自己紹介
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社のKOTOWARI事業部のフロントエンド開発をしている関根知咲と申します。
略歴はこんな形です。
- 中学校理科教員: 3年6ヶ月
- 株式会社クラベス(受託開発企業):2年10ヶ月
- ピクシーダストテクノロジーズ株式会社: 5ヶ月⇦イマココ
変わった経歴だと思うのですが、なぜエンジニアになったかやハッカソンで行政ニーズ賞とオーディエンス賞を受賞した話などは以下を読んでください!
今年も地味にZennAIのハッカソンに出ていました。受賞はできませんでしたが、「賞金ありのハッカソンに出る」という目標が達成できて良かったです。
なぜPxDTに入ろうと思ったか?
転職を考えた理由は、以下の3点です。
- 「ユーザーに新しい価値観を与えるサービス」に関わりたいと強く思った
- 事業が複数展開してあり、ハードウェア・ソフトウェアどちらも作成している
- 建築DX 配筋検査支援 「TOTTARROW(トッタロー)」のサービス価値に共感した
1. 「ユーザーに新しい価値観を与えるサービス」に関わりたいと強く思った
前職では受託企業であったため、0→1のサービスに携わることが何回もあったり、色々なドメインのサービスに関わることが多く、それもとても楽しかったです。ただエンジニアを目指そうと思った一番の原動力が「ユーザーに新しい価値観を与えるサービスの機能を追求しながら作成するエンジニアになりたい。」でした。
受託開発ではどうしてもお客様側の要望に対してのより良い提案を行うことはできるものの、もっとこういう機能があった方が良いのではないかという案があったとしても、お客様が求めていない機能の提案などは必ずしもできるわけではありませんでした。1つのサービスに対して、ユーザーがどこが使いづらいのかや、どういう機能が必要かを分析をするかについてもお客様次第のところがありました。
自社開発企業で、どんな機能を作成したらどれくらいユーザーが着くのかなどを肌に感じながら開発がしたいと思い転職しました。
2. 事業が複数展開してあり、ハードウェア・ソフトウェアどちらも作成している
2025年度12月現在以下の6つの事業部が存在します。
私はKOTOWARI事業部に所属しております。
- hackke事業部: ヒト、モノの位置を高精度即位
- View of Voice事業部: リアルタイム字幕・翻訳ディスプレイ
- kikippa事業部: ガンマ波サウンドイヤホン・スピーカー
- iwasemi事業部: ガラスに貼れる革新的でクリアな吸音材
- SonoRepro事業部: 超音波ヘアケア・スカルプケアデバイス
- KOTOWARI事業部 : 空間データを用いたDXソリューション ⇦ココ
PxDTでは6つも事業部が存在し、ハードウェアの開発もソフトウェアの開発も行なっています。どちらか一つだけをやっている会社が多い中、弊社ではどちらのエンジニアも同じくらいいます。そのため私の知らない技術をたくさん知ることができるだろうというのと、PxDTじゃないと経験できないことがたくさんありそうと強く思いました。
3. 建築DX 配筋検査支援「TOTTARROW(トッタロー)」のサービス価値に共感した
このサービスではARマーカーを置いて、Insta360という360度カメラで建設現場を撮影し、TOTTARROW(トッタロー)にアップロードするだけで写真帳票が作成できてしまうというサービスです。

従来は撮影しなければいけない部分の鉄筋一つ一つにリボンを結んで、さらに物理的なメジャーを貼って撮影されていたそうです。とても広い建設現場でかつ、たくさんの検査箇所全てを写真に撮って、写真帳票にまとめる作業は考えただけでも大変です...
