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Nuxt v3はどうなるのか

Last updated at Posted at 2020-09-24

2020/09/19にめでたくVue.js v3がリリースされました🎉
さて、私の関心は業務でも利用しているNuxt.jsがVue.js v3に対応するとどうなるのか、Nuxt.js v3はどうなっていくのか気になっています。

Vue.js Amsterdamで紹介されたNuxt.js v3のスライドから個人的に気になったところを抜粋して紹介します。

詳しくはスライドを参照ください。

TypeScriptのサポート

  • core や vue-appが型付になる
  • @nuxt/typesnuxt-tsが不要になる
  • VueComponentのTypescriptサポート(SFC?)
  • ランタイムとnuxt.configのサポート

現状はNuxt TypeScriptを使っていますがNuxt v3からはnuxt-tsが不要になるというので楽しみですね。

Builder v3

  • ESBuild preset(babelより3倍速くなる)
  • Webpack Config preset
  • Webpack5

ESBuildを使うことによってビルドが高速化されるのは嬉しいですね。
hardSourceオプションを使っていますが、これなしでも十分速くなることに期待

app.vue

  • エントリーポイントがapp.vueに変更
  • pagesはオプショナル

ランディングページを作成する際などはシンプルになりますね。

Routing

  • Vue Router 4
  • pages/_slug.vuepages/[slug].vue に変更
  • pages/blog/[...all].vue でサブパスをすべて取得できる
  • pages/404.vuepages/_error.vue が追加
  • pages/_ignored.vue プレフィックスを無視する
  • プラグインを利用して実行時にルートを追加
  • <nuxt/> および <nuxt-child/><nuxt-page/> に変更

エラーページはSSR時のエラーもハンドリングされるんでしょうか?
期待したいですね。
ignoreについてはよくわからないです(詳しい方コメントください)

Data Fetching

  • CompositionAPIベース
  • fetchされるまでページナビゲーションを停止できる
  • サーバー側とのデータをレンダリング時にハイドレーション
  • コンポーネントレベルでどこでも機能
  • SWRのようなキャッシングをサポート
  • Custom Data Fetcherをサポート

Nuxt v3で特に期待されている機能かと思います。
SWRはstale-while-revalidateの頭文字だそうで、ざっくり説明するとCache-Control、ETag、Expiresヘッダーなどからリソース期限を判断し、適切に再取得する仕組みのようです。ユーザーはリソースの期限を気にすることなく実装することができそうですね。

追記:
@ushironoko さんよりコメントいただきました。

VueにもSWRVというNuxtのコアメンバーが開発しているcomposition apiベースの似たライブラリがあるので、それを利用するという話かもしれませんね。
https://github.com/Kong/swrv

また、SWR(stale-while-revalidate)はCache-Controlヘッダーに指定することでブラウザがバックグラウンドで新しいリソースをチェックくれるみたいです。細かい挙動を理解していないので以下等を参照ください🙇‍♀️
https://tools.ietf.org/html/rfc5861
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/HTTP/Headers/Cache-Control

useFetch

Data FetchingはuseFetch関数によって提供されます。
詳しい機能はスライドの動画を参照ください。

	
import { useFetch } from '@nuxt/composables'
 
export default {
  async setup() {
    // Make an API call
    const { data: mountains } = await useFetch('https://api.nuxtjs.dev/mountains')
    
    return { mountains }
  }
}
// Signature
useFetch(request, options)
 
// Watch a param
useFetch(() => `https://api.nuxtjs.dev/mountains/${props.slug}`)
 
// Use a custom fetcher
useFetch(() => $prismic.api.getByUID('page', params.uid))
 
// Don't block client-side navigation
useFetch('https://api.nuxtjs.dev/mountains', { defer: true })
 
// Fetch only on client
useFetch('https://api.nuxtjs.dev/mountains', { server: false })

Multi App

  • themeを利用したProjectの拡張
  • ロジックで構造を分離

個人的には刺さらなかったですが、複数アプリを管理したい人は朗報でしょうか?

├── shop
|  ├── components
|  |  └── nav.vue
|  ├── layouts
|  |  └── admin.vue
|  ├── middleware
|  |  └── admin.js
|  ├── pages
|  |  └── shop
|  |     └── index.vue
|  └── store
|     └── admin.js
├── nuxt.config.js
├── package.json
├── pages
|  └── index.vue
└── store
   └── public.js

※スライドより転載

他気になったところ

  • IE11がサポート対象外
  • /plugins がauto importになる
  • /static/public に変更
  • app.htmldocument.htmlに変更
  • サーバーサイドのみ機能する /functions が追加

Nuxt v3の提供は今の所時期未定のようです。
今から待ち遠しいですね。

🙇‍♀️

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