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NTTデータ先端技術株式会社の原田です。

アドベントカレンダーの締めも兼ねて 2024 年の個人的なまとめをしたいと思います。

2024年 Top 3 トピックス

  1. コミュニティ本格参戦
    コミュニティに本格参戦を始めまして、ライトニングトークとか登壇の機会が増えました。
    技術の出口と言う観点でもコミュニティの存在はとてもありがたいです。

  2. Microsoft 認定試験 PL・DP・AI シリーズ全制覇
    PL は大変だった…

  3. 野球サークル松山遠征
    試合結果を除けばサイコーのひと言でした。

以降個別トピックスです。

生成AI (Generative AI)

2023 年に続き 2024 年も生成 AI に始まり生成 AI に終わった年でした。
ChatGPT のような超ド級のインパクトとはいかないものの、マルチモーダルを始めとして正統な進化を続けた(続けている)1年だったのではないでしょうか。あと OpenAI 一強だった LLM 競争も他社が大分追っかけてきましたね。
ユースケースに関しては画期的な進化とまでは至らなかった印象ですが、IT 業界内部においては「プログラミング支援 AI による開発生産性の向上」はトピックスとして上げられると思います。

2025年はどうなりますかね?
個人的には欧州 AI 規制法の影響があるのかないのかは気になってます。

3大パブリッククラウド

引用元 : Synergy Research Group

AWS が横ばいから微減 (あくまでシェアです) で Azure・GCP が伸びている形となってます、Azure の伸びが顕著ですね。(の割にはビジネスの話はあまり聞こえてこない…)
各社の色としては、

  • AWS
    Amazon Nova でいよいよ LLM に打って出る、が傾倒することはなく Compute・Storage・Database の 3 つの軸は変わらず堅持。
    re:Invent で発表された Amazon Aurora DSQL はいよいよ来たかって感じですね、マルチリージョン & アクティブ/アクティブ構成の現実的な解になり得るのでしょうか。

  • Azure
    Azure OpenAI Service & Copilot で生成 AI 0.8 本勝負、GPT モデルの優位性がいつまで保てるか?
    2023年よりは生成 AI 以外の話題も上がっていて Fabric は頑張りたい感じが出てますね。
    Azure Local (旧 Azure Stack HCI) はどうか…

  • Google Cloud
    Gemini が思ったよりも良くなって俄然生成 AI へのモチベーションが上がっている印象です。
    Google Cloud と言えば BigQuery・Spanner ですがうかうかしてると喰われかねないぞ。

と言う感じで捉えてます。

Broadcom の件

Broadcom の件とは VMWare 社の買収に伴うライセンス体系の変更のことを指します、専門家ではないので詳しい言及は控えますがそれはまあ騒ぎになりました。
まあ大体予想付くと思いますが、私自身にはにわかに Hyper-V の話が増えると言う形で影響がありまして、それらを受けて Hyper-V の PoC もいくつかやらせていただきました。
感触としては「機能カットでは Hyper-V は VMWare の置き換えにはならず、QCD の C だけで判断できるのであれば良いんじゃないでしょうか」と言う感じで、やっぱ製品としての VMWare は良くできてます。
個別システムの 3Tier & 2Node のクラスターあたりは Hyper-V が適合すると思います、このレンジに Nutanix はオーバースペックでしょうし。

2024年にまずやりたいこと (とやんなきゃいけないこと)

  1. AI エージェント開発
    ライトニングトークとかで使っている「さよなら? Azureクラシック」と言う小ネタがありまして、これを題材に AI エージェント開発をかじってみようかと。

  2. Microsoft 認定資格 SC・MS/MD シリーズ全制覇
    ↑ 制覇したら Microsoft 認定資格は卒業、MB (Dynamics) シリーズはさすがに無理だと思います。

  3. Google Cloud パートナーオンボーディング
    認定資格の受験バウチャーゲットのため、2025年は Google Cloud 頑張ってみようかと思ってます。

まとめ

Broadcom の件を除けば静かな年でした。

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