このサービスでは動画を撮影して、その動画から写真を切り出すということを行なっているので、何度も撮影をしてもらう手間が省けます。また、鉄筋の本数やメジャーもサービス上でチェックができるため物理的に何かを行う必要がありません。今まで人手不足の中、とても大変だった作業をTOTTARROW(トッタロー)で全てできてしまうため、現場業務工数約80%削減に繋がっています。

開発に携わるのであれば、TOTTARROW(トッタロー)のようなユーザーが今までできなかったことができるようになるサービスに関わりたいと思いました。
実際に5ヶ月でやったこと
ライブラリとしての開発
現在TOTTARROW(トッタロー)の核となる機能をライブラリとして開発を行なっています。今までライブラリを開発をしたことが無かったので、リリースの仕方や開発について最初はとても戸惑いました。(今も完全には理解できていないので、早く完全に理解したい。)
今までやってきた開発とは少し違っている部分はありますが、ライブラリとして開発するからこそ考えなければいけないところがあったり、個人的に輪読会で読んでいたEffective TypeScriptの理解がかなり深まりました。
また、360度動画や写真の処理をする開発になってくるので、今までやったことのない分野の開発なのもとても魅力的だなと思います。(個人的にはまだこの部分の開発はやっていないので、これから頑張りたい。)
TOTTARROW(トッタロー)の新機能開発
現在TOTTARROW(トッタロー)のサービスをより良くするために、新機能開発を進めております。
前職ではToCのサービスに携わることが多く、ユーザーの使い方などが理解しやすかったのですが、建設のドメイン知識はかなり難しく、たくさんの業界用語が出てきます。新機能開発をするためにかなり業務フローの細分化・整理をしているため、ドメイン知識の理解が深まりました。
現在は来年のマイルストーンやチームで不安に思っていることを話し合ったり、ワイヤーフレームを作成し、解像度をあげていくようにしております。既存の機能で困っているところなどを挙げて、ユーザーにとって何が必要かというのを絶賛現在進行形でDevチームとBizチームで話し合いながら進めています。
展示会の参加
2025年12月10日〜12日に「第5回 建設DX展」に参加してきました!
私は会社としてサービスの展示会に参加したことが初めてでした。実際に建設会社のお客様にお声掛けをしたり、自分たちが開発しているサービスの内容を説明しました。

最初はとても緊張しましたが、事業部の皆さんに分からないところは聞くことで自分のドメイン理解にかなり繋がりました。お客様と直接お話しすることで「何に興味を持たれているのか」や「どこに良さを感じているのか」、「何を懸念に思っているのか」などを実際に聞くことができたのもとても良い経験だったなと思います。
また、「建設DXアワード2025」において、品質管理・施工管理の省力化支援DXサービス「TOTTARROW(トッタロー)」が、生産性向上(労務)部門賞を受賞しました!これまでのチームの皆さんの日頃の努力が実って受賞できたのではと思い、とても嬉しかったです。

マルチモーダルAIシステムのオフライン化
AIと会話してブレインストーミングができるシステムのオフライン化をする開発に数ヶ月だけ参画しました。
元々はオンラインで動いているものを、オフラインで動く用に開発していくというのが、今まで考えたことがない開発でした。私はフロントエンドの開発のみを行なっていたので、そこまで関係していない部分もあるのですが、以下の点が特に印象に残っている点です。特に音声の入力/出力について意識した開発はしたことが無かったため非常に勉強になりました。
- ローカルLLMを利用
- 音声入力/出力の制御
- 画像の生成/出力の制御
- GPUが必要な開発
PxDTに入って楽しいと感じているところ
1. 様々な事業部があって、それぞれの分野の尖った開発の話を聞ける
上記でお伝えした様に弊社には6つの事業部があり、そこで様々なものを作っています。事業部が複数あるため、それぞれの事業部で何をしているのか分からないことが多くなりがちですが、以下の様な取り組みを行なっています。
- ResDev会議
- 2ヶ月に1回各事業部のハードウェア・ソフトウェアのエンジニアが話をするMTG
