はじめに
この記事は、産技品川 Advent Calendar 2025 1日目の記事です。
産技品川の人(在校生、OB/OG、教員など)はぜひ参加してください!!
タイトル通り、今年のロボコン部としての活動を振り返ります。
3月に行われた関東春ロボコン2025と、10月に行われた高専ロボコン2025 関東甲信越地区大会での経験から考えたことについて書きます。
自己紹介
産技品川で高専ロボコンやってるJK(情報系高専生)です。kosen24sの制御班。
関東春ロボコン2025/高専ロボコン2025の両方で制御と操縦を担当しました。
Twitterはこれ
高専ロボコンとは
アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)は、1988年から始まった、若い人たちに既成概念にとらわれず「自らの頭で考え、自らの手でロボットを作る」ことの面白さを体験してもらい、発想する事の大切さ、物作りの素晴らしさを共有してもらう全国規模の教育イベントです。
全国の高専学生が、毎年異なる競技課題に対し、アイデアを駆使してロボットを製作し、競技を通じてその成果を競うもので、発想力と独創力を合言葉に毎年開催され、2025年で38回目を迎えます。
高専ロボコンHPより
関東春ロボコン2025に参加して
動画リンク
ハニーギャザーズとして参加しました。
結果は予選敗退。予選の第1試合は敗北、第2試合では勝利しました。どちらもVゴール自体は達成できました。
ルールブックの読み込みが浅かったことによって無駄な工程を踏んでしまったのが反省点。また、第2試合では足回りのネジを強く締めすぎたのが原因でタイムロスしました。
大会の約3週間前にロボットを動かして練習できる状態にできたところはよかったと思います。練習時間の重要性も実感しました。
高専ロボコン2025に参加して
動画リンク
産技品川Aチーム「門星」の操縦者として参加しました。メンバーとしては初めての本大会でした。
結果は予選敗退。予選の第1試合は審査員判定で勝利、第2試合では柱の高さで敗退しました。
ロボット自体は前日のテストランや試走で完璧に動いていたので、あとは操縦にかかっているという状態でした。ですが第1,2試合の両方で直前にトラブルが起きてしまい、思うように競技を遂行できませんでした。
第1試合では接触不良でロジック側の電源が入らず、初手リトライで直していました。
第2試合では、試合の直前にCANターミナルを増設して予備のPAコネクタをすぐ使えるようにしてもらいました。しかし、そこでコネクタの差し間違いが起きて、ロボットのサイドアームの動きがおかしくなってしまいました。
よくよく考えれば柱1つくらいは持って行ける状態だったので悔しいです。
せめてもの供養ですが、Twitterに動いている様子のロボットとロボット・台車の画像があるので見てもらえると嬉しいです!
※ここからは私個人の意見です※
こうすべきだったところ
- 機体の調整をした後に試走する
特に機体自体の調整をした後は動かしたほうがいい。 - ルールブックを読んでから人間ロボコン
高専ロボコン2025ではやりました。ルールの認識が合ってるか確認しやすいし、どのような機能が必要なのか考えやすい気がする。 - 練習期間をできるだけ長く作る(そのために機体を早く完成させる)
特に関東春ロボコン2025では練習期間を長く取れたため、操縦にだいぶ慣れた状態で本番に挑めたのがよかった。とにかくロボットを動かして修正しての繰り返しをできるだけ多く実行するべき。
これからやるべきこと
- コミュニケーション問題の解決
特に高専ロボコン2025ではコミュニケーション不足がだいぶあったと思います。実際これに関する問題が多く起きました。(進捗共有が不十分だったり、ある班の進捗が大きく遅れてるにも関わらず声をかけなかったりなど)
チームリーダーなどマネジメントする立場の人は、進捗を積極的に聞きに行ったり、定期的にチームメンバーの人と喋りに行ったりしたほうがいい。部室が機械班と回路・制御班で分かれてるからってそれをサボらない。
チームメンバー同士思ってることは伝え合う。(言わないと何も伝わらないしコミュニケーション不足に繋がる)
Discord鯖の活動をもっと活発にして発言しにくい雰囲気を取っ払う。etc...
これらのように、技術力うんぬんより前提の部分を改善していくべき。 - 教育体制の改善
PICマイコンのレジスタ直打ちを初っ端から教えるのはやめます。
回路制御において一定の勉強期間は必須だと思うので、そこでできるだけ楽しみながら必要なスキルを身につけられるかが重要そう。
できるだけいろいろな資料をより多くの人が書いて残していきたい。 - やる気・モチベ問題
正直どうすれば解決できるのかわからない…
最後に
ギスギスしたり他の人とのやる気・モチベの差を感じて辛くなったり、いろいろあったけど、ロボコンは楽しいなと改めて実感しました。
来年こそ本番で競技を完遂して、おもしろい・すごい と思ってもらえるようなロボットを作ります。