はじめに
ご覧いただきありがとうございます、GxP 4年目のすずき(@ksuzuki-gxp)です!
この記事は、グロースエクスパートナーズ Advent Calendar 2023 13日目の記事です。
今年もアドベントカレンダーの季節がやってきました。
私はいつもネタ探しと称して1年間のふりかえりをさせてもらっているのですが、
今年は何かに取り組むことに対して後ろ向きだった私が、どのように姿勢や考え方が前向きに変化していったのか、そして前向きになって感じたことをご紹介します。
私同様、何かに取り組むことに対して後ろ向きな方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
- 何かを思ったり考えたりしているけど動けない人
- 自分に自信が無くて動けない人
- 自分で何かハードルを設けて、やれないと思い込んでしまっている人
- 動くことに対してどこか不安を感じている人
1.何かに取り組むことに対して前向きになるまで
まず最初に、何かに取り組むことに対して後ろ向きだった私が、前向きに思えるように変化するまでをふりかえります。
前向きになった経緯として、以下3つを感じられたことが大きかったです。
- 「自分で動いて進める役割」を自覚できた
- 「私はもうただ従う立場・場所にはいなくて、自分で動いていかなければならないんだ」と気持ちを切り替えられた
- 自分だけでできなくても、人の力を借りてでも物事を進めていくことの方が大事
1-1.「自分で動いて進める役割」を自覚できた
私は基本的に何をするにも自信が無く、「進める役割」ではなく「誰か」に従いながら業務をこなしてきました。しかし、ある案件での2つのきっかけを経て「自分で動いて進める役割をするんだ」という自覚を持つことができました。
まず1つ目は、自分が進める役割をしなかったことで、同じ案件の先輩や案件自体に迷惑をかけてしまったことです。
新たな案件にアサインしてもらったもののそもそも自信がない上に初めての取り組みが多く、同じ案件の先輩が代わりに率先して動き、進めてくださる場面がありました。
また、尻込みして動けなかったことで、社内での認識合わせが不足していたり、お客様への資料連携ができていなかったりして、議論を上手く進められなかったこともありました。
このような経験から、自分が動かないことで迷惑がかかったり、他の人がそこの役割を補ってくれているということは、本来であれば自分が動いて進めていく役割なのだと自覚することができました。
そして2つ目は、大先輩から「あなたがやるんだよ」と明示的に言われたことです。
私は基本的に優秀な方が動いた方がいいと思っているので、どこか勇気が無く、おそるおそる業務に臨んでいました。しかし、大先輩からはっきり「君の役目だ」と伝えてくださったことで、役割に対して責任と自覚を意識的に持つことができました。
1-2.「私はもうただ従う立場・場所にはいなくて、自分で動いていかなければならないんだ」と気持ちを切り替えられた
私は1-1の案件以外にもう1つ案件に携わっており、1-1では「自分で動いて進める役割」を自覚しながら業務に取り組みつつ、もう一方ではチームリーダーが不在のために何をしたらチームが回るかを考えなければならない状況にいました。(詳しくは昨年度の記事を参照)
私はこの2つの案件に携わりながら、「自分で動いて進める役割」を通じて、いつの間にか「上手くやらなければならない」と責任を感じるようになり、責任と自分のスキルとのギャップに押しつぶされそうになっていました。
まだ3,4年目で全然能力もないのに、どうしてこんなに責任を感じて仕事をしているんだろうとつらく思っていたのです。
そのようなつらい気持ちを吹っ切るため、「私はもうただ従う立場・場所にはいなくて、自分で動いていかなければならないんだ」と立場の前提を切り替え、受け入れることで踏ん切りをつけることにしました。
また、私には2案件どちらにおいても失敗してもいい・やってみたらいいと言ってくださる上司2人と大先輩がいます。
上司2人は何か失敗しても必ず助けてくださいますし、大先輩は「どうにでもできるから好きにやれ」と私に直接伝えることで、安心感を作ってくださいました。
そのような安心感から、「本当に私ができないことや無理なことは投げてこないし放っておかないので、私が行うこと如き、その方々の手にかかればどうにでもなる」と思えたのも踏ん切りがついた理由の1つです。
1-3.自分だけでできなくても、人の力を借りてでも物事を進めていくことの方が大事
1-1,1-2の過程を経て、私は何かに取り組むことに対して前向きにとらえられるようになり、「自分が動いて進める役割をしよう」と思えるようになりました。
しかし、そう思えたとはいえ、現在の自分のスキルは大きく変化していないので、やることとできることの間には差があります。
