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Baculaで知っていると便利な小技をまとめみた。

Last updated at Posted at 2016-11-01

Baculaで知っていると便利な小技をまとめてみました。
小技は随時追加予定です。

コンフィグファイルが長すぎるのをどうにかしたい

Baculaの設定はファイルは主に以下の4つです。

/etc/bacula/bacula-dir.conf
/etc/bacula/bacula-sd.conf
/etc/bacula/bacula-fd.conf
/etc/bacula/bconsole.conf

主にbacula-dir.confに全てのJOBやクライアントの情報を記述しなければならずコンフィグファイルが長くなりわかりにくくなります。その際はbacula-dir.confの中に以下のように記載します。

@/etc/bacula/job.list
@/etc/bacula/client.list

job.list、client.listにはそれぞれJOBやクライアント情報を記載し、外部ファイルとしてbacula-dir.confから呼び出すことができます。これで1つのコンフィグファイルを短くして、分かりやすくすることができます。

コンフィグファイルのチェック

コンフィグファイルが間違っているみたいだがどこに記述ミスがあるのかわからない時に使えます。
それぞれチェックしたい設定ファイルに対してコマンドを実行します。

# bacula-dir -t -c /etc/bacula/bacula-dir.conf
# bacula-fd -t -c /etc/bacula/bacula-fd.conf
# bacula-sd -t -c /etc/bacula/bacula-sd.conf
# bconsole -t -c /etc/bacula/bconsole.conf

間違っているところの行数が表示されます。何も表示されない場合はコンフィグファイルに間違いはありません。

JOB失敗時にメールで通知させたい

メッセージリソースに以下のように設定します。

Messages {
  Name = Standard
  mail = <メールアドレス指定> = notsaved, warning, error
  operator = <メールアドレス指定> = mount
  console = all, !skipped, !saved
}

上記のように設定すると
・JOBの実行エラー
・JOBの実行時にwarningが発生
・バックアップ実行時にファイルが1つも保存されなかった

の時にメールで通知されます。

バックアップ取得時に圧縮したい

FileSetリソースのオプションでcompressionオプションを使用することにより圧縮が可能です。

圧縮形式は「GZIP」と「LZO」の2種類が存在します。
GZIPはGZIP1~GZIP9まで9段階の圧縮率が指定できますが、通常はデフォルトのGZIP設定で問題ありません。
ちなみにデフォルトのGZIPはGZIP6と同じ圧縮率です。
LZOはBaculaのバージョン7.2以降で使用可能です。

FileSetの設定例は以下になります。

# List of files to be backed up
FileSet {
  Name = "Full Set"
  Include {
    Options {
      signature = MD5
      compression = GZIP
    }

    File = /
  }

  Exclude {
    File = /opt/bacula/working
    File = /tmp
    File = /proc
    File = /sys

  }
  }
}

Baculaのログ出力

Baculaのログは以下に出力されます。
/var/log/bacula/bacula.log

Poolって何?

以下をご参照ください。

StorageとPoolの関係について
https://www.bacula.jp/archives/1128

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