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エンジニア組織紹介  - バックエンドアーキテクトG -

Last updated at Posted at 2023-12-08

この記事は レコチョク Advent Calendar 2023 の9日目の記事となります。

■ はじめに

レコチョクでグループマネージャー(以下、GMR)をしている山本(耕)です。
GMRとして私は、部門およびグループの「ヒト、モノ、カネ」を管理し、グループメンバーのパフォーマンスを高めることを主な役割としています。

今回は、Qiita Advent Calendar 2023に参加するために筆をとることになったので、
自分がGMRを務めている、バックエンドアーキテクトG(以下、BAG(バグ))に関して紹介をさせて頂きます。

技術に特化した内容ではありませんので、一息ついてお読みいただければと思います。

■ バックエンドアーキテクトGとは

1.バックエンドアーキテクトGの概要

BAGでは、音楽配信(BtoCおよびBtoB)やソリューション(DtoF)の事業領域で使用される様々なバックエンドシステムの設計・開発・保守を手掛けています。各サービス以外にも、社内における経営判断のためのデータ抽出、メーカーさまからの納品業務用およびレポーティング、音楽業界のステークホルダーとの音楽業界全体の課題可決の取り組みなど、幅広い業務を担当しています。

2.バックエンドアーキテクトGの領域

BAGは、大きく2つの領域を担当しています。

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・バックエンド領域
バックエンド領域は、フロントチームからのリクエストを受ける共通API群がある領域です。
主なAPIとしては、楽曲マスタDB、楽曲検索、楽曲ランキング、会員、決済、音源配信、レコメンドなど機能を持った共通APIをマクロサービスとして運用しております。

・バックヤード領域
レコチョクのお客様として音楽を聴く人以外にも音楽を作る人がいます。
バックヤード領域では、その音楽を作る人(以下、権利者様)が制作した楽曲を納品するためのシステムや、権利者様向けに販売実績などをレポートするシステムを運用しています。また、社内向け(経理、経営)向けに必要なデータをレポートしたり、音楽業界のステークホルダー向けのデータ外部連携も行っています。

3.バックエンドアーキテクトGの歴史

現在のBAGの各領域は、もともとは別々のグループでした。
ただ、会社の事業の変遷や事業の状況に合わせて少しずつ一つのグループにまとまり、現在のBAGとなりました。(なので、かなり対応している範囲が広くなっております。)

■ バックエンドアーキテクトGのMVV

BAGは、以下のミッション・ビジョン・バリューを掲げています。

BAGの役割としては、会社の事業を支えるバックエンドシステムを設計・開発・保守することになります。したがって、長期間利用されるシステムの開発が多くなっており、開発速度だけでなく、品質とコストのバランスを意識しながらシステム開発をする必要があります。また、バックエンドエンジニアとしてのナレッジが溜まりやすい領域であるので、バックエンドエンジニアの育成も重要な役割となります。

image-20231122151336304.png

■ 数値でみるバックエンドアーキテクトG

BAGの紹介として、いろいろな数値でBAGを紹介したいと思います。

1.バックエンドアーキテクトGのメンバー数

私を含む社員メンバーは合計6名です。
あと、BAGではパートナーとして業務委託さんや契約社員のメンバーもおり、そちらが約19名います。
※社員メンバーの比率は、25%となり、まだまだ社員比率が低いのが課題の一つとなります。

2.バックエンドアーキテクトGの年齢層

社員メンバーの年齢層は、20代が3名、30代が2名、40代が1名となり、比較的に若いメンバーが多いグループとなります。(会社の平均年齢に沿っていると思います。)

3.バックエンドアーキテクトGのシステム数

BAGが運用しているシステムは、約40システムとなります。
レコチョクでは、1システム1AWSアカウントで運用しているため、AWSアカウント数(本番アカウント)をシステム数としてカウントしています。
もちろん、すべてのシステムがアクティブに開発されている訳ではありませんが、定期的なシステムメンテナンス作業などは、すべてのシステムに対して実施しています。

4.バックエンドアーキテクトGの年間予算

BAGの年間予算は、具体的な数値を出すことが出来ませんが、自分たちにこんなにお金を預けて頂くなんてと思うぐらい、大きい金額になっています。システム数やステークホルダーも多数になるので、それを支えるための予算はきっちりと与えられています。

5.バックエンドアーキテクトGのコミュニケーション量

レコチョクのエンジニア組織は、Slackをメインに使っております。
なので、FY23上期でバックエンドアーキテクトGのメンバーが発信したメッセージ数を集計してみました。

FY23上期(全体):約28万メッセージ
FY23上期(BAG):約1.8万メッセージ(割合:約6.4%)
一人当たり月平均:約500メッセージ

社員メンバーのみの集計になるため、他のメンバーを含めるともう少し多くなるかなと思います。
Slackのメンバーが約490名となるため、6名で約6%のメッセージ数を持っているところから、発信が多いかなと思いました。(※雑な分析ですが。。。)

■ バックエンドアーキテクトGの技術スタック

BAGの技術スタックは、以下の通りです。
言語は、Javaがメインとなりますが、最近は、KotlinやGoを使う機会も増えてきました。
また、レコチョクがAWSオンリーとなるため、AWSのサービスも多数利用しております。

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■ バックエンドアーキテクトGにおけるキャリア形成

BAGにおけるキャリア形成は、独自のT字型のキャリア形成を意識しています。
ヨコのキャリアは、バックエンド開発における要件定義からシステム運用まで全工程の経験を積みスキルとして身に着けることを目指していきます。
タテのキャリアは、その各工程の中で、自分の得意な領域を見つけて、その領域でのスペシャリストとしてのスキルを深めていく事を期待しています。

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このキャリアに関して順序性はなく、案件の状況や個人の趣向性などを加味して1on1や評価フィードバックの場を通じて、どのようにキャリア形成を進めていくか個別に相談して決めています。ただ、出来るだけ過去に経験したことがない新しい経験が少しでも出来るようにという思いを持ちながら取り組んでいます。

■ バックエンドアーキテクトGの今後について

BAGでは、引き続きレコチョクのバックエンドシステムの進化を支えるために、以下の取り組みを進めていきます。

・新サービス、新しい事業に貢献するためのバックエンドシステム開発
・現行バックエンドシステムの改善・リプレイス
・グループの行動指針の作成
・グループ内で横断した技術力・ナレッジの共有化

BAGでは、少ない社員で幅広い領域をみるために、意識的にシステム単位で専任化をしています。
それにより、システムに対してオーナシップを発揮することで、開発スピードと品質の両立を図っています。

しかしながら、この体制によって、開発スキルやナレッジが分断(サイロ化)されてしまうこともあり、グループ内での技術力・ナレッジの共有化を進めることが重要な課題となっています。そのため、グループの行動指針を作成し、それを実践することで、グループ内で横断した技術力・ナレッジの共有化を進めていきたいと考えています。

■ 最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
本記事が多くの文字で構成されており、伝わりにくい部分もあったかもしれませんが、BAGについて少しでもご理解の助けになれば幸いです。

レコチョクでは、ソフトウェア開発だけでない幅広い技術を経験する環境でチャレンジしたいメンバーを募集しています。レコチョクに興味をお持ちの方は、レコチョクの採用ページをぜひご覧ください。

■レコチョク (採用ページ)
 URL: https://recruit.recochoku.jp/

また、明日の レコチョク Advent Calendar 2023 は10日目 PostgreSQLで全文検索を実現するには です。お楽しみに!

この記事はレコチョクのエンジニアブログの記事を転載したものとなります。

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