概要
何回かに分けて線形代数についてまとめていきます。
今回は、行列ってそもそもなんだっけ?ってこと。
全てが正確な説明ではないので、ご了承ください。
ちなみにおススメの本はプログラミングのための線形代数です。
行列の意味
行列は、基底の変換を行う関数です。
\begin{pmatrix}
a & b \\
c & d
\end{pmatrix}
\\
↑こういうやつです
とはいえ、それだけ言われても良く分からないので
以下の例で理解を深めましょう。
一般的なxy座標は、基底を
x =\begin{pmatrix}
1 \\
0
\end{pmatrix}
,
y =\begin{pmatrix}
0 \\
1
\end{pmatrix}
としています。
ここで、以下の基底α,βから、一般的なxy座標に基底を変換することを考えます。
*基底とは座標軸のこと
α =\begin{pmatrix}
2 \\
1
\end{pmatrix}
,
β =\begin{pmatrix}
1 \\
2
\end{pmatrix}
基底α,β上の点(2,1)はxy座標ではどの点に対応するか?
それを計算するのが以下です。
\begin{pmatrix}
α,β
\end{pmatrix}
\begin{pmatrix}
2\\1
\end{pmatrix}
=
\begin{pmatrix}
2 & 1 \\
1 & 2
\end{pmatrix}
\begin{pmatrix}
2\\1
\end{pmatrix}
=
\begin{pmatrix}
2×2+1×1\\
1×2+2×1
\end{pmatrix}
=
\begin{pmatrix}
5\\
4
\end{pmatrix}
上記で、分かったことは
α,β上の点(2,1)はx,y上では(5,4)に対応していることです。
まとめ
- 行列は基底の変換をするもの。
では、お疲れさまでした。