0.はじめに
業務で、Amazon WorkSpaces と Amazon WorkDocs を使い始めたので、それぞれバックアップとか、ファイルのリビジョン管理とか、どうなっているのか調べてみました。
1.Amazon WorkSpaces
以下のサイトに記載がありました。
Q: ユーザーのデータはどのようにバックアップされますか?
WorkSpace のユーザーボリューム(D:)が 12 時間おきにバックアップされます。WorkSpace に障害が発生した場合、AWS はバックアップからそのボリュームを復旧します。Amazon WorkDocs Sync が WorkSpace で有効になっている場合、ユーザーが同期を選択したフォルダは継続的にバックアップされ、Amazon WorkDocs に保存されます。
どうやら、
D ドラを12時間おきに自動でバックアップするけど、何かトラブルが起こったら、最大過去12時間分のデータが消えちゃう可能性があるので、Amazon WorkDocs Sync を有効にして同期する様にしてね。
と、いうことみたいです。
EC2 での AMI と同じ様な位置付けで、カスタムイメージというものもありますが、自動バックアップの機能があるので、こちらはあくまでキッティング時の元イメージとして使うのが良いみたいです。こちらは、逆に C ドラのデータは保存されますが、D ドラのデータは保存されないみたいです。デフォルトの作成上限も5個となっています。
以下、
参考になるサイトです。
- Amazon WorkSpacesの自動バックアップについて調べてみました | Developers.IO
- Amazon WorkSpacesの利用上の注意点 | HIGHWAY for AWS
- AWSでWindowsが使いたい人へ EC2とWorkSpacesの違いをまとめました | Developers.IO
2.Amazon WorkDocs
で、
同期に利用する Amazon WorkDocs はどうなっているの?
と思い、
ネットで情報を探すもなかなか見当たらず…、問い合わせをしたところ、以下の様な回答を頂きました。
Amazon WorkDocsは、マネージドサービスとしてWorkDocs上の保存されたデータをリージョン内で冗長性を持たせて管理しており、Amazon S3サービスへのバックアップが必要ないように設計されております。
とのこと。
以下のサイトにも同様の内容の記載がありました。
Q: Amazon WorkDocs はファイルをどこに保存しますか? また、ファイルは安全ですか?
Amazon WorkDocs は、完全マネージド型のサービスです。ファイルは、ミッションクリティカルなデータが失われないように設計された AWS の高耐久性ストレージインフラストラクチャを使用して保存されます。Amazon WorkDocs に保存されているすべてのファイルとコメントは暗号化されています。
で、リビジョン管理はというと、
以下のサイトを教えて頂きました。
とういうことで、
しっかりリビジョン管理もしてくれるみたいです。
以下、
参考になるサイトです。
99.ポイント
- Amazon WorkSpaces には自動バックアップの機能があるので、こちら側で何か設定する必要は無い。
- ただ、バックアップの間隔が12時間なので、リビジョン管理もできる Amazon WorkDocs へ同期する様に Amazon WorkDocs Sync を有効にしておく。
- あと、バックアップ対象は D ドラで、C ドラは含まれないので、C ドラにデータ(ファイル)は保存しない。
- キッティング用には、カスタムイメージを利用する。
XX.まとめ
ということで、
簡単ですが、まとめてみました。
Amazon WorkSpaces と Amazon WorkDocs をうまく利用して、開発や検証の環境をすぐに用意できる様になって、嬉しい限りですね。
AWS さん、
ありがとう♪