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ナウいバックアップBaculaをAnsibleを使って約5分で構築してみた。

Last updated at Posted at 2016-09-28

Bacula環境をAnsibleで5分で構築してみました。

Baculaについては以下をご参照ください。
rsyncさん今までありがとう。ナウいBaculaでバックアップしてみた。

インストール環境

バージョン
OS CentOS 7.3
バックアップ Bacula 7.4.7
データベース MariaDB 5.5

準備いただく環境

CentOS7.3だけ!

SELinuxとfirewalldの設定はお好みで!
Baculaはポート9101~9103を使用します。

自動構築する環境

お試し環境のため、1台のサーバに全てのデーモンをインストールし、さらに自サーバをバックアップ、リストアできるように設定します。
権限も全てrootで実行します。

qiia.png

パッケージ準備

自動構築するまえに準備としてパッケージを追加します。

# yum install -y epel-release
# yum install -y ansible git wget

鍵交換

自サーバと鍵交換します。
ssh-keygenコマンド実行後はそのまま「Enter」連打で問題ありません
192.168.0.1は例ですので、読み替えて実施してください。

# ssh-keygen -t rsa
# ssh-copy-id -i .ssh/id_rsa.pub root@192.168.0.1

AnsibleのPlaybook取得

Playbookをダウンロードしディレクトリの中に移動します。

# git clone https://github.com/ksawada1979/Bacula7-CentOS7-ansible.git
# cd Bacula7-CentOS7-ansible

Playbook修正

ダウンロードしたPlaybookのIPアドレスが記載されている箇所をお使いのサーバアドレスに修正します。
ansible_hostsはそのままIPアドレスを修正し、mail.ymlはipaddressの項目を修正してください。

# vi ansible_hosts
# vi roles/bacula/vars/main.yml

Bacula環境自動構築

Ansibleを実行し自動的にBacula環境を構築します。

# ansible-playbook -i ansible_hosts bacula.yml

最後に再起動の処理がありサーバが再起動します。

Bacula環境確認

Bacula環境が構築できたことを確認します。
再起動後に「bconsole」コマンドを実行して以下の画面が表示されることを確認します。

# bconsole
Connecting to Director localhost:9101
1000 OK: 102 bacula-dir Version: 7.4.4 (20 September 2016)
Enter a period to cancel a command.
*

コマンドプロンプトが「*」になっていれば成功です。

バックアップの取得

Baculaのバックアップ取得手順については以下を参照ください。
https://www.bacula.jp/backup

runコマンド実行後に「BackupClient1」と表示されるサーバが自サーバになります。
正常にバックアップが取得できることを確認してください。

また「BackupCatalog」は自サーバのデータベースになります。

リストア実行

Baculaのリストア手順については以下を参照ください。
https://www.bacula.jp/restore

またその他の設定変更手順については以下を参照ください。
rsyncさん今までありがとう。ナウいBaculaでバックアップしてみた。

訂正

しばらくの間実行できないAnsibleファイルがアップロードされていました。試していただいた方申し訳ありません。2017年5月31日に修正しましたので、問題なく上記手順を試せると思いますので、宜しくお願いします。2016年9月29日16時ごろ〜10月2日3時ごろまで誤ったgitファイルがアップロードされており正しく動作できない状態となっておりました。現在は正しいファイルになっておりますので5分で構築可能です。

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