はじめに
こんにちは。GxPのすずき(@ksuzuki-gxp)です。
この記事は、グロースエクスパートナーズ Advent Calendar 2024 22日目の記事です。
この記事では、私がチームの後輩メンバーにチーム運営をやってもらった経験についてお話します。
後輩に今までやってもらっていなかったことをお願いする必要があり、主体的に動いてもらうための方法がわからず困っている人の参考となれば幸いです。
正直、私自身も手探りでしたが、学びの多い体験でした。
役割転換のタイミング
ここ1年、そろそろ後輩メンバーにも主体的にチームを担ってもらいたいという思いと、
チームメンバーが半分以下に減少したことも相まって、私含め少数メンバーで日々の業務を回す必要性が出てきました。
特に後輩メンバーには、今まであまりお願いしていなかった「お客様との調整」「チームに方向性を示して主体的に動く」という役割を担ってもらわなければならない場面が増えていました。
それには自分で考えて動くことをやってもらう必要があるのですが、今まで新人さん等にやっていた「仕事のやり方を教える」では考え方はあまり浸透せず、どうやったらその思考回路を持ってもらえるのか、とても苦戦していました。
気づきのきっかけは「1時間の寝坊」
苦戦中の日々の中、あるリリース対応が深夜まで伸びてしまい、一旦仮眠を取って朝6時に再開しなければならない状況になりました。
結局、私は1時間寝坊して7時に慌てて戻ったのですが、焦った私をよそに、伝えた確認方法を活用して後輩が1人で作業を進めてくれていました。
これを見た時、「そうか、自分が心配しすぎていただけで、任せてみたらできるのかも」と気づくことができました。
その後、ある小さなプロジェクトの管理・進行・調整・リリースを、思い切ってその後輩にお願いしてみました。もちろん問題もいくつか発生しましたが、最終的には無事成功。
その過程で、「お客様との調整」「チームに方向性を示して主体的に動く」というスキルを身につけてくれました。
挑戦してもらうことの重要性
この経験から学んだことは、実際に失敗や大変なこと含めて経験してもらうことが何より重要だということです。
私が「まだできない」「心配だ」と思い、任せることを躊躇していたのが問題そのものだったと反省しました。
後日談として、何があって変わったのか後輩に聞いたところ、やはり小さなプロジェクトを一通り自分で回した経験が大きかったと言っていました。
現在は、できる/できないに関わらず、他の後輩メンバーにもプロジェクト管理や運営・お客様調整をお願いしています。その結果、少しずつ自主性が高まったり、管理の視点を持ってくれるようになり、チームにも非常に貢献してくれています。
実践してみてのポイント
現在は意図的に後輩メンバーにお願いすることが多くなりましたが、毎度難しいなと思うことが介入度合いのバランスです。入りすぎると学べるポイントを減らしてしまうし、逆に入らなさすぎると何かあったときにフォローできなくなってしまいます。
「何かあったときにフォローできる体制があること」が挑戦しやすさに繋がるとも思っているので、お願いしたあとのフォローが上手くできるためのポイントを見つけることと、
気になって口を出してしまいそうになるのを意識的にぐっと堪えることの2つが重要だと思っています。
今もなお上手く実践するために、日々練習中です。
おわりに
去年のアドベントカレンダーでは自分が主体的に動けるようになった話を書きましたが、今年は真逆で、人にやってみてもらう話を書きました。
人にお願いすることが多かったにも関わらず、去年よりも苦戦するような学びが多く、人として未熟さを感じることが多い1年でした。
しかし、そんな未熟な私を見限ることなく、一緒にチームを回してくれている後輩メンバーや上司(GM・M)には感謝してもしきれないです。
まだまだ試行錯誤の日々だとは思いますが、引き続き実践して一緒に頑張っていけたらと思っています。
また、同様に後輩育成に苦戦している人へ、何かしらのきっかけとなれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。