Kopia単体ではUIがなくてめんどくさがりな自分は泣きながら作業する羽目になるのでWebUI(kopia server)を自動的に立ち上げて利用できるようにします。
当方の環境はDebianですがその他でもやり方はだいたい一緒です。
インストール
ここを見てJust Do It.
WebUIの立ち上げ方
とりあえずこれを叩けば立ち上がれガンダム。
/usr/bin/kopia server start --insecure --address=http://0.0.0.0:51515 --without-password
基本的に外部に公開せず、localhostのみ(127.0.0.1)にするかbasic認証でユーザー名・パスワードによる認証を行うことをオススメします。
でもこれだけだとターミナル閉じたら落ちるし起動後に勝手に動いてくれたりしないので、systemdを書きます。
cronがいい人はcronでも良いです。@reboot <コマンド>で良いです。
ユーザーとかグループとかは自前のものに変えたり、適宜制限することをオススメします。
[Unit]
Description=Kopia Server
After=network.target
[Service]
Type=simple
ExecStart=/usr/bin/kopia server start --insecure --address=http://0.0.0.0:51515 --without-password
Restart=on-failure
User=root
Group=root
[Install]
WantedBy=multi-user.target
上記を作成したら下記を実行してサーバを動かしましょう。
systemctl daemon-reload
systemctl enable kopia-server
systemctl start kopia-server
あとは対象のサーバの:51515にアクセスすればWebUIでらくらく設定できます。

Backrestほどクールな見た目ではないですが、操作はそれなりにいい感じです。
Actionsが実行されないんだが
Backrest(resticのWebUIラッパー)とかでもありますが、DBコンテナ含めてバックアップ前にpg_dumpなんかを走らせて処理させたいとか、バックアップ成功したらなんか実行させたいとかありますよね。
Kopiaにも同じような仕組みはあるのですが、なんとデフォルトで無効化されています。
セキュリティ的な理由らしいので仕方ないね♂(レ)
有効化するには~/.config/kopia/repository.configのenableActionsをfalseからtrueにするだけです。
環境によって内容が異なると思うので、参考程度にどうぞ。
{
"storage": {},
"caching": {
"cacheDirectory": "../../.cache/kopia/b413517a3d7ec96b",
"maxCacheSize": 5242880000,
"maxMetadataCacheSize": 5242880000,
"maxListCacheDuration": 30
},
"hostname": "***",
"username": "***",
"description": "***",
"enableActions": false, -> true
"formatBlobCacheDuration": 900000000000
}