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NTTデータ先端技術株式会社の原田です。

2023年11月27日~12月1日に開催されました AWS re:Invent 2023 の Day2 Opening keynote のざっくりとした感想の記事となります。
このシリーズは Microsoft Ignite および Google Cloud Next との比較の観点で、特にトップ (≒CEO) の keynote を取り上げて記載しています。

前回の記事はこちら

Lidia Fonseca (Pfizer CDTO) 登場

Amazon と Pfizer のパートナーシップのお話でした、あんまり前後の繋がりもなかったので Adam Selipsky の休憩タイムでしょうか。

AI Ready

[79分45秒]
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Commitment to train 29M by 2025 と言うワードに乗せて AI Ready のアナウンス。

日本国内向けの観点では、まずは非エンジニア向けのコンテンツから見てみようかと思います。

Amazon CodeWhisperer

[83分15秒]
AI によるコード生成サービスの Amazon CodeWhisperer のアナウンス、多分 GitHub Copilot とガチンコのサービス。
Microsoft は Visual Studio の歴史も長いので技術的にはGitHub Copilot 優位に進むんじゃないか思います、CodeWhisperer には無料プランがあるところに差別化要素がありますね。

Amazon Q

[87分50秒]
6edd059a7f6f3199f305_02.png
Amazon Q 単体で20分以上取っているところからもかなり力を入れていたセクションでした、ただ先に Ignite があったこともあり私のファーストインプレッションは「ほぼ Copilot」。
AWS のアーキテクチャデザインやトラブルシューティングは凄く効くと思います、ベストプラクティスの適用に有識者レビューが不要になるレベルであればとてもありがたい。

[97分45秒]
Dr. Matt Wood (VP of Artificia) による Amazon Q のデモンストレーション。

[106分00秒]
となんとなく聞いたいたところで Amazon Q in Amazon Connect のアナウンス、なるほどと思いつつさすが Amazon と感動。
6edd059a7f6f3199f305_03.png
これすべてのコンタクトセンターが Amazon Connect になっちゃうんじゃないでしょうか、それくらいのインパクトでした。

Your data (Data Service)

[109分05秒]
Stephan Durach (SVP BMW Group) 登場、BMW Group がいかに AWS 使っているかと言うお話。
6edd059a7f6f3199f305_04.png
特に Data Service にフォーカスした内容ではありませんでしたが、Alexa や Fire TV のお話はこういう使い方もあるんだと興味が湧きました。

[123分15秒]
Amazon Aurora MySQL zero-ETL integrations with Amazon Redshift を皮切りに Zero-ETL integrations のお話へ。
6edd059a7f6f3199f305_05.png
Zero-ETL integration は従来は ETL ツールが介在していたデータフローを、ソースとターゲットを内部的にはレプリケーションに近い形で行うことができるサービスのようです。
おそらくデータ変換やエラー処理 ・再送処理あたりに制約があるんでしょうが、「あるデータ未加工で良いからひとまずデータレイクに送っちゃえ」との今の時流にマッチしていると思います。
あと OpenSearch Service は Elasticsearch Service がリネームされたものなんですね、ここで初めて知りました。

[128分10秒]
Amazon DataZone AI recommendations プレビューのアナウンス、DataZone は組織データの統合とガバナンス向けのサービスです Microsoft だと Purview でしょうか。
使いこなせば強力ですが使いこなすのはかなり難解な領域のサービスだと思います。

Project kuiper

[130分35秒]
6edd059a7f6f3199f305_06.png
そして最後のセクションは Project kuiper。
Project kuiper 低軌道衛星によるブロードバンドネットワークのプロジェクトでで、ここでは試験衛星打ち上げのお話がされました。
でここで投影されたビデオ、これまで AWS が提供してきた様々な Big bet のその先が Project kuiper だというメッセージでオープニングのビデオと繋がっていると感じています。

クロージング

大きなメッセージ性を込めるのではなく、Reinvent・Big bed と言った根幹にある考え方を再提示する内容でクロージングされました。
Microsoft が Copilot と言うキーワードで企業の再定義を行ったのとは対照的だったかなと思います。

おわりに

Microsoft Ignite・Google Cloud Next そして AWS re:Invent とキーノートの感想を書いてきました。
総論として技術面ではほぼ同じテーマだったと思います、中身には凸凹はあれどカタログとしてみると横並びにはなっているのではないかと。
ここから全面対決が繰り広げられていくのかひと足早く強みにフォーカスしていくのか、次の1年の予想をして備えていかないといけませんね。

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