1. IBM MQとは?
IBM MQは、異なるシステムやアプリケーション間でメッセージを確実に交換するためのミドルウェア(メッセージキューイングソフトウェア)です。
メッセージキューイングとは?
メッセージキューイングは、システム間で非同期にメッセージを送受信するための通信方式です。
主な特徴は以下の通りです。
- 信頼性の高い通信: ネットワーク障害やシステム障害が発生しても、メッセージは失われません。
- 非同期通信: 送信側と受信側が同時に稼働している必要がありません。
- 一度きりの配信: 各メッセージは確実に一度だけ配信されます
- トランザクション処理: 複数の操作をまとめて処理できます。
IBM MQの特徴
IBM MQは以下のポイントが評価されています。
- 圧倒的な実績: 25年以上にわたりメッセージング領域の業界標準となっています。
- 信頼性・品質: 圧倒的にバグが少なく、安心して利用することが可能です。
- ドキュメンテーションの充実: マニュアルやRedbook、フォーラム、技術記事などに情報量が多く迷いなく情報を参照することが可能です。
- フットプリントの軽さ: シンプルに導入でき、PCに簡単に導入できてすぐに開発することが可能です。
- 接続性の広さ: 基幹系のメッセージングの他、ファイル連携や組み込み系機器にも広く適用することが可能です。
- 高い性能: 大規模な展開を行わなくても秒間数千件のメッセージを処理可能です。
2.この資料について
この記事を書くことになったきっかけ
業務でIBM MQを利用することになりましたが、概念としては理解していても、実際に手を動かした経験がなかったため、具体的なイメージを掴むのが難しい状況でした。
ドキュメントや資料を読んでも、操作感や設定の流れを把握するのは容易ではなく、「とにかく動かしてみたい」という気持ちが強くなりました。
同じように、MQを学ぶ過程で「概念はわかるけれど、実際にどう触ればいいの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで、そのような方のために、このハンズオンアセットを作成しました。
実際に手を動かしながら学ぶことで、理解が一気に深まるはずです。
この資料の位置付け
本資料は、IBM MQをコンテナ上で稼働させるハンズオンアセットです。
本ハンズオンアセットは以下の流れで構成されます。
このハンズオンアセットでできるようになること
- 初級編:MQを動かしてみる
- MQをローカル環境のコンテナ上で稼働させる
- キューマネージャーなどのオブジェクトを作成し、構成を行う
- メッセージの送信と受信を行う
- 中級編:MQとLibertyを接続して、webアプリからメッセージを送受信する
- IBM WebSphere Libertyを使用して、Java Message ServiceでMQと接続する
- webアプリケーションからメッセージの送受信を行う
3. 初級編について
初級編ではキューマネージャーなどのオブジェクトを作成し、構成を行います。
初級編は以下の2つに分かれています。インターフェースは異なりますが、実施する内容はどちらも同じです。
- webコンソールを使用するGUI版
- webコンソールを使用せず、コマンドで進めるCLI版
どちらを選択しても構いませんが、MQを初めて触る方には現在の状況が把握しやすいGUI版を推奨します。
3. 中級編について
中級編ではMQとLibertyを接続して、webアプリからメッセージを送受信します。
初級編で作成したキューマネージャーなどのオブジェクトをそのまま使用するので、中級編の前に初級編の内容を実施する必要があります。
4. 応用編について
応用編は現在鋭意制作中です。ご期待ください。
5. ハンズオンへのリンク
1. はじめに(本記事)
6. 参考文献
IBM MQに関するより詳細な内容については、以下のリンクを参照してください。
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