会が増えたので久々に仕様を再確認し、WordPressサイト構築など軽めのアプリにロリポップマネージドクラウド PHP コンテナを使う時の良さと注意について思ったことを書き出してみた。
Pros
- 一瞬で起動
- フルマネージド
- 安い
- オートスケール対応
- PHP バージョン選択
- キャッシュアドオンあり
- SSH, SFTPのみ
- ログインにパスワードが使用不能で公開鍵認証のみ
- git あり
- きちんとログを吐く
Cons
- SLA なし
- ミドルウェアはいじれない
- 証明書が自前で用意できない(機能として Let's Encrypt のみ)
- Zone Apexで利用できない(CNAME もしくは ALIAS として登録するため)
- 複数ユーザーアカウントをプロジェクトに紐づけられない(共有アカウント前提。公開鍵は複数登録可能)
今の時代に欲しいレンタルサーバーといった方向で便利で安くて最高。
そのシンプルさ故に万が一のサービス廃止を想定をしたとしても余りある便利さ。
ただし仕事で使おうとする場合、開発主体の規約として SLA 記載なしな点や https 用の証明書含めドメイン周りの設定が問題となる可能性はある。
SLA が保証されない場合に使えなかったり、利用する証明書に制限がある場合は諦めるしかなく、 Zone Apex で利用をしたい場合も諦めるか Cloudflare などを前段に置き www サブドメインにリダイレクトさせる等を検討する必要がある。
そういえばいつの間にか WordPress や EC-CUBE など新規アプリケーションテンプレートはなくなっていたが、難しい作業でも無いのでシンプルさを重視して良い気がする。ただし関連するドキュメントが更新されていないっぽいのは気になる。
以上。ハマる構築ではこれ以上便利な PaaS は無い。どんどん使うぞい。