1
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【GCP】Google CloudのAIサービス、全部わかりますか? Vertex AIからGeminiまで徹底解説

1
Posted at

はじめに

Google CloudのAIサービスについて薄く広く解説します。
「Vertex AI」をはじめ、「Gemini」や画像認識などの便利機能まで、Google CloudはAIの宝庫です。
この章では、そんなGoogle CloudのAIサービスを、難しくなりがちな用語を噛み砕いて紹介します。

Google CloudのAIサービス

Google CloudのAIサービスは、実は大きく4つのチームに分かれています。

ざっくり分類:4つのカテゴリ

カテゴリ どんな人向け? どんなことができる?
AIプラットフォーム 専門家向け 「自分だけのAI」を作るための開発基地(Vertex AIなど)
開発支援AI 全エンジニア向け プログラミングやシステム運用をAIが手伝ってくれる(Geminiなど)
事前学習済みAPI 初心者〜中級者向け 画像認識や翻訳など、Googleの技術を「部品」として使う
AIインフラ 研究者向け AIを動かすための超高性能なマシン(GPU/TPU)

Vertex AI(バーテックス エーアイ)

Vertex AIとは?

Google CloudのAIサービスの中心となる場所です。
AIモデルを作るための「材料集め」から「学習」「評価」、そして実際に「使う(デプロイ)」までの全工程を、このプラットフォームひとつで管理できます。

image.png

Vertex AIでできること

  1. Model Garden(モデルガーデン)

    • Googleの「Gemini」や、Metaの「Llama」など、有名なAIモデルがずらりと並んでいます。ここから好きなモデルを選んで、すぐに使い始めることができます。まるでAIのショッピングモールです。
  2. AutoML(オートエムエル)

    • プログラミングコードを書かずに、自社データを使ったAIモデルを作れます。「AIの専門知識はないけど、自社の製品画像を分類したい」といった場合に最適です。
  3. カスタムトレーニング

    • 自分でゴリゴリとコードを書いて、こだわりのAIモデルを作りたいエンジニア向けの機能です。

2025年の目玉:AIエージェント

最近のトレンドは「AIエージェント」です。
単に質問に答えるだけでなく、「メールを送っておいて」「カレンダーに予定を入れておいて」といったアクションまで実行してくれるAIを、Vertex AI上で作れるようになっています(Vertex AI Agent Builder)。


Gemini for Google Cloud

システム開発の相棒

Gemini for Google Cloud は、私たちエンジニアを助けてくれるアシスタント機能です。
以前は「Duet AI」と呼ばれていましたが、今は「Gemini」ブランドに統一されています。

どんなふうに助けてくれる?

  1. コーディング支援 (Gemini Code Assist)

    • エディタでコードを書いていると、「次はこう書きたいんでしょ?」とAIが提案してくれます。
    • 「このコードの意味を教えて」と聞けば解説してくれます。
    • 「単体テストを書いて」と頼めば、退屈なテストコード作成も代行してくれます。
  2. 運用支援 (Gemini Cloud Assist)

    • 「なんかエラーが出てるんだけど原因なに?」とログを見せると、原因を推測して解決策を教えてくれます。
    • 「もっとコストを下げる方法ない?」といった相談にも乗ってくれます。
  3. データ分析支援 (Gemini in BigQuery)

    • SQLがわからなくても、「先月の売上トップ10を出して」と日本語で頼めば、SQLクエリを書いてくれます。

そのほかのAIサービス(API)

「AIを作る」のではなく、「Googleが作った高性能なAIを使う」サービスです。
APIとして提供されているので、自分のアプリに簡単に組み込むことができます。
個人的にはこのサービスはあまり使われているのを見ないですが、ユースケースによっては使えるのかも...?

Vision AI(画像認識)

画像に写っているものをAIが教えてくれます。
「これは犬です」「この人は笑顔です」「この画像には不適切な内容が含まれています」といった判断が一瞬でできます。

Translation AI(翻訳)

Google翻訳のエンジンを自分のアプリで使えます。
100以上の言語に対応しており、PDFファイルごとの翻訳も可能です。

Speech-to-Text / Text-to-Speech(音声)

  • Speech-to-Text: 音声データを文字起こしします。会議の議事録作成などに使えます。
  • Text-to-Speech: テキストを読み上げます。コールセンターの自動応答などで使われています。

Document AI(書類処理)

請求書や領収書、運転免許証などの画像を読み込んで、「日付はこれ」「金額はこれ」とデータを自動で抜き出してくれます。経理業務の自動化などで大活躍します。

まとめ

この章のポイントです。

  • Vertex AIは「AI開発の基地」:ここに来ればAI開発に必要なものは全部揃う。
  • Geminiは「頼れる相棒」:コード書きやエラー調査を手伝ってくれる。
  • APIは「便利な部品」:画像認識や翻訳などの高度な機能を、すぐにアプリに組み込める。

AIと聞くと難しそうに感じますが、Google Cloudには「難しいことを代わりにやってくれる」サービスがたくさんあります。まずは興味のあるAPIを叩いてみるところから始めてみましょう!

参考リンク

1
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?