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勝手にAWS教室 7時間目:RDS

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勝手にAWS教室 7時間目:RDS

CleanShot 2026-05-02 at 21.57.38@2x.png

情報が古い場合があります。間違っている箇所がありましたらご教授いただけると幸いです。

AWSでデータベースを使うなら必ず出てくるのが Amazon RDS(Relational Database Service)です。

「EC2でMySQLを自分で立てればよくない?」と思った方、それとの違いこそがRDSの本質です。

先にまとめ

  • RDSとは何か:データベース専用のマネージドサービス
  • マルチAZ:自動でバックアップ機能付きの二重化
  • リードレプリカ:読み取り専用のコピーを作って負荷分散
  • リレーショナルDB:Excelの表のように行と列でデータを管理する

RDSとは何か

RDSとは、データベースの構築・運用をAWSに任せられるサービスです。

対応しているデータベースエンジンは以下の通りです。

  • MySQL
  • PostgreSQL
  • MariaDB
  • Oracle
  • SQL Server
  • Amazon Aurora(AWS独自のエンジン)

EC2+自前DBとの違い

EC2にMySQLを自分でインストールする場合、次のことを自分でやる必要があります。

  • OSとDBのアップデート・パッチ適用
  • バックアップの設定と管理
  • 障害時のフェイルオーバー対応
  • スケールアップの作業

RDSではこれらを すべてAWSが管理 してくれます。開発者はSQL操作に集中できます。

自前DBは「自炊(材料の調達・調理・後片付けまで全部自分)」、RDSは「定食屋(注文するだけ・後片付けも店がやる)」のイメージです。

CleanShot 2026-05-02 at 22.38.43@2x.png

1. マルチAZ:壊れても自動で切り替わる

マルチAZ(Multi-AZ) は、別のアベイラビリティゾーンに自動でスタンバイ(予備機)を作る機能です。

仕組み

メインのDBが動いている間、別のAZにスタンバイDBが常に同期しています。メインが障害でダウンしても、自動でスタンバイに切り替わります(フェイルオーバー)。

飛行機のエンジンに例えると、マルチAZは「左右どちらかのエンジンが止まっても飛び続けられる」状態です。

CleanShot 2026-05-02 at 22.45.35@2x.png

項目 シングルAZ マルチAZ
可用性 低い 高い
コスト 安い 約2倍
フェイルオーバー 手動 自動
用途 開発・検証 本番環境

2. リードレプリカ:読み取り専用コピーで負荷分散

リードレプリカ は、読み取り専用のDBのコピーを別に作る機能です。

なぜ必要か

アクセスが集中すると、1台のDBに読み取りリクエストが殺到してパフォーマンスが落ちます。リードレプリカを作ると、アプリケーションの「読み取り」クエリをそちらに分散させられます。

レストランに例えると、プライマリDB(メイン)は「注文を受けて料理を作るシェフ」です。お客さんが増えると、シェフが注文対応とメニューの質問に追われてパンクします。
そこで「メニュー表(リードレプリカ)」を複数置いておけば、メニューの確認はお客さんが自分でできる。シェフは注文(書き込み)に集中できる、という仕組みです。

CleanShot 2026-05-02 at 23.01.10@2x.png

項目 マルチAZ リードレプリカ
目的 可用性向上(障害対策) 性能向上(負荷分散)
読み取り利用 不可(スタンバイは待機のみ) 可能
同期 同期(ほぼリアルタイム) 非同期(わずかな遅延あり)

3. RDSは「リレーショナルDB」

RDSが扱うのはリレーショナルデータベース(RDB)、つまりExcelの表のようにデータを行と列で整理して、テーブル同士を結びつけて管理するタイプのデータベースです。

一方で、AWSにはNoSQLと呼ばれる、テーブルの結合を使わずにシンプルに高速でデータを読み書きするタイプのデータベースサービス(DynamoDBなど)もあります。

今回は「RDSはリレーショナルDB(表形式で複雑な検索が得意)」ということだけ押さえておけばOKです。NoSQL系のサービスについては今後の回で詳しく紹介します。

まとめ

概念 比喩 一言ポイント
RDS 定食屋 DB運用をAWSに丸投げできる
マルチAZ 飛行機の二重エンジン 別AZに予備機・障害時に自動切替
リードレプリカ 閲覧カウンター 読み取り専用コピーで負荷分散
リレーショナルDB Excelの表 複雑なSQL・結合クエリが得意

最後に

RDSは「DB運用をAWSに任せられるサービス」です。マルチAZで障害に備え、リードレプリカで読み取り負荷を分散する。この2つを押さえておけば、RDSは語れると思います。

現在までに投稿してきた「勝手にAWS教室」はこちらにまとめてあります。
興味がある方はご覧ください。

参考

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