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Googleフォームを手作業で作るのをやめた話

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Last updated at Posted at 2026-05-25

はじめに

毎週のように社内アンケートや申込フォームを作っていませんか?
私は作っていました。しかも、項目を一つひとつ「+」ボタンで足して、選択肢をコピペして、必須/任意を切り替えて……というのを延々とやっていました。1フォームでだいたい20分。月に何個も作ると、地味にしんどい。

ある日、これを Claudeに「フォーム作るGAS書いて」と頼むだけ にしたら、所要時間が3分になりました。

結論を先に置いておきます。

やり方 1フォームあたりの時間 しんどさ
Googleフォームでポチポチ作る 約20分 高(単純作業の繰り返し)
Claude + GAS で骨格生成 → ブラウザで手直し 約3分 低(コピペ&微調整だけ)

対象読者

  • 業務でGoogleフォームを月に何個も作っているビジネス職の方
  • GASを触ったことはないけど、コードを「コピペして実行」くらいはできる方
  • 「もっと楽にフォーム作れる方法ないの?」と思っている方

過去の自分:フォームをポチポチ作っていた日々

「来週の懇親会の出欠フォーム作っといて」
「研修の事前アンケート、明日までに頼む」
「セミナー申込フォーム、項目はこのExcel見て」

こういう依頼、地味に多いんです。私はこれを毎回Googleフォームの画面でポチポチ作っていました。

何がしんどいって、

  • 同じような質問を毎回ゼロから組み立てる(氏名・所属・メアド……)
  • 選択肢が10個ある質問のときに、1個ずつコピペするのが地獄
  • 「これ必須?任意?」を毎項目クリックして切り替える
  • 順番を間違えて、後から並び替えで泣く(実際に泣きました)

5フォーム作ったら、もう夕方です。
で、これって本質的な仕事じゃないんですよね。フォームを早く作れたところで誰も褒めてくれない。なのに時間だけは確実に溶ける。

転機:Claudeに「GAS書いて」と頼んでみた

ある日、Claudeに雑談ベースでこう投げてみました。

「Googleフォームで懇親会の出欠とるやつ、GASで作るコード書いてくれない?項目は氏名・所属・参加可否・アレルギー有無で」

返ってきたのは、コピペしてApps Scriptに貼って実行するだけで動くコードでした。
フォームが、できた。3分で。

このとき正直「これ今までの時間返してくれ」と思いました。

実際のワークフロー

私が今やっている手順は3ステップだけです。

Step 1. Claudeに作りたいフォームを伝える

プロンプトは難しく考えなくて大丈夫です。私はこんな雰囲気で投げています。

プロンプト例
Googleフォームを作るGASコードを書いてください。

フォームタイトル: 2026年7月度 全社懇親会 出欠確認
説明文: 参加希望の方は7/15(水)までに回答ください

質問項目:
1. 氏名(必須・短文)
2. 所属部署(必須・プルダウン:営業部/開発部/管理部/その他)
3. 参加可否(必須・ラジオボタン:参加する/参加しない/未定)
4. 食物アレルギー(任意・短文)
5. 自由コメント(任意・段落)

ポイントは 「必須/任意」「質問タイプ(短文/段落/ラジオ/チェックボックス/プルダウン)」を一緒に伝えること です。ここを書いておけば、後から手直しする箇所がぐっと減ります。

Step 2. 生成されたGASをApps Scriptに貼って実行

生成されたコードを Google Apps Script にコピペして、実行ボタンを押します。

実行前に必ずコードの中身を確認してください。
GASは「あなたの権限」でGoogleドライブやフォームを操作します。Claudeが生成したコードであっても、意図しない動作(既存ファイルへのアクセス、メール送信など)が含まれていないか、目を通してから実行する習慣をつけましょう。今回紹介するレベルのコードは FormApp.create() でフォームを新規作成するだけなので、基本的に副作用はありません。

初回は認可ダイアログが出るので、自分のGoogleアカウントを選んで許可します。
実行が終わると、ログに フォームURL: https://docs.google.com/forms/d/... のようなURLが出ます。これが完成品です。

