MAMPを使用して、wordpressの環境構築を行う

はじめに

wordpressがPHPで動いていることから、MAMPを使用してwordpressの環境構築を行なってみたので備忘録として残します。

今回使用するプロジェクトディレクトリを作成する

任意の場所に、あらかじめプロジェクトディレクトリを作成しておきます。

MAMPのインストール

公式からダウンロードする。
※M１チップのAppleを使用しています。
https://www.mamp.info/en/mamp/mac/

ダウンロード→ダウンロードしたファイルをクリック→上記のようなインストーラーが立ち上がります。
同意やインストール先を聞かれるので「続ける」をクリックし、インストールは完了です。

あらかじめ作成しておいた、プロジェクトディレクトリにMAMPを移動します。

MAMPを起動する

インストールしたMAMPを起動すると上記のような画面が開かれます。

・Document root
・web server
・PHP version
この3つを設定することができます

左上の歯車マークをクリックすると、設定画面が開かれます。

ここでそれぞれの設定を行なえます。

wordpressの入手

wordpressの公式からダウンロードします。
※右上に「wordpressを入手」とあるのでクリックします。
https://ja.wordpress.org/

ダウンロードが完了すると、.zipファイルがフォルダにあるので開きます。
開くとwordpressのソースや設定ファイル一式が入ったディレクトリが表示されます。

wordpressディレクトリをデスクトップに移動し、使用する度に複製すると便利です。

入手したwordpressディレクトリの名前を任意のものに変更し、MAMP/htdocs配下に配置します。

httpd-vhosts.confファイルの編集

<VirtualHost *:80>
    ServerAdmin [e-mail]
    DocumentRoot "/environment/mamp-wordpress/MAMP/htdocs/local_sample_wordpress"
    ServerName dummy-host.example.com
    ServerAlias www.dummy-host.example.com
    ErrorLog "logs/dummy-host.example.com-error_log"
    CustomLog "logs/dummy-host.example.com-access_log" common
</VirtualHost>

<Directory "/environment/mamp-wordpress/MAMP/htdocs/local_sample_wordpress">
  order deny,allow
  allow from ALL
</Directory>

MAMPのデフォルトのドキュメントルートを試しに変更してみた（結果としてエラーになりました）

デフォルトの設定だと、
Mac → Application/MAMP/htdocs
Windows → C:\MAMP\htdocs

このデフォルトの設定を変更するには、MAMPの歯車マークの設定からでは変更できなかったので、以下の設定ファイルを変更してみます。

MAMP/conf/apache/httpd.conf

#
# DocumentRoot: The directory out of which you will serve your
# documents. By default, all requests are taken from this directory, but
# symbolic links and aliases may be used to point to other locations.
#
# MAMP DOCUMENT_ROOT !! Don't remove this line !!
DocumentRoot

// 以下のデフォルトパスを任意のパスに変更します
"/environment/mamp-wordpress/MAMP/htdocs/local_sample_wordpress"

#
# This should be changed to whatever you set DocumentRoot to.
#

// 以下の行も、上記のドキュメントルートと同様変更します。
<Directory "/environment/mamp-wordpress/MAMP/htdocs/local_sample_wordpress">
    Options Indexes FollowSymLinks
    AllowOverride All　→ ここはデフォルトだとNoneになっていたのでAllに変更してみました
</Directory>

このように変更すると、MAMPのドキュメントルートが変更されて反映されているのが確認できました。

変更は反映されましたが、apacheの再起動を行ったら、
Apache couldn't be started. Please check your MAMP installation and configurati
apacheが起動できずlocalhostも404エラーになっていました。

ここは別記事にて、解消できるか検証してみます。

Webサーバーの起動

あらかじめWebサーバーを立ち上げている状態で、先ほどのhttpd.confファイルを変更した場合、Webサーバーを再起動させてください。

MAMPの右上の「start」をクリックすると、Webサーバーが立ち上がり、ブラウザ上に画面が表示されます。
開いた画面の下に進むと以下の画面が表示されます。

MySQLの項目をクリックすると、phpMyAdminへ遷移できるリンクが表示されるので遷移します。

DBを作成する

wordpressはDBを使用して動作するようになっているため、DBを作成するのは必須です。

Webサーバーを起動したら、phpMyAdminへアクセスします。
http://localhost:8888/phpMyAdmin/
※必ずしもphpMyAdminを使用してDBを作成しなくてはいけないわけではないです。ここはお好みで。

「新規作成」をクリックすると、

このような画面が表示されるので、任意のDBの名前と照合照準を設定します。「作成」をクリックして作成します。
左のメニューバーに作成したDBが表示されます。

今回は、環境構築→初期のページ表示のみなのでDBへインポートは行いません。

wordpressの設定

wordpress内にある、wp-config-sample.phpファイルをwp-config.phpにリネームし、以下のように編集します。

wp-config.php

// ** Database settings - You can get this info from your web host ** //
/** The name of the database for WordPress */
define( 'DB_NAME', 'local_sample_wordpress' ); // phpMyAdminで作成したDB名に変更

/** Database username */
define( 'DB_USER', 'root' ); // 変更

/** Database password */
define( 'DB_PASSWORD', 'root' ); // 変更

/** Database hostname */
define( 'DB_HOST', 'localhost' ); // デフォルトのまま

変更後、MAMP Webサーバーを再起動し、「My Website」へ遷移するとwordpressの言語選択画面へ遷移します。

言語を選択したら、「次へ」をクリックします。

wordpressの設定画面へ遷移するので情報を入力します。
情報入力が終わったら、インストール→完了ページが表示されるので「ログイン」へ進みます。

この設定画面へ遷移できたら、wordpressの設定は完了です！

phpMyAdminにsqlファイルをインポートする

任意の場所で、hello_world.sqlファイルを作成します。

hello_world.sql

CREATE TABLE hello_world (
    text VARCHAR(255)
);

INSERT INTO hello_world (text) VALUES ('Hello, World!');

作成したsqlファイルをwordpressディレクトリ内に移動します。
※ここは移動しなくても大丈夫ですが、まとめたかったので移動しました。

phpMyAdminを使用して、sqlファイルをインポートします。

インポートが成功すると上記のように表示されます。

カスタムテーマを作成する

また実施したら更新します。