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企業URLを入れたら連絡先が返ってくるサイトを作ったので、業種バラバラの20社で検証した

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TL;DR

企業の URL を入力すると、そのサイトからメールアドレス・電話番号・SNS リンクを自動抽出して返す Web ツールを作った。登録不要・コード不要で使える。

「実際どれくらい取れるの?」が気になったので、日本企業データベースから業種を散らして 20 社をランダムに選び、一括で投げてみた。結果を共有する。


なぜ作ったか(30 秒で)

営業リスト作成で「企業サイトを 1 件ずつ開いて連絡先をコピペする」作業に毎週 3〜4 時間かかっていた。有料 SaaS は日本の中小企業に弱く、外注は遅く、スクリプトはメンテが辛い。

「URL を入れたら連絡先を返してくれるだけの、シンプルなサイトがあればいい」と思い、作って公開した。

🔗 Company Contact Finder

以下は、このツールが実際どの程度使い物になるのかの検証記録。


検証条件

項目 内容
対象 日本企業 20 社
選定方法 オンラインの日本企業データベースからランダムに抽出
業種 IT、不動産、建設、コンサルティング、金融、ゲーム/エンタメ、美容、外食、産学連携、デリバリー、官公庁系など
企業規模 中小企業から大手(KONAMI、三菱 UFJ 銀行など)まで混在
実行方法 一括検索で 20 件を一度に投入
処理時間 1 分未満

業種を意図的に散らしたのは、特定業界でしか使えないツールでは意味がないため。IT やマーケ企業だけで検証すると結果が偏ると考えた。


検証結果

取得率

項目 取得できた社数 取得率
メールアドレス 14 社 70%
電話番号 15 社 75%
SNS リンク(1 つ以上) 14 社 70%
何らかの連絡手段が 1 つ以上 20 社 100%
何も取得できず 0 社 0%

20 社すべてから、何かしらの連絡先情報を取得できた。

業種別の傾向

業種 取得傾向
IT / SaaS nom***.co.jp, e-o***.inc メール・電話ともに取得しやすい
不動産・建設 luv***.co.jp, koi***.com 電話番号が確実に取れる
大手(ゲーム・金融) kon***.com, bk.***.jp 大量の情報が返る(後述の注意点あり)
美容・D2C ena***.jp SNS のみで電話・メール非公開のパターン
官公庁・産学連携 j-s***.go.jp, uto***-ipc.co.jp メール・SNS ともに充実

結果の例(抜粋)

中小企業(情報がきれいに取れるケース)

ドメイン メール 電話 SNS
nom***.co.jp con***@nom***.co.jp (036) 8**-****
e-o***.inc con***@e-o***.inc (034) 5**-****
koi***.com (058) 2**-**** 他

大手企業(情報量が多いケース)

ドメイン メール 電話 SNS
kon***.com web***_eu@kon***.com 他多数 (310) 2**-**** 他 Twitter, Instagram, LinkedIn 等 6 種
bk.***.jp mail@info.bk.***.jp 他多数 各支店番号含む Facebook, Instagram, Twitter, LinkedIn
jp.k***.com japan.@k*.com 他 (036) 8**-**** Facebook, YouTube 他

精度について — 正直に書く

全 20 社が success で結果が返ったが、「返った情報がすべてそのまま使えるか」は別の話。

精度が高かったケース(大多数)

中小企業や、問い合わせ先を明確に公開しているサイトでは、ほぼそのまま使える結果が返ってきた。contact@ドメイン 形式のメールや代表電話番号は信頼度が高い。

注意が必要だったケース

  • 大手サイト(KONAMI、三菱 UFJ 銀行など): サイト配下のページ数が膨大なため、サポートフォーラムのユーザー投稿メールや海外支店の番号まで拾ってくる。結果から「代表窓口っぽいもの」を目視で選ぶ必要がある。
  • SNS リンクの誤検出: 1 社(fre***.co.jp)で、シェアボタンの URL(facebook.com/trtwitter.com/share)を SNS プロフィールとして誤検出していた。
  • ドメイン違いのメール: luv***.co.jp の結果に別ドメイン(mis***fudosan.co.jp)のメールが含まれていた。関連会社の可能性もあるが、要確認。

