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homebrew で openssl 1.0 がインストールできなくなっています

Last updated at Posted at 2019-12-17

はじめに

個人的に php-build のコントリビュートをちょこまかとしてるですが、先月末くらいから PHP5 系のCIが「なにもしてないのにこわれた」状態になったため、なぜだろうと調べていたら、タイトル通りのことが起きていた。

なぜこんなことがおきたのか

発端は、 OpenSSL 1.0 が 2019/12/31 に EOL を迎えるということで、homebrew としては、EOL になるものは配布をやめようという動きにともなってということになります。

で、その動きに関連した pull-req が次のものたちです。

これらが 2019/11/22 に master にマージされてます。 結果、openssl 及び openssl@1.0 は削除され、 opensslopenssl@1.1 のエイリアスとなりました。

2019/12/31 に EOL を迎えるにあたって、openssl@1.0 としてしばらく存続させるのではなくて、ざっくり消したのはかなり乱暴な気がしなくもない...

それでも OpenSSL 1.0 系を使いたい場合

次のようにすれば、OpenSSL 1.0.2t をインストールすることはできます。

brew install https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/homebrew-core/64555220bfbf4a25598523c2e4d3a232560eaad7/Formula/openssl.rb

上記のコマンドをインストールすることにより、 /usr/local/Cellar/openssl/1.0.2t に OpenSSL 1.0.2t を入れることはできますが、homebrew としての openssl パッケージは openssl@1.1 を向いているので、これを使うにはそれぞれのソフトウェアでちょっと工夫が必要になります。

phpenv/php-bulid の場合

phpenv/php-build の場合は、以下のようにすれば、PHP5 系の build ができます。

PHP_BUILD_CONFIGURE_OPTS="--with-openssl=/usr/local/Cellar/openssl/1.0.2t" phpenv install 5.6.40

さいごに

それにしても homebrew 思い切った舵取りをしてきますよね。まぁ、EOL になったソフトウェアをずるずると使えるようにし続けるというのはあれだとは思いますが、EOL 前に削除してしまうというのはちょっと驚きました...

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