はじめに
今回は「Looker Studio」で簡単なテーブルの結合を行います。Looker Studioとはデータを視覚的に分析・共有するための無料のダッシュボード作成ツールです。最近「Looker Studio」を使用する機会があり、ダッシュボード上で結合出来ることを学んだのでブログにしてみました!
使用データ
まずは、結合に使用する疑似テーブルを用意します。
今回は商品購入履歴テーブルに対して、商品名の情報が記載されたテーブルを付与する結合を行うことを考えます。
そこで用意する疑似テーブルは
・商品購入履歴テーブル
・製品テーブル
の二つです。
商品購入履歴テーブルには各顧客ごとの、どんな商品をいつ、いくらで購入したかが記載されており、商品テーブルには各商品idとそのidに対応する商品名が記載されています。
では早速、商品購入履歴テーブルに対して、商品テーブルを結合し商品名を付与する結合を行います。
商品購入履歴テーブルの一部
user_id | product_id | order_date | amount |
---|---|---|---|
1 | 101 | 2023/1/1 | 1000 |
2 | 102 | 2023/1/2 | 1500 |
3 | 103 | 2023/1/3 | 2000 |
4 | 101 | 2023/1/4 | 1000 |
製品テーブル
product_id | product_name |
---|---|
101 | Product A |
102 | Product B |
103 | Product C |
Looker Studioでのテーブルの結合
ではここからLooker Studioで作業を行います。
ここでは省略しますがデータセットのインポートを済ませた状態からスタートです。
今回は商品購入履歴テーブルを「order_info」、製品テーブルを「product」と保存しました。
まず、上部のタブの「リソース」から「統合を管理」を選択します。そこから「結合を追加」によりテーブルの結合を行います。
ここでは「order_info」に「product」を「product_id」により左外部結合することを考えます。
のような設定を行います。
のような設定を行います。ここまでで結合に使用するデータの準備が完了しました。
続いて「結合を設定」から結合を行います。
![image.png](https://qiita-user-contents.imgix.net/https%3A%2F%2Fqiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com%2F0%2F3989248%2F6b61f859-e6d2-d326-323a-1af4d0f6e02d.png?ixlib=rb-4.0.0&auto=format&gif-q=60&q=75&s=44bcf5404b8e485713826517662b16ae)
これにより二つのテーブルを適切なキーにより結合出来たはずです。
ここまで設定が完了したら保存を押して、実際にデータを見てみましょう。
結合データの確認
Looker Studio上で表の挿入を行いデータソースとして先ほど作成したテーブルを選択します。各ディメンションに必要項目を入力し確認します。
![image.png](https://qiita-user-contents.imgix.net/https%3A%2F%2Fqiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com%2F0%2F3989248%2F7d5051bc-5654-1502-35c0-cea835bc474b.png?ixlib=rb-4.0.0&auto=format&gif-q=60&q=75&s=b403cb486f22ee7bd7301137f8507b8a)
すると各、購入履歴ごとに「product_name」を付与できたことが確認できます。
終わりに
今回は「Looker Studio」を使用して、ダッシュボード上で二つのテーブルを結合しました。「Looker Studio」に関して今後も情報を発信する予定なのでぜひ確認してください!