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GitHubのリモートリポジトリ作成からGitHubActionのworkflowの設定までの手順

Last updated at Posted at 2022-10-06

概要

ReactアプリのローカルリポジトリをGitHubのリモートリポジトリに設定
GitHubActionのworkflowを作成してGitHubへの更新のプッシュ時にjestのテストを自動実行するように設定する

※前提としてGitHubのアカウントを登録済みである事、Gitコマンドがインストール済みである事とする。
開発環境構築
テストコード作成

目次

1. ローカルリポジトリ作成
2. リモートリポジトリ作成
3. workflowファイルを作成する
4. 自動テストの結果確認
5. テスト結果のメール通知
6. workflowの時間指定実行
7. workflowでGitHubのissueを作成する

1. ローカルリポジトリ作成

コマンドプロンプト等を起動、アプリのフォルダに移動してgitの初期化を実行
実行後.gitが作成される

$ git init

コミットを実行する

$ git commit -m 'first commit'

2. リモートリポジトリ作成

GitHubにログインし管理画面へ
右上の+タブの「New repository」を選択

20221005-001.jpg

Repository name(リポジトリ名)とDescription(説明、省略可)を入力して「Create repository」ボタンを押すとリモートリポジトリを作成出来る

20221005-002-01.jpg

作成完了後の画面
ローカルリポジトリのURL及びセットアップ方法が記載されている
20221005-003.jpg

コマンドプロンプト等を起動、アプリのフォルダに移動
作成後のセットアップ画面に指示通りにコマンドを実行する
※remote addコマンドで紐づけ、pushでGitHubにアップを実行する

$ git branch -M main
$ git remote add kazuki-kubota-ndc/testRepository https://github.com/kazuki-kubota-ndc/testRepository.git
$ git push -u kazuki-kubota-ndc/testRepository main

3. workflowファイルを作成する

アプリ作成フォルダに新たに.github/workflows/フォルダを作成し、任意の名前のyamlファイルを作成する
※今回はjestのテストを実行するのでjest-test.yamlとする
参照

.github/workflows/jest-test.yaml
# ワークフロー名
name: jestTest

# トリガーとなる GitHub イベント
on:
  # 対象ファイル(frontend/src/**)がpush時に起動
  push:
    paths:
      - "frontend/src/**"

  # workflow_dispatchを指定しておくとGitHubのコンソールから実行可能になる
  workflow_dispatch:

# 使用するシェルと実行するディレクトリを指定
defaults:
  run:
    shell: bash
    working-directory: frontend

# ワークフローの実行処理
jobs:
  # ジョブ名
  test:
    # ジョブが実行されるランナー(仮想デバイス)の種類
    runs-on: ubuntu-latest

    # ジョブのステップ
    steps:
      # チェックアウト
      - uses: actions/checkout@v3

      # Nodeをセットアップ
      - name: Set up Node
        uses: actions/setup-node@v3
        with:
          node-version: "16"
    
      # npmをインストール
      - name: npmInstall
        run: npm install

      # npm testを実行    
      - name: jestTest
        run: npm test

これでGitHubへのpush(更新)の際にfrontend/srcフォルダ以下のファイルに変更があった場合、frontendフォルダでnpm testが実行されるようになる

4. 自動テストの結果確認

テスト結果はGitHubコンソールのActionsタブで確認出来る
20221006-001-01.jpg

失敗した場合のテスト結果画面
20221006-002.jpg

詳細ログでエラー内容を確認できる
※アラートの文字列を変更してコミットを実行したので、jestのテストにおいてアラートの確認を行っている箇所でエラーになっているが確認できる
20221006-003.jpg

5. テスト結果のメール通知

workflowの実行失敗時にGitHubのアカウントに登録されているPrimaryのメールアドレスに通知が届き、リンクからテスト結果を確認する事が可能

20221006-004.jpg

デフォルトの設定ではworkflowの処理失敗時のみ、GitHubアカウントのprimaryメールアカウントに通知が届くようになっている
primaryメールアカウントはsettings>Emailsで確認出来る

20221006-005.jpg

設定の「Notificatins」タブにてデフォルトの通知に使用するメールアドレスを選択可能
また、「custom routing」でリポジトリのOrganizations(組織)ごとに通知先を設定することも出来る

20221006-006.jpg

同じく設定の「Notificatins」タブ
systemのActionsで「Only notify for failed workflows」のチェックを外すと(デフォルトではチェック済み)、ワークフローの処理成功時にも通知メールが届くようになる
20221006-007.jpg

6. workflowの時間指定実行

scheduleというトリガーと使って時間を指定して実行させることが出来る
cron は UTC なので日本時間(JST)に合わせたい場合は 9 時間引いた時間を指定する
下記記述では日本標準時間の8時と12時に実行される。

.github/workflows/jest-test.yaml
# トリガーとなる GitHub イベント
on:
  # 時間指定で実行(日本標準時間は+9時間)
  schedule:
    - cron: '0 23 * * *'
    - cron: '0 3 * * *'

ただし、workflowの実行キューを積む時間の指定が出来るだけで実際の実行時間は5分~30分ほどズレが生じることがあるので注意

7. workflowでGitHubのissueを作成する

GitHubの機能であるissueの作成をworkflowにて行う事も出来る
「run: hub issue create」でissueを作成、「-l」でラベル「-a」でAssignee(担当者)「-m」でタイトルを指定する
env:以下の記述で環境変数を設定する

.github/workflows/jest-test.yaml
# 使用するシェルと実行するディレクトリを指定
defaults:
  run:
    shell: bash
# ワークフローの実行処理
jobs:
  # ジョブ名(任意)
  test:
    # ジョブが実行されるランナー(仮想デバイス)の種類
    runs-on: ubuntu-latest
    # タイムアウトの時間を設定しておく
    timeout-minutes: 10

    # ジョブのステップ
    steps:
      # チェックアウト
      - uses: actions/checkout@v3

      # issue作成    
      - name: Create a new issue
        run: hub issue create
             # ラベル設定 
             -l bot 
             # Assignee(担当者)を設定
             -a ${{ github.repository_owner }} 
             # タイトル
             -m '[BOT] test issue created!'
        # 環境変数設定
        env:
          GITHUB_TOKEN: ${{ secrets.GITHUB_TOKEN }}
          GIT_EDITOR: ${{ secrets.GIT_EDITOR }}
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