- 技術ネタや事業部ネタ、Lightning Talkを持ち回りで行う
- Web Team MTG
- 隔週で各事業部のソフトウェアエンジニアが話をするMTG
- 事業部を超えて議論すべき内容を話す
- 全社会議
- 四半期に1回行われる全社員が出席するMTG
- 各事業部の進捗や偉業(弊社ではすごいことをした人に対して使われる)や感謝を伝える場を共有
- 合宿
- 毎年行われている合宿で、各事業部の事業部長がそれぞれの事業部で何をしているのかや、これから何を考えているかを共有
2. BizとDevがチームとして、ユーザーの声を聞きながらサービスを良くしていく
前職では受託開発かつ今より規模の小さい会社であったため、BizとDevに分かれてサービスを作っていくという経験自体が初めてです。どのような違いがあるか最初は少し不安がありましたが、今はとても楽しいなと思っています。
KOTOWARI事業部では、以下のMTGをBizとDev関係なくMTGを行なっております。そのためBizとDevの距離が近く、議論ができているので、目標に向かってみんなで進んでいっている気持ちをとても感じています。
- レビュー会
- 実際に開発した内容をBizとDev全体で共有
- KOTOWARI進捗定例
- Biz側から現在の契約や進捗などの共有
- 新機能開発に向けたMTG
- Dev側からBiz側に質問したいことの共有
- Biz側からの要望を共有
3. 普通のソフトウェア開発では経験できない開発を経験することができる
上記で記載したように、TOTTARROW(トッタロー)では360度動画や写真を多く扱うため、基本的なWebサービスではない開発を経験することができます。また、適宜他のプロジェクトに入ることもあり、今回でいうと私はローカルLLMを使って既存機能をオフライン化するためにはどうしたら良いかを考えて開発をしたりしていました。
この様な経験はなかなか他の会社ではできないので、ここが他の会社との差別化ではないかと思っております!
今後やっていきたいこと
1. 会社のブランディングを上げていきたい
現在PxDTは6つの事業部で様々な素敵なプロダクトを売り出しているのですが、「PxDTは何をしている会社なのか?」と問いに対して、弊社以外の方がすっと答えられるほどの知名度はまだ築けていないのではないかと思っております。ただ、それぞれの事業部でやっていることはとても興味深いものが多いので、とてももったいないと個人的に感じております。
そのため、これから少しずつ何をやっているのか分かるような発信をいちエンジニアの私からやっていけたら良いなと思っています。来年に向けて少しずつ動いているので、また経過をブログで発信していきます!
2. ユーザーにとって価値のあるサービスとしてTOTTARROW(トッタロー)の新機能を無事リリースしたい
現在新機能の話が少しずつ進んでいて、より良いサービスになるようにBizもDevも現在奮闘中です。今までもっとこうしたかったみたいな声を今はどんどん取り入れて、より良いサービスにしていきたいという思いを持って進めているため、とてもやりがいがあります。新機能開発のリリースに向けて、できる限りスムーズに進むようにしたいかつ、チームのみんなとお客様が納得してもらえるようなサービスになるように、少しずつでもサポートできるように色々提案していけたらなと思っています!
3. エンジニアのチームがより良いチームになるようにどんどんしていきたい
上記でも伝えたようにPxDTではエンジニアの中だけでも様々なMTGでエンジニアチーム一体となって、課題などを話合っています。この場を使ってどんどんエンジニアの満足感を上げるような取り組みを提案できるようにできたら良いなと思っています。
直近では遠方カンファレンスの支援をしてもらえるような案が通り、現在試行運用中です!またこちらもカンファレンスに行った際にブログで発信していきます!また、来年こそは企業ブースをカンファレンスでどこかで出したい...なども計画中です!
最後に
このように現在PxDTはとてもホットなフェーズに入ってきています。各事業部のそれぞれのプロダクトが形になってきていて、これからそれらをどう拡大させていくのか?やどんな新しいプロダクトが生まれるのか?というとても面白いタイミングだと思います。
採用絶賛募集中ですので、是非気になる方はカジュアル面談だけでも受けてみてください〜!
お待ちします〜!
