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インターンシップを運営して学んだこと

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Last updated at Posted at 2026-09-29

はじめに

株式会社パレットリンクの@kusakabeFumaです。
今回の社内インターンを通して、私が特に強く学んだことは「自分を基準に考えない」ということです。
では、なぜそう感じたのか。実際のインターン運営で経験した出来事を紹介します。

インターンシップの内容

社内インターンについて1回目と2回目を運営した際の内容について

使用技術

  • バックエンド:SpringBoot
  • フロントエンド:Vue.js
前半 後半
1回目 必要要件を記載した資料を配布し、既存のWebアプリに1画面を追加(個人・AI禁止) 既存のWebアプリに追加する機能をチームで企画・開発
2回目 必要要件を記載した資料を配布し、既存のWebアプリに1画面を追加(個人・AI禁止・フロントのみ) クライアントから情報を引き出し、その情報をもとに架空の施設のWebアプリをチームで企画・開発

社内インターンで学んだこと

今回のインターンでは、参加するインターン生に実際に開発を行ってもらうため、事前に資料を作成したり、課題の内容や進め方を考えたりしました。
資料を作成している段階では、「この説明なら分かるだろう」「このくらいの難易度なら問題なく進められるだろう」と、自分自身の知識や経験を基準に考えている部分がありました。
しかし、実際にインターンを始めてみると、想定していた通りには進まないことが多くありました。

自分を基準に考えない

1. 経験者だからできるとは限らない

1回目の前半では、とある画面の要件などをまとめた資料を配布し、その内容をもとに、AIを使わずに画面を作成してもらいました。
こちらとしては、開発経験者も参加していたため、資料を確認しながら進めてもらえば、ある程度スムーズに進むだろうと考えていました。
しかし、実際にはこちらが想定していた以上に作業が進みませんでした。
特に印象に残っているのが、経験者であってもデータベースを触ったことがない人もいたことです。
「経験者ならデータベースくらいは分かるだろう」と勝手に考えていましたが、実際には経験者であっても、それまでに触れてきた技術や分野は人によって大きく異なります。
また、これまでの開発でもAIを利用することが多かったため、AIを使えば開発できるものの、自分自身でコードを書いたり、仕組みを理解したりする経験が少ないという人もいました。
自分にとっては当たり前の知識でも、相手にとっては初めて触れるものかもしれない。逆に、自分が難しいと思っているものを、相手は簡単に理解できる場合もあります。
そのため、「経験者だからこれくらいはできるだろう」という考え方自体が、自分を基準にした考え方だったと感じました。

2. 「例を用意すれば伝わる」とは限らない

2回目の後半では、最初に必要最低限の要件だけを伝え、その後、チームごとに質問をまとめてクライアント役に質問してもらい、必要な情報を引き出すという形式にしました。
そして、集めた情報をもとに、架空の施設のWebアプリを企画・開発してもらいました。
開発に入る前には、作成するWebアプリについての画面遷移図、画面デザイン、機能一覧などを簡易的に作成してもらいました。こちらとしては、作成方法が分かりやすいように例も用意していたため、
ある程度は例に沿って作成されるだろうと考えていました。
しかし、実際に提出されたものを見ると、例を用意していたにもかかわらず、こちらが想定していたものとは大きく異なる形で提出されたグループがありました。
また、AIに要件を入力し、そこで出てきた回答をほとんどそのまま資料に載せたような、他者だけでなく自分自身が見ても内容を理解できるのかという点が、十分に考慮されていない形で提出したグループもありました。
ここでも、「例を用意して説明しておけば、意図した形で作成してもらえるだろう」と、自分を基準に考えていたことに気付きました。
自分が例を見たときに理解できることと、相手が同じ例を見て同じように理解できることは別です。
また、AIを使えば資料そのものは短時間で作成できますが、AIが出した内容が本当に自分たちの考えているものと合っているのかを確認しないまま使用してしまうこともあります。
この経験から、資料の例を用意するだけではなく、「なぜこのように作るのか」「どこまで自分たちで考える必要があるのか」そして「誰が見るのか」まで明確に伝える必要があると感じました。

3. 資料は実際に使ってみて初めて分かる

今回のインターンでは、資料作成についても多くの反省がありました。
前半と後半に分けて資料を作成しましたが、前半の資料については、作成した時点では問題ないと思っていました。
しかし、実際に使用してみると、説明が足りない部分や追加した方がよい内容が多く見つかり、結果としてかなりの修正を行うことになりました。
自分では「これくらい説明しておけば分かるだろう」と思っていても、実際に資料を使う側からすると、前提となる知識が足りなかったり、説明が不足していたりすることがありました。ここでも、資料を作る側である自分を基準に考えてしまっていたと感じました。
そのため、2回目以降のために作成した後半の資料についても、「これで完璧だ」と考えるのではなく、実際に使用してみなければ分からない部分があると考えるようになりました。
また、3グループ目では自分がインターンに参加しない予定のため、途中で資料の変更や追記をしなくても進行できるよう、これまでの経験や反省点をできるだけ資料に反映しました。
この経験から、資料は一度作成して終わりではなく、「自分にとって分かりやすい資料」ではなく「実際に使う人にとって分かりやすい資料」になっているかを考え、実際に使用した結果をもとに改善していくものだと学びました。

最後に

今回の社内インターンを通して、技術的な知識だけではなく、教える側としての考え方についても多く学ぶことができました。
その中でも一番強く感じたのが、やはり「自分を基準に考えない」ということです。
「これくらいなら分かるだろう」
「経験者ならできるだろう」
「この資料なら伝わるだろう」
「このくらいの量なら期限内に終わるだろう」
今回のインターンでは、このような自分の中の「だろう」という予想が何度も外れました。
しかし、それは決して悪いことだけではありませんでした。
実際に人にやってもらったことで、自分では気付けなかった問題を見つけることができ、資料や進め方を改善するきっかけにもなりました。
今後、誰かに何かを教えたり、資料を作成したりするときには、自分の知識や経験だけを基準にするのではなく、「初めてこの内容に触れる人から見たらどう感じるか」を意識して作成していきたいと思います。
そして、今回のインターン運営を通して得た経験や反省点を自分だけのものにせず、今後の業務や次回以降のインターン運営に関わる人たちの糧として残していけたらと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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