体感としては、中小企業 → そのまま使える / 大手 → 選別が必要 というのが率直な印象。営業リスト作成の対象が中小企業メインであれば、結果の精度はかなり実用的だと感じた。


メール取得率 70% の背景

今回は 70% と、電話番号の 75% に近い水準で取得できた。

ただしこれは業種構成に左右される。日本の BtoB 企業はスパム対策でメールアドレスを公開せず問い合わせフォームに誘導する傾向がある。実際、建設(koi***.com)や外食(fre***.co.jp)など、フォーム誘導型の企業ではメールが取れていない。

逆に IT 系や産学連携系はメールを積極的に公開しており、確実に取得できた。

実務上は、メール + 電話 + SNS を組み合わせて「何かしらアプローチできる手段がある」のが 100% だったので、最初のタッチポイントとしては十分使えると思う。


処理時間

件数 処理時間
1 件(単一検索) 10〜30 秒
20 件(一括検索) 1 分未満

今回の 20 社は一括検索で投入し、1 分経たずに全件の結果が揃った。

手動で 20 社の企業サイトを開いて連絡先を転記すると、おそらく 1.5〜2 時間はかかる。それが 1 分未満で終わるのは、少なくとも自分にとっては実用上かなり助かる。


使い方

単一検索

  1. Company Contact Finder を開く
  2. 「企業の URL」欄に URL を入力(例:https://example.co.jp
  3. 「連絡先を検索」を押す
  4. 10〜30 秒で結果が表示される

結果にはメール・電話番号・SNS リンクが表示され、各項目の横に「コピー」ボタンがある。

一括検索

  1. タブを「一括検索」に切り替える

一括検索の入力画面

  1. テキストエリアに URL を 1 行 1 件で入力(最大 20 件)
  2. 「一括検索」を押す
  3. 全件の結果がカード形式で表示される

一括検索の結果表示

「全メールをコピー」「全電話番号をコピー」ボタンで、結果をまとめてクリップボードに取得できる。スプレッドシートにそのまま貼り付けられる。


技術的な補足(気になる人向け)

裏側の仕組みを簡単に。

  • 入力された URL のドメイン配下を自動クロール(最大数十ページ)
  • HTML から正規表現 + 構文解析でメールアドレス・電話番号を抽出
  • メールアドレスは DNS 検証でダミーを除外
  • 電話番号はフォーマット検証で郵便番号や FAX との混同を軽減
  • SNS はプロフィール URL のパターンマッチで検出

処理は Cloudflare Workers 上で動いており、入力した URL 以外のデータは保存していない。


スクレイピングに関する注意事項

  • 対象サイトの robots.txt を事前に確認してください
  • サーバーに過度な負荷をかけないよう、1 サイトあたりのクロール数は内部的に制限しています
  • 取得したデータは自社の営業・リサーチ等の正当な目的でご利用ください
  • スクレイピングを明示的に禁止しているサイトへの使用は避けてください

まとめ

  • 日本企業データベースから業種を散らして 20 社をランダムに選び、一括検索した
  • 全 20 社から何かしらの連絡先を取得できた(メール 70%、電話 75%、SNS 70%)
  • 中小企業の結果はそのまま使える精度。大手サイトは情報過多になるため選別が必要
  • 処理時間は 20 件で 1 分未満。手作業比で大幅な時短になる
  • 担当者名や CRM 連携が要らない規模感であれば、実務に使えると感じた

テスト公開中なので、使ってみて気づいた点があればフィードバックいただけると助かります。

🔗 Company Contact Finder

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