Windows TerminalでWSLのデフォルトのディレクトリを設定する
Windows Terminalを使ってWSLにアクセスすると、デフォルトのディレクトリが/mnt/c/Users/USERNAME
となってしまうので、インストールしたディストリビュージョンのユーザーのホームディレクトリへ変更していきます。
ディストリビューションを確認
C:\Users\USERNAME>wsl -l
Windows Subsystem for Linux Distributions:
Ubuntu-18.04 (Default)
ホームディレクトリを開くように設定
WSLディストリビュージョンをインストールすると、Windows Terminalが自動で検出して以下のようなコードをsettings.jsonに作成してくれると思います。
{
"guid": "{58ad8b0c-3ef8-5f4d-bc6f-13e4c00f2530}",
"hidden": false,
"name": "Ubuntu 18.04",
"source": "Windows.Terminal.Wsl"
}
そこに以下のコードを追加してデフォルトで開くディレクトリを設定します。
"startingDirectory": "//wsl$/Ubuntu-18.04/home/USERNAME"
ディストリビュージョンの設定
//wsl$/Ubuntu-18.04
のうち、Ubuntu-18.04
はwsl -l
で表示されるディストリビュージョン名となります。もし、Windows StoreからUbuntuではなく、Debianをインストールした場合は//wsl$/Debian
となります。
設定例
Ubuntu 18.04をインストールした場合
{
"guid": "{58ad8b0c-3ef8-5f4d-bc6f-13e4c00f2530}",
"hidden": false,
"name": "Ubuntu 18.04",
"startingDirectory": "//wsl$/Ubuntu-18.04/home/USERNAME",
"source": "Windows.Terminal.Wsl"
}
Debianをインストールした場合
{
"guid": "{58ad8b0c-3ef8-5f4d-bc6f-13e4c00f2530}",
"hidden": false,
"name": "Debian",
"startingDirectory": "//wsl$/Debian/home/USERNAME",
"source": "Windows.Terminal.Wsl"
}