はじめに
日本時間の2025年9月16日に公開されたmacOSの新バージョンmacOS Tahoe 26の新機能のひとつとしてクリップボード履歴を8時間保持し、Spotlightから検索できるようなっているのでそれをまとめ、使いやすくするためにKarabiner-Elementsを作成しました。
クリップボード履歴を有効にする
クリップボード履歴を有効にするには次の手順で設定します。
- システム設定を開く
- 左側のサイドバーから
Spotlightを選択する - 右側の表示を一番下までスクロールする
- 一番下の
クリップボード履歴をオンにする
クリップボード履歴を表示・検索する
macOS Tahoeでクリップボード履歴を表示、検索、利用するには次の手順で操作します。
- ⌘+スペースなどでSpotlightを開く
- ⌘+4を押すとクリップボード履歴が表示される
- 検索キーワードを入力して絞り込む
- 履歴をカーソル位置に貼り付けるにはダブルクリック、あるいは下矢印キーで選択し、Enterキーを押します
Karabiner-Elements用のルール
OS標準のショートカットキーがないのでKarabiner-Elemets用の独自ルールを作ってみました。
作成した独自ルールのショートカットキーは左Option(⌥)+左Command(⌘)+vです。
以下がルールの内容です。コピーしてComplex ModificationsからAdd your own ruleで追加すると使用できます。
TahoeClipboardhistory.json
{
"description": "Show Clipboard history on Tahoe",
"manipulators": [
{
"from": {
"key_code": "v",
"modifiers": {
"mandatory": ["left_option", "left_command"],
"optional": ["any"]
}
},
"to": [
{
"key_code": "spacebar",
"modifiers": ["left_command"]
},
{
"key_code": "4",
"modifiers": ["left_command"]
}
],
"type": "basic"
}
]
}
さいごに
クリップボードリレクアプリとしてClipyを使っていますが更新がなく、IntelバイナリなのでTahoeまでしか使えないのでクリップボード履歴をOSがサポートしたことはありがたいですね。
Karabiner-Elements用のルールも作れて使いやすくなりました。

