新しい職場ではあまりマルチディスプレイが主流ではないものの、作業をしているとどうしてもマルチで作業をしたいシーンが出てきます。
申請をすればマルチも出来なくはないようですが、手元にあるノートPCをうまく活用ができないかと調べてみたら、どうやらmiracastという方式があるようなので試してみた。
Miracast
Miracast - Wikipedia
Miracast(ミラキャスト)とはWi-Fi Allianceによって策定された、1対1の無線通信によるディスプレイ伝送技術である。ストリーミング技術を用いてホストの画像、音声、動画を、無線でペアリングされた別のデバイスに送ることができる。現在の技術仕様ではマルチキャストはできない。
というわけで、画面共有の仕組みそのもののよう。
Windowsでは、この仕組みがデフォルトでWindows10から搭載されている。
技術的な縛りでいうと、BluetoothかWifiが可能なモデルである必要があるようで、手元のPCは対応していそう。
そもそも今時Bluetoothが非搭載も珍しいか。(デスクトップだとありそうだけど)
Windowsの設定
ネット上にはあまり詳しくは書かれていないが、とりあえずやったことは以下のこと。
映される側の設定
1."設定" → "このPCへのプロジェクション"を選択
2.接続設定をする
映す側の設定
3."設定" → "ワイヤレスディスプレイに接続する"
4.検索して検出されたPCを選択
これで可能になる。
結果と感触
無事にディスプレイを映すことはできた。
ただ、直接ケーブルでつないでいるわけではなく無線でつないでいるので、どうしても微妙なラグを感じる。
入力作業はやはり大元のPC側で作業を行い、参照資料等を表示させておくような使い方になりそうだ。
動画や、ゲームをやろうとするのには向かないように思える。
また、時々表示がおかしくなってしまうことがあった。
それほど頻発しているわけではないけれど、画面の一部が表示されないような状態になる。
あくまで補足用途になりそうだ。
とはいえ、両方のディスプレイで入力作業を行うことがそれほどあるわけではないのでこれで十分といえそう。
問題発生
問題なく使えていたのだが、急に「ここのデバイスでは、保護されたコンテンツを表示できません。」と出て接続が出来なくなった。
AndroidからのMiracast時にYoutubeなどの著作権関連コンテンツを表示させようとすると、このメッセージが出るようという話があるようだが、アプリケーションとして新たに立ち上げた際に失敗するというわけでもなさそう。
翌朝になると再び接続可能な状態になっているので、何が判定基準となっているのかが気になるところだ。
一部、ネット上ではウィルス対策ソフトを切ると大丈夫という話もあるが、そういう定義ベースで動くものであれば上記のような挙動はおかしいと思われる。
せめてもう少し何がエラーの原因になっているか見つける方法があればと思うのだが。。。
ちなみに、問題なく1日使える時もあるので、もう少し発生状況を整理して特定したいところだ
追記(2020/03/03)
ノートPCのWifi接続時に不安定になることが多いので切ってみたところ、比較的安定するようになった。
もちろん時々画像が乱れたりすることはあるけれど、ひとまずこの環境で進めてみることにしています。
調べてみると、Wifiと混線するようだ。
参考:Miracastを試す -パソコン工房
Miracast自体がどの帯で接続しているのかを調べられればいいのだが、よくわからず。
会社のWifiは5GHz帯しかなかったので、ちょっと選択の余地がなかったのと、そもそもMiracast使用時は使い道がないので
Wifi切っていても問題ないというのが実情なのだ