はじめに
もともと受けたかったのはAWS Certified Cloud Practitioner(CLF)だった。でも調べているうちに、AI Practitioner(AIF-C01)に合格すればCLFがもう1つ無料で受けられるキャンペーンをやっていると知り、そっちを先に受けることにした。勉強したのは市販の問題集サイトを1つ、50問×7回だけ。結果はスコア850(合格ラインは700)で無事合格した。
対象読者: AWS認定を取ろうか迷っている人、特にAI Practitionerの受験を検討している人、Azure資格との比較に興味がある人
クラウド経験は、AWSのアーキテクチャ改善業務を1年ほどやったことがある程度です。データサイエンスの理解度は学部レベルで、機械学習を専門にしているわけではない。そのくらいの立ち位置から見た「合格のためだけ」の記録として書く。
受け始めた理由:CLFのつもりが横道に逸れた
最初の動機は単純で、私はAWSの基礎資格であるCLFを取っておきたかっただけだった。ところが調べている過程で、AWSが期間限定でやっている「AI Upskilling Campaign」の存在を知った。専用のプロモコードでAIF-C01を申し込み、2026年9月30日までに合格すると、2026年11月30日までにCloud Practitionerをもう1回無料で受けられる、という内容だ。
このキャンペーンは執筆時点(2026年9月)のものです。条件や期限は変わったり終了したりするので、受験を検討している場合は必ず公式のキャンペーンページで最新の内容を確認してください。
どうせ後でCLFを受けるなら、先にAIF-C01を受けない手はない。そう思って予定を変更した。これが良い選択だったかどうかは、CLFを受けてから答え合わせをするつもりでいる。
前提:受験時点の自分の立ち位置
- AWSでアーキテクチャ改善の仕事を1年ほど経験している
- データサイエンス・機械学習の理解度は大学の学部レベルで止まっている
- Azureの資格をAI-102・DP-100と2つ持っている(後述)
「AWSは業務でちょっと触っている」「機械学習の一般論は知っている」くらいの人が、AIF-C01を受けるとどう見えるか。そのくらいの温度感の参考になれば十分だ。
勉強法:やったのは問題集を解いただけ
勉強に使ったのはこのサイトだけだ。
350問ほど解いた。使った教材はこれだけで、公式ドキュメントを通しで読むようなことはしていない。
よく言われることだが資格に合格するコツは、とにかく問題を解くことだ。
アウトプットの手段自体は何でもいいと思うが、評価の高い問題集を1つ選んで繰り返し解くのが効率がいい。
評価の高い問題集は本番の試験で同じような問題が出ることが多いです。
本番の試験で「これ問題集で見た」と思える設問が体感で4割くらいあった。
もう1つ気づいたのは、AWSの知識がゼロでも、データサイエンスやLLM周りの知識があれば解ける問題が一定数あるということだ。体感で3割くらいはそのタイプの設問だった。AIF-C01はAWSサービスの資格である以上に、AI/MLという領域そのものへの理解を試している比重がそれなりに大きいのだと思う。
Azureの資格(AI-102・DP-100)と比べて何が違ったか
私はAzureの資格をAI-102(Azure AI Engineer Associate)とDP-100(Azure Data Scientist Associate)の2つ持っている。どちらもAssociateレベルなので単純比較はフェアではないかもしれないが、それでも今回のAIF-C01は好印象だった。
DP-100は2026年6月1日、AI-102は同年6月30日にそれぞれ廃止されており、今は新規に受験できない。以下は自分が取得した当時の試験の記憶に基づく比較で、現行の後継の資格体系とは出題傾向が異なる可能性がある。
| 観点 | AWS AIF-C01(今回) | Azure AI-102 / DP-100(取得当時・現在は廃止済み) |
|---|---|---|
| 設問の中身 | 実務のユースケースに近い問い方が多い | コードの穴埋めや、4パターンのJSONから正解を選ぶような設問が多い |
| 資料の持ち込み | 不可。素の知識だけで答える | MS Learnの資料を画面に開いたまま受験できる |
| 体感の実用性 | 高い。初心者向けの資格なのに実務に近い | 低め。実用性より「資料から情報を探す力」を測っている印象 |
Azureの試験は、MS Learnという公式資料を横に開きながら受けられる。一見親切に見えるが、裏を返せば「知識そのもの」ではなく「必要な情報を資料から素早く見つける能力」を測っている試験だとも言える。これがAI時代に測る能力として妥当なのか、正直かなり疑問だった。
そもそも、資料を横に置いて探す力を試験で測る意味ある?
そもそもの話をすると、検索して答えを探す作業自体はAIに任せられる時代になっている。人間の側に残る価値は「何を検索すべきか」「出てきた答えが正しいかを判断できるか」の方であって、「資料のどこに書いてあるかを見つける速さ」ではないはずだ。
その意味で、AIF-C01のように資料なしで素の理解を問われる試験の方が、今の時代の資格試験としては筋が通っている気がする。もちろんFoundationalレベルだから設問自体は易しめで、実務でそのまま使える知識とは限らない。それでも「わかったつもり」を問題演習で叩き潰される体験は、資料参照ありの試験より得るものが大きかった。
おわりに
データサイエンス、クラウドの背景がない人でも2週間、毎日1~2時間勉強すれば合格できると思います。
AWSのAI系のサービスにどんなものがあると知っておくとAI開発のときに自分の頭の選択肢として増えるので、役に立つかもしれません。
