Bacula環境をAnsibleで5分で構築してみました。
Baculaについては以下をご参照ください。
rsyncさん今までありがとう。ナウいBaculaでバックアップしてみた。
インストール環境
バージョン | |
---|---|
OS | CentOS 7.3 |
バックアップ | Bacula 7.4.7 |
データベース | MariaDB 5.5 |
準備いただく環境
CentOS7.3だけ!
SELinuxとfirewalldの設定はお好みで!
Baculaはポート9101~9103を使用します。
自動構築する環境
お試し環境のため、1台のサーバに全てのデーモンをインストールし、さらに自サーバをバックアップ、リストアできるように設定します。
権限も全てrootで実行します。
パッケージ準備
自動構築するまえに準備としてパッケージを追加します。
# yum install -y epel-release
# yum install -y ansible git wget
鍵交換
自サーバと鍵交換します。
ssh-keygenコマンド実行後はそのまま「Enter」連打で問題ありません
192.168.0.1は例ですので、読み替えて実施してください。
# ssh-keygen -t rsa
# ssh-copy-id -i .ssh/id_rsa.pub root@192.168.0.1
AnsibleのPlaybook取得
Playbookをダウンロードしディレクトリの中に移動します。
# git clone https://github.com/ksawada1979/Bacula7-CentOS7-ansible.git
# cd Bacula7-CentOS7-ansible
Playbook修正
ダウンロードしたPlaybookのIPアドレスが記載されている箇所をお使いのサーバアドレスに修正します。
ansible_hostsはそのままIPアドレスを修正し、mail.ymlはipaddressの項目を修正してください。
# vi ansible_hosts
# vi roles/bacula/vars/main.yml
Bacula環境自動構築
Ansibleを実行し自動的にBacula環境を構築します。
# ansible-playbook -i ansible_hosts bacula.yml
最後に再起動の処理がありサーバが再起動します。
Bacula環境確認
Bacula環境が構築できたことを確認します。
再起動後に「bconsole」コマンドを実行して以下の画面が表示されることを確認します。
# bconsole
Connecting to Director localhost:9101
1000 OK: 102 bacula-dir Version: 7.4.4 (20 September 2016)
Enter a period to cancel a command.
*
コマンドプロンプトが「*」になっていれば成功です。
バックアップの取得
Baculaのバックアップ取得手順については以下を参照ください。
https://www.bacula.jp/backup
runコマンド実行後に「BackupClient1」と表示されるサーバが自サーバになります。
正常にバックアップが取得できることを確認してください。
また「BackupCatalog」は自サーバのデータベースになります。
リストア実行
Baculaのリストア手順については以下を参照ください。
https://www.bacula.jp/restore
またその他の設定変更手順については以下を参照ください。
rsyncさん今までありがとう。ナウいBaculaでバックアップしてみた。
訂正
しばらくの間実行できないAnsibleファイルがアップロードされていました。試していただいた方申し訳ありません。2017年5月31日に修正しましたので、問題なく上記手順を試せると思いますので、宜しくお願いします。2016年9月29日16時ごろ〜10月2日3時ごろまで誤ったgitファイルがアップロードされており正しく動作できない状態となっておりました。現在は正しいファイルになっておりますので5分で構築可能です。