CloudFront と ALB 適用済みの WordPress サイトにおいて、IP アドレスによって所定の EC2 インスタンスへリクエストを振り分ける

０．はじめに

先日、以下の対応を行なって、

• CloudFront や ALB 適用済みの WordPress サイトにおいて、新しいバージョンの AMIMOTO AMI (Amazon Linux) へのリプレースをしてみる。 - Qiita

その後、どういう風に検証すればいいのかなぁ、と思っていたんですが、

調べたところ、ALB で IP アドレス毎にターゲットグループへの振り分けが、(なんとか…)できるみたいだったので、試してみました。

　
こちらの記事が非常に参考になりました。

• CloudFront→ELB→EC2構成におけるIPアドレスのアクセス制御 - GeekFactory

ありがとうございました！

🙇‍♂️

１． 新しいターゲットグループの作成 と 所定の EC2 インスタンスの追加

1. 以下の記事の手順を参考にして、新しいターゲットグループを作成します。
   • CloudFront 適用済みの WordPress サイトに ALB を適用後、ALB - WordPress 間を HTTP(80番) で通信させてみる - Qiita
2. 新しいターゲットグループに、所定の EC2 インスタンスをターゲットとして追加します。

２． ALB のリスナーのルールの変更

1. 以下のサイトから、自身の端末の IP アドレスを確認します。
   • あなたの IPv6 をテストしましょう。
   • 
2. 以下の ALB のコンソールへアクセスし、所定の ALB を選択します。
   • ロードバランサー | EC2 Management Console
3. 「リスナー」タブを選択し、「ルールの表示/編集」リンクからルールの編集を行います。
   
   
   
4. 以下の設定を参考に、ルールを必要な数分追加します。
   • IF
     • HTTP ヘッダー :
       • X-Forwarded-For
         • *XXX.XXX.XXX.XXX* ※ IPv4 の場合
         • *XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXXX* ※ IPv6 の場合
     • ホスト :
       • ※ 所定のホスト ex) ~~~~.com
   • THEN
     • 転送先
       • ※新しく作成したターゲットグループ ex) XXXX-ALB-Routing-HTTP-New
   • 
   • ※ 参考
     • Application Load Balancer のリスナールール - Elastic Load Balancing

３． 実際にブラウザからアクセスして、想定どおりに振り分けが行われているかの確認

1. 以下の記事を参考にして、nginx のアクセスログで確認します。
   • ELB経由のnginxでアクセス元IPアドレスをアクセスログの$remote_addrとして書くようにする - Qiita
   • remote_addrとかx-forwarded-forとかx-real-ipとか - Carpe Diem

９９．ハマりポイント

• そこまでではないですが…。
  
  
  
• ALB のリスナーのルールの設定で、HTTP ヘッダーの X-Forwarded-For の値の設定がちょっとわからなかったです…。
• 正規表現がどこまで使えるのか？など。
• 実際に、今回の設定は微妙に厳密ではないので、その点ご注意下さい。

ＸＸ．まとめ

検証とか、どうしようかな…。

と思っていて、

CloudFront とかも含めた、検証環境を構築するのとか、メンドイ…。

と思っていて、

何とか、この方法でブルーグリーン出来そうなので、良かったです。

ご参考になれば♪