はじめに
この度、AWSとGoogle Cloud の認定資格を全て取得しました。
AWS 12冠、Google Cloud 11冠。合わせると、計23個となります。
資格取得をする中で考えていたことを振り返ってみます。
AWS 認定資格 取得記録
Google Cloud 認定資格 取得記録
意識していたこと
1. 心構え
AWSは3年、Google Cloudは2年と、いずれも一定期間が経つと有効期限が切れます。そのため、期限切れのたびに更新(再受験)が必要です。
このこともあって、私は「資格取得は、短距離走ではなくマラソンに近い」と捉えていました。
いかに早く取得するかではなく、自分のペースで走り続けることが大事なのだと。
そのため単に取得するだけでなく、今後も維持することを意識して学習に努めていました。
例えば、学習にあたって参考にした教材や大事なポイント、受験後の所感などをなるべく記録に残しておくようにするなど。
マラソンには途中で給水ポイントが設けられているように、疲れを感じたときには無理せず休憩を挟んで構わないと自分でペースコントロールも行なっていました。
2. モチベーションの維持
長く資格勉強を続けている途中で、「なぜ資格を取る必要があるのか?」と迷いが出てくるタイミングが私には何度かありました。
これがモチベーションの維持の難しさかと痛感していたのですが、そのたびにいちいち同じ問いを自分に向けているとキリがない。
そう思い、ある時「なぜ資格を取るのか」を箇条書きで書き出してみたところ、私には効果的でした。
冷静に資格を取ることのメリットを見つめることができ、資格取得への努力を肯定できるようになりました。目的意識が明確になったことで、それ以降はモチベーションが減退して前に進めないことは少なくなったように思います。
書き出す際には、自分の素直な思いを可視化しておくことが大切だと感じています。
(例)
- 学ぶことがたのしいから。
- キャリアアップに繋がるから。
- 昔の自分を驚かせたいから。
3. 習慣化するために
自分のペースで資格取得を続けられそうな頻度を模索していたところ、1ヶ月か2ヶ月に1度の頻度で受験することに落ち着きました。
学習にあたっては他の人の合格記や体験話を参考にする機会もありましたが、あくまで参考に留めるだけで丸っきり真似をしようとは考えていなかったです。人によって学習の仕方は千差万別だからです。
真似することよりも自分にとって続けやすいやり方は何かと考えることの方を重要視していました。気乗りしない時は勉強しない時期があっていいなど、ストイックになりすぎないように意識しました。
私は資格勉強に近道はないと思っています。突き詰めると、仕事しながら普段の生活の中で学習時間をいかに確保するか、という時間捻出の問題になってくると考えています。
それは自分と、自分の生活に向き合うことであり、さらにはその各要素に優先順位をつけること。
最初はバランスが難しいですが、徐々に結果が付いてくると楽しい/嬉しいのようなポジティブな感情が後押ししてくれて、良い循環が生まれていきます。
なぜコンプリート達成できたのか
1つ1つ目の前の資格を取ることに集中していたときには深く考えていなかったですが、改めて私がなぜコンプリート達成できたのかを考えてみました。
- 会社からの手厚い制度
会社から受験費補助と資格手当という形でサポートしてくれる制度があったことは外せません。お金のことを気にかける必要がなく、学習に集中できる環境が整っていたのはとても有難かったです。こうした制度がもしなかったら、そもそも全ての資格を取ろうとすら思わなかったはずなので。
- コロナ禍での生活の変化
私はコロナ禍に入ってから自宅勤務となり通勤時間がなくなったことで、1日のうちで使える時間が以前よりも増えました。「今が資格取得に打ってつけな期間ではないか!?」と気がついてからは、段々とエンジンがかかり始めました。コツコツと目標に向かって日々努力を続けるのが割と得意な自分の性格も相まって、良い結果が出たのだと今になって思います。
- RPGのように楽しむこと
「資格取得の過程はRPGのようなゲームに近い」と考えると、夢中になれた理由が自分の中でしっくりきました。レベルを上げて(問題集を解く)、装備を整えて(知識を得る)、ボス戦に挑む(本試験を受ける)。それを何度か繰り返す。さらにゲーム内だけではなく、実生活にも良い効果をもたらす(スキル向上など)。単純作業、仕事のための勉強と思っていたらここまで続いていなかったです。
おわりに
こうして振り返って言語化してみると、自分が思っているよりも多くのことを意識しており、その努力の末に全資格の取得が達成できたのだなと改めて感じました。
自分の体験ベースで書いてしまいましたが、何か参考になる部分が1つでもあれば幸いです。