セッション概要
本WorkshopはAWS Elemental Media Servicesを使用して、FASTチャンネル(後述で説明)を構築するといった内容になります。
今回も普段は全く関わりのない分野なので、良い機会だと思い参加してきました。
セッションレベル
- 300 - Advanced
トラック
- Industry Track (IND)
スピーカー
- Christer Whitehorn, Principal Solutions Architect, AWS
サポーター
前回に比べ少し多めの6名ほどのサポーターの方が巡回されており、困った場合には即座に質問できるスタイルとなっていました。
参加者
- おおよそ50人くらいの感覚
- 席のキャパに空きはほぼなかった。
概要
Take your existing video content library in any format and generate a complete free ad-supported streaming TV (FAST) channel. This workshop utilizes all AWS Elemental Media Services and shows you how to go from having unstructured video collections to a linear multi-bitrate stream with monetization built in for a fraction of the traditional playout costs. You must bring your laptop to participate.
既存のビデオ コンテンツ ライブラリを任意の形式で取得し、完全な無料の広告サポート ストリーミング TV (FAST) チャネルを生成します。 このワークショップでは、すべての AWS Elemental Media Services を利用し、構造化されていないビデオ コレクションから、従来のプレイアウト コストのほんの一部で収益化が組み込まれたリニア マルチビットレート ストリームに移行する方法を示します。 参加するにはノートパソコンを持参する必要があります。
Workshop内容
Workshop Studioが提供されるため、それぞれこちらのAWSアカウント内にて構築等を行います。
アジェンダ
120分のWorkshopでしたが大体100分ほどで最後まで完了し6割ほどの方が先に抜けれらていました。
FASTチャンネルとは
FASTチャンネルはYoutubeやNetflixなどとも異なり、新たな形態として
広告付き無料テレビ配信サービス(FAST=Free Ad-Supported Streaming TV) を提供しているそうです。
無料の広告付きストリーミングTVのことで、ロク(Roku)の「ロクチャンネル(Roku Channel)」やAmazonの「IMDb TV」、ウォルマート(Walmart)の「ブードゥー(Vudu)」、バイアコム(Viacom)の「プルートTV(Pluto TV)」「ズモ(Xumo)」「トゥビ(Tubi)」のようなサービスを表します。
https://digiday.jp/digiday_plus/wtf-is-fast/
また、米国ではコネクティッドTV(インターネット回線に接続されたテレビ端末)でのFAST利用世帯が昨年から急激に増加し、
現在はコネクティッドTV所有世帯の約60パーセントがFAST利用世帯とのことです。
AWSエッジでのセキュアなメディア配信
CloudFront経由で使用する場合、個別のアクセストークンを発行することで、追加のセキュリティレイヤーを提供するといった内容が説明されていました。
以下のサイトにてスライドに記載されているハンズオンが日本語でありますので、興味がある方はチャレンジしてみても良いかと思います!
https://aws.amazon.com/jp/solutions/implementations/secure-media-delivery-at-the-edge/
Workshopの目的
作成するアーキテクチャ
今回作成するアーキテクチャ図は以下の通りです。
作業環境にはCFnテンプレートでCloudFrontやS3などは構築された状態からのスタートとなりました。
完成した物
再生用のWeb画面から、こちらで予定した時刻にLive配信がスタートし、設定した順番でビデオコンテンツと広告が流れるのが確認できました。(スクショで上手く伝わらない。。w)
広告
コンテンツ
まとめ&感想
- AWS Elemental Media Servicesについては、自分のように初めて使う人でも使いやすいようにどのサービスもUIが簡素化されていて驚きました!
- FASTチャンネルはまだまだ日本では展開が進んでいないと思うので、今後に期待しております!
- 弊社のstreampackというサービスでも同様のAWSサービスが使用されており、改めて仕組みを知る良い機会になりました。