このやることとできることの差を考えるうちに、案件の中でいろいろな方々から、「それぞれの人のスキルを良いように使って」とよく言われていたことを思い出しました。
今までは「人のスキルを使う」というのがあまりピンと来ていませんでしたが、
「自分が動いて進める役割をする」という前提で考えた場合、自分ができないことよりも物事が進まない方が結果的に問題なので、自分なりに手を尽くし、いろいろな人に相談して知識・スキルを借りながらでも、物事を進めていけるほうが大事なのだと考えられるようになりました。
1-1~3を通して、何かに取り組むことに対しての気持ちが前向きに変化していきましたが、
私の実力が備わったり、十分に物事をできるようになったからそう思えたわけではありません。
まだまだ未熟でできないことばかりですが、やってみるチャンスをいただいてやってみたからこそ、そう思えるようになったと感じています。
2.自ら前向きに動いていく上で感じたこと
1の経験のおかげで何かに取り組むことに対して前向きになれたのですが、前向きに取り組むようになって新たに感じたことが以下2つありました。
- 自分がどう思うのかを意識的に考えて、自分の意見を持っておく必要がある
- 正解を誰かが持っているわけではなく、みんなそのときの最善の選択をしているということ
2では、自分が動いて進める役割をする上で感じたことをふりかえってみます。
2‐1.自分がどう思うのかを意識的に考えて、自分の意見を持っておく必要がある
元々人の意見に従うことが多かったのですが、自ら前向きに取り組むようになったことで、「君はどうしたいんだ、何をしたいんだ」と問われることが多くなりました。
自分で進めるには自分の意見を持っておくことが必要なのだなと漠然と感じていましたが、
ふりかえりする中で自分で進めていくときに意見が無いと以下2つで困ることを理解できました。
- 「どうしたらいいか」と聞いてしまい、指示をもらう形になる
- どういった力(スキル・能力)が必要なのかを伝えられない
1つ目は、物事に取り組む際に自分に意見が無い場合、やることがわからないので「どうしたらいいか」と誰かに聞くことになり、「自分が進める」ではなくなるということです。
何かしら意見・疑問などがあれば相談して進められますが、「どうしたらいいか」と聞くことは相手に考えさせて指示をもらう形となってしまいます。
2つ目は、やることがわかったとしても、どうやって取り組むべきかの意見が無いので、人に必要な力を求められなくなるということです。
取り組み方がわからないので、どういった手助けをしてもらったらいいのかを伝えられず、なおさら困る状況になってしまいます。
自分の想像できる範囲で考え切ることはあまりやってこなかったので、難しいなとも思いつつ、少しずつでも自分の意見を持って、話し合いや打合せに臨もうと思っています。
2-2.誰かが正解を持っているわけではなく、みんなそのときの最善の選択をしているということ
今までは、つい誰か(知識がある人・経験値がある人・上長など)が正解を持っているように考えがちでした。
しかし、案件業務の中で物事に対して前向きに取り組んでいく中で、それぞれが自分の知識・経験値を基に最善の策を考えて行動しているだけだということを実感しました。
案件ではお客様との打合せが定期的に開催されており、議論の叩きを毎回持って打合せに臨んでいたのですが、その叩きをもとにお客様と相談・議論をしながら、どの方向で進めていくのか一緒にを考えて決めていく場面が多くありました。
そのような打合せを繰り返す中で、みんな個々人の考えがあるだけで本当の正解なんてものはなく、その時に1番最善の策を選んでいるだけなんだなと知ることができました。
正解は人間分あるのですり合わせて決めていくのが大変で、決めるための判断材料として、価値は何か・どこが大事なのかを毎度考える必要がありました。
忙しさにかまけているとここがすぐに抜けてしまうので、大事なことは何かを意識しながら、私も自分で考えたり選択したりができるようになりたいと感じています。
まとめ
毎年アドベントカレンダーの季節が来ると今年やってきたことをふりかえって記事のネタを探すのですが、今年も自分の変化に気づくとてもありがたい機会となりました。
また、何かに取り組むことに対して前向きになれた変化の背景には、日々案件で関わってくださる上司のお二人や大先輩・先輩などの助けのみではなく、記事には書ききれなかった私の相談に乗ってくださる方々のおかげでもあると考えています。
皆様いつも本当にありがとうございます。
何かに取り組むことに前向きになったおかげで今以上にご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんが、今後ともお力添えをお願いいたします。
私と同じように考えている方々や、潜在的にそう思ってしまっている方々にとって、少しでもこの記事が大事な要素を書き出せていて、日々のお仕事・業務の足しになれば幸いです。
最後まで読んでくださり本当にありがとうございました!