はじめに
ITの勉強をしていると、知らない単語が次から次へと出てきます。今回はそのうちの一つ、パーミッションについて勉強してきましたのでそれについてまとめていきたいと思います。
それでは初めていきます!
パーミッションとは
パーミッションとは、ファイルやディレクトリに対するアクセス権のことです。ファイル単位で与えられており、主に3つの権限に分けられます。
①read(読み込み)
②write(書き込み)
③execute(実行する)
この3つになります。順番に見ていきましょう。
read
なんとなく分かると思いますが、ファイルの中身を見るために必要な権限がreadになります。これが設定されていると読み込み可能、されていないと不可ということになります。
write
こちらもなんとなく分かるかと思いますが、writeはファイルの中身を書き換えるのに必要な権限になります。変更だけでなく、削除や保存(これらも厳密には変更と呼べますが)といった操作を行えるようになります。
execute
executeは実行権限のことを言います。ファイルを実行するのに必要な権限のことを言います。スクリプトが書かれたファイルを指定し、プログラムを実行させることが出来ます。
表記方法
これらの権限は下記のように表記されています。
-rwxr--r--
呪文のようですね。これは実は4つに区切ることが出来ます。区切ってみると下記のようになります。
①- | ②rwx | ③r-- | ④r--
一つずつ順に見ていくと、①はファイルorディレクトリを表しています。このパーミッションが与えられてるのがファイルであれば-、ディレクトリであればdと表記されます。
次に②の部分ですが、こちらはファイル・ディレクトリの所有者の権限となります。③は所有者と同じグループに属しているユーザーの権限、④はそれ以外の他人の権限を表しています。
こういった表記は、「744」といった数字で表されます。権限を2進数で表すとき、許可されているものは1、されていないものは0で表されます。つまり上記のパーミッションは111 100 100と表されます。これを8進数で表したものが「744」といった数字になります。
逆に言うと、「このファイルの権限は755にしよう」と言われると、-rwxr-xr-xとなります。とはいえ、いちいち2進数を8進数に直すのは結構大変だと思います。その場合は、読み:書き:実行=4:2:1というふうに覚えましょう。例えばrwxであれば4+2+1で7、r-xであれば4+1で5、という感じで、簡単に導き出すことが出来ます。
まとめ
パーミッションとは、ファイルやディレクトリの、読み・書き・実行という3つの権限を表したものでした。それぞれrwxというアルファベットで表され、ユーザー・グループ・その他の3つに分けて表記されます。また、これらを8進数で表すこともあります。なかなか馴染みのない表現が多く難しいですが、慣れるまで頑張りましょう!