Step 3. 生成されたフォームをブラウザで手直し

ここが地味に大事なんですが、 GASで生成したフォームは、ブラウザのフォーム編集画面でそのまま手直しできます。

  • 質問の順番を入れ替える
  • セクション区切りを入れる
  • テーマカラーを変える
  • 説明文に絵文字を足す

このあたりの「見た目の微調整」は、コードで頑張るよりブラウザでドラッグする方が圧倒的に速いです。 骨格はGAS、化粧はブラウザ。 これが一番ラクでした。

サンプルコード:アンケートフォームを作るGAS

実際に動くサンプルを置いておきます。冒頭の懇親会出欠フォームを作るコードです。

このコードは実行するとあなたのGoogleドライブに 新しいGoogleフォームを1つ作成 します。実行前に内容を一読し、納得した上で実行してください

createForm.gs
/**
 * 懇親会出欠確認フォームを作成するGAS
 * 実行方法: Apps Scriptエディタで本関数を選択し「実行」をクリック
 */
function createEnkaiForm() {
  // フォームを新規作成(第2引数 false で未公開状態で作成)
  const form = FormApp.create('2026年7月度 全社懇親会 出欠確認', false);
  form.setDescription('参加希望の方は7/15(水)までに回答ください');

  // Q1: 氏名(必須・短文)
  form.addTextItem()
    .setTitle('氏名')
    .setRequired(true);

  // Q2: 所属部署(必須・プルダウン)
  form.addListItem()
    .setTitle('所属部署')
    .setChoiceValues(['営業部', '開発部', '管理部', 'その他'])
    .setRequired(true);

  // Q3: 参加可否(必須・ラジオボタン)
  form.addMultipleChoiceItem()
    .setTitle('参加可否')
    .setChoiceValues(['参加する', '参加しない', '未定'])
    .setRequired(true);

  // Q4: 食物アレルギー(任意・短文)
  form.addTextItem()
    .setTitle('食物アレルギー(あれば記入)')
    .setRequired(false);

  // Q5: 自由コメント(任意・段落)
  form.addParagraphTextItem()
    .setTitle('自由コメント')
    .setRequired(false);

  // 編集URLと公開URLをログ出力
  Logger.log('編集URL: ' + form.getEditUrl());
  Logger.log('回答URL: ' + form.getPublishedUrl());
}

実行後、 Apps Scriptエディタ下部の「実行ログ」 に編集URLと回答URLが出力されます。編集URLを開けば、そのままブラウザでフォームを手直しできます。

よく使う質問タイプの早見表(クリックで展開)
質問タイプ GASメソッド 用途
短文回答 addTextItem() 氏名、メールアドレスなど
段落回答 addParagraphTextItem() 自由コメント、感想など
ラジオボタン addMultipleChoiceItem() 単一選択(参加/不参加など)
チェックボックス addCheckboxItem() 複数選択
プルダウン addListItem() 部署選択など、選択肢が多いとき
日付 addDateItem() 希望日、誕生日など
時刻 addTimeItem() 希望時間
ファイルアップロード addFileUploadItem() 履歴書提出など

選択肢を渡すときは .setChoiceValues(['A', 'B', 'C']) で配列を渡すだけなので、Excelの列をコピペして整形すれば一瞬で量産できます。

手作業と比べて何が変わったか

体感ベースですが、こんな感じです。

  • 作業時間: 20分 → 3分(質問10個のフォームで計測)
  • 集中力の消耗: 「単純作業を延々とやる疲れ」がほぼゼロに
  • 作り直しの心理コスト: 項目変更の依頼が来ても、プロンプトを書き換えて再実行するだけ
  • 属人化の解消: プロンプトをチームで共有すれば、誰でも同じクオリティのフォームを作れる

特に最後のやつが効きました。「あの人にしかフォーム作れない」みたいな状態が無くなったんです。

まとめ

  • Googleフォームの「骨格作り」はもう手でやらない。Claudeに依頼してGASで生成する
  • 見た目の微調整(色、順番、絵文字)はブラウザでやる方が速い
  • 実行前にコードの中身は必ず確認する。 「Claudeが書いたから安全」ではなく「自分が読んで納得したから実行する」 が正しい姿勢
  • プロンプトの雛形をチームに配ると、フォーム作成がただの定型作業になる

「フォーム作っといて」と言われたら、まずChatでClaudeに投げる。これだけで月に何時間も浮きます。
もし試してみて「こういう項目もGASで作れた」みたいな話があれば、コメントで教えてください。私も知りたいです。

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