WindowsにMariaDBのローカル環境を構築した際の備忘録です。
基本的には自分用の備忘録として作成していますが、
ここに記載することで他の方のお役に立てることができれば嬉しいです。
もし記事に関する問題点や不備、誤りがございましたら、遠慮なくご指摘いただけますと幸いです。
また、MariaDBに関して知っておいた方が良いことやおすすめの方法などがありましたら、ぜひ教えていただけると嬉しいです!
どうぞよろしくお願いいたします!
環境情報(ローカル)
OS:Windows11(64bit, 22h2)
CPU:Intel(R) Core(TM) i7-8565U CPU @ 1.80GHz 1.99 GHz
Ram:16GB
Storage:1TB(Dドライブ)
MariaDB情報
基本情報
バージョン:11.0.2
種類:MariaDB Server
ダウンロード時の詳細情報
MariaDB Server Version:MariaDB Server 11.0.2
Operating System:Windows
Architecture:x86_64
Package Type:MSI Package
公式サイト:https://mariadb.org/
MariaDBのダウンロード
1.公式サイト( https://mariadb.org/ )にアクセス
2.Webサイト画面上部(ヘッダ部分)の「Download」をクリック
3.求めているMariaDBの種類やバージョンを選択し「Download」ボタンをクリック
4.「mariadb-11.0.2-winx64.msi」がダウンロードできていることを確認する
→注意)選択内容が「ダウンロード時の詳細情報」の場合
ボタン位置(2023年6月時点の状況です。)
2.Webサイト画面上部(ヘッダ部分)の「Download」をクリック
3.求めているMariaDBの種類やバージョンを選択し「Download」ボタンをクリック
MariaDBをインストールする
1.先ほどダウンロードした「mariadb-11.0.2-winx64.msi」を起動する。
2.インストーラーの指示に従い必要項目の確認をする。
2-1.「End-User License Agreement」
ライセンスの内容を確認し、
「I Accept the terms in the License Agreement」にチェックをつける
2-2.「Custom Setup」
インストールするアプリ及び保存先を指定する。
* 私の設定内容
インストールするアプリ:すべてインストール(デフォルト)
保存先:D:\f_db\mariadb\mariadb11.0.2
(デフォルトの保存先:C:Program Files\MariaDB 11.0\)
2-3.「Default instance properties」
パスワードの有無とパスワード、リモートアクセスの可否、
UTF8をデフォルトの文字コードにするか否か、データの保存先を指定する。
* 私の設定内容
パスワード:あり
リモートアクセス:否
文字コードをUTF8にするか:有効化
データの保存先:D:\f_db\mariadb\mariadb11.0.2\data
2-4.「Default instance properties」
windowsのサービスに登録するか否かと、
使用するポート、Innodbエンジンの設定を行う。
* 私の設定内容(すべてデフォルトを選択)
登録サービス名:MariaDB
TCP port番号:3306
Innodbエンジン設定
buffer pool size:2034MB
Page size:16KB
*Innodbエンジンの設定内の、「Buffer pool size」と「page size」が何を設定しているかわからず...
なんとなく、同時に処理できるデータサイズなような気がするもののわかりませんでした...
後ほど調べて分かったら記載しておきます...
2-5.「Ready to install MariaDB 11.0(x64)」
特に問題がなければ「install」を押下する。
「install」時にUACが出た場合は「はい」を選択。
2-6.「Completed The MariaDB 11.0(x64)Setup Wizard」
「Finish」を押してインストールウィザードが終了するのを確認する。
パスの設定と動作確認
1.MariaDBのbinまでのパスを登録する
2.コマンドプロンプトで「mariadb -V」を実行しバージョン情報等を確認する
「mysql from 11.0.2-MariaDB, client 15.2 for Win64 (AMD64), source revision 」
が出力されれば問題ないと思います。
(source revisionの後に何文字かの文字列が出力されますが、
実行したユーザーによって出力される内容が異なるようであるため省略しています。)
おわりに
以上でMariaDBのローカル環境の構築は完了です!
下記にアンインストールの方法と、参考にした資料を記載しておりますので確認をお願いします!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
(おまけ)MariaDBのアンインストール方法
A.「mariadb-11.0.2-winx64.msi」を利用した方法(非推奨?)
今回ダウンロードしたインストーラーを再起動すると下記の画像のようにオプションが表示されます。
この中の「Remove」を選択しその後の指示に従いながらオプションを選択するとアンインストールできます。
また、ほかの内容は確認したのみで、試せていないので確実なことは言えないのですが、
「Change」では、「2-2.「Custom Setup」」でインストールしたアプリの変更、
「Repair」では、インストール内容の修復を実施できるようです。
覚えておくといつか役に立つかもしれません。
B.「Windowsの設定の「アプリ」を使用した方法」
B-1.バックアップの取得
B-2.サービスの停止
管理者権限で実行したコマンドプロンプトにて「net stop mariadb」を実行
B-3.Windowsの設定の「アプリ」から「MariaDB」を検索し削除
B-4.インストールディレクトリの削除
ChatGPTにてMariaDBのアンインストールを確認したところ、msiを使用したアンインストールは非推奨である場合があるようです。開発者の推奨するアンインストール方法を調べたもののわからなかったため、OSの正規のアンインストール手順とともに記載しておきます。
(ご存じの方がいらっしゃいましたらご教示いただけますと幸いです!)
参考資料
JavaDrive「MariaDBのダウンロードとインストール」
JavaDrive「コマンドラインツールにPATHを設定する」
Microsoft「Windows でアプリとプログラムをアンインストールまたは削除する」