はじめに
AWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C02)に、スコア745(合格ライン700)で合格しました。勉強法は、CloudLicenseというサイトで問題を全部解いただけです。公式ドキュメントは正直ほとんど読んでいません。それでも本番では体感3割くらい、問題集で見た問題とそっくりなものに出会いました。
この記事は、クラウドの実務経験はあるけど知識を体系的に整理できていない人、これからAWS認定を取ろうとしている人、他社クラウドの資格を持っていてAWSと比較したい人に向けて書いています。
AWSは1年ほどアーキテクチャ改善の仕事をしていて、業務で使うサービスは一通り触ってきました。ただ、クラウド全体の見取り図として持てている感覚がなかったので、体系的に整理する機会として受験を決めました。
またこの記事は紹介するサービスのアフィリエイト案件ではないので、ただの個人の感想です。
結果
2026年9月18日受験、スコア745で合格でした。CLF-C02のスケーリングスコアは100〜1,000点で、合格ラインは700点です。ちょっとギリギリですね。
受けようと思ったきっかけ
きっかけは2つあります。
1つ目は、体系立てて整理できていない自覚があったことです。実務でIAM設計やVPC構築、ECS Fargate、S3データレイクあたりは触ってきましたが、それは「今の案件で必要だったから覚えた」知識の集まりで、AWS全体のサービス体系の中でどこに位置するかを説明しろと言われると怪しい部分がありました。
2つ目は、私が貧乏性だからです。本当はSAA-C03を受けようと思っているのですが、AWS認定には「対象の認定に合格すると、次の受験で使える割引クーポンがもらえる」制度があります。だったら先にCLF-C02を取って、その特典を使ってSAA-C03に臨んだほうが得なんじゃないか。単純にそう考えました。我ながら貧乏性だと思います。クーポンの詳細な条件や割引率は変わる可能性があるので、正確な内容は公式ページで確認してください。
合格のコツはとにかく問題を解くこと
伝えたいことはこれに尽きます。
ドキュメントを読んでいると「理解したつもり」になってしまうんです。
文章として意味は分かるし、頭では納得している。
でも実際に問題文の言い回しで選択肢を選ぶ段になると、驚くほど手が止まります。
自分がやったのは、CloudLicenseというサイトで問題を解くことだけです。
サブスク登録すると見れるサイトはバイブコーディングで作った感、満載のサイトなんですが、問題の質はそれなりに高いのでおすすめです。
ここの問題を全部解きました。これ以外のことは勉強していないです。
苦手な問題は印をつけられて後から振り返れます。
問題集の収録内容やレイアウトはサービス側の更新で変わることがあります。ここに書いているのは2026年9月時点で自分が使ったときの体感です。
アウトプット中心の勉強法自体は、教材がCloudLicense以外でも成立すると思います。大事なのは「読んで分かった気になる」状態で止めず、問題を解いて間違えて、なぜ間違えたかを確認するサイクルを回すことです。
実務1年の経験は試験にどう効いたか
実務経験があるぶん有利だろうと高をくくっていたのですが、そう単純でもありませんでした。
自分がハマったのは、AWS Well-Architected Frameworkの柱の名称と役割を問う問題も出ました。実務でコスト最適化やパフォーマンス改善はやってきたので内容自体は分かるのですが、「6つの柱」として名称を正確に覚えているかは別の話で、ここも自信を持って即答とはいきませんでした。
実務経験は「サービスをどう組み合わせて動かすか」には効きますが、試験が聞いてくるのは「なぜそう設計されているか」「責任の境界はどこか」といった、普段は意識しない前提の部分です。ここは実務経験だけではカバーできず、問題集を解く中で埋めていく必要がありました。
AWSとAzureの資格、受けてみて何が違ったか
私はAzureの認定として、Microsoft Certified: Azure AI Engineer Associate(AI-102)とAzure Data Scientist Associate(DP-100)を持っています。どちらもロールベースの資格で、CLF-C02より専門領域に寄った試験です。
AI-102は2026年6月30日、DP-100は同年6月1日でそれぞれ試験が廃止されています(後継はAI-103、AI-300)。以下は自分が受験した当時の体験としての比較で、現時点でこの2つを新規に受験することはできません。最新の試験ラインナップはMicrosoft公式のページで確認してください。
それを踏まえた上での比較にはなりますが、受けてみて感じた違いを正直に書きます。
| 観点 | CLF-C02(AWS) | AI-102 / DP-100(Azure) |
|---|---|---|
| 対象レベル | 全サービス共通の基礎 | ロール別のAssociate資格 |
| 出題形式 | 選択式が中心 | 選択式に加えてコードの穴埋め、JSON設定の選択などが混在 |
| 試験中の資料参照 | 不可 | Associate/Expertのロールベース試験では、試験画面内の分割画面でMicrosoft Learnのドキュメントを参照できる1 |
| 体感した出題の実用性 | 高い。実務の勘所に近い | 低め。コードの穴埋めやAPIレスポンスのパターン選択など、実務の判断力とは違う能力を測っている印象 |
一番の違いはMicrosoft Learnを見ながら受けられる点です。試験時間は延長されないので、知らない項目をゼロから検索して解くのは現実的ではありませんが、「うろ覚えの設定項目を確認する」くらいの使い方はできます。これ自体は良い仕組みだと思う一方、コードの穴埋めやAPIのJSONレスポンスを4パターンから選ぶような問題に対しては、「資料から必要な情報を探し出す能力」を測っているように感じました。AIがドキュメント検索を代行できる時代に、この能力を人力で測る意味がどこまであるのかは、正直疑問が残ります。
CLF-C02は「基礎」を謳う資格なのに、共有責任モデルやWell-Architected Frameworkのような、実務で本当に判断に効く内容を聞いてきました。入門資格としての完成度は、今回受けた中ではAWS側に軍配が上がるというのが率直な感想です。
まとめ
問題を解く、これだけで合格できました。ドキュメントを先に読み込む必要はなく、むしろ問題を解きながら分からないところをドキュメントで確認するほうが効率が良いと感じています。
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Associate/Expertのロールベース試験が対象で、Fundamentals試験やMicrosoft Office Specialist試験などは対象外です。詳細はRedmondmag の記事を参照してください。 ↩


