TP-Link Archer C7等Qualcomm Atheros系固有
ath10k-pciデバイスがrawmode=1を使えと表示されてメッシュが使えない問題
ドライバとファームウェアがct版になってると思うので、ct版じゃないやつに置き換えて下さい。
必ず古いドライバとファームウェアはアンインストールしてください。上書きインストールはNGです。
下記は一例です。必ず自分の環境のデバイス名を確認した上で実施してください。
kmod-ath10k-ct->kmod-ath10k
ath10k-firmware-qca988x-ct->ath10k-firmware-qca988x
上記に置き換えるとrawmode=1を使えとも言われなくなるのでそのまま802.11sを吹けます。
置き換え後、再起動してエラーが出ないことを確認してください。
有線バックホールと802.11sメッシュを併用する場合
APが3つ以上あり、うち2つ以上が有線バックホールを有しており、同一のネットワークに参加する場合、そのまま802.11sメッシュを展開するとネットワークが爆死します。
有線バックホールとメッシュ間でループ経路が形成されてしまう為です。
これを実行する際は、必ず下記のどちらかを設定してください。
1. STP(スパニングツリープロトコル)を有効化する
802.11sメッシュが参加するネットワークデバイス(一般的にはbr-lan)に対し、STPを有効化してください。
自動的に有線バックホールと802.11sメッシュ間のループを検出・遮断してくれます。
こちらの方法で現在動かしていますが、普通に通信できています。
2. B.A.T.M.A.N.(batman-adv)を使用して802.11sメッシュをルーティングする
検証できていないため、実際に利用出来るかは不明です。また、CPUパワーをそれなりに使うみたいです。
- br-lanから802.11sメッシュと有線バックホールを外す
- 802.11sメッシュと有線バックホールの両方をbatman-advに参加させる
- bat0インターフェイスをbr-lanとブリッジする
wpadはどれを使うべきか
とりあえずwpad-mbedtls入れとけばOK
これ一つでフル機能入ります。
wpad-mesh-mbedtlsの場合は逸般の誤家庭レベルの機能がちょっと削られてる感じです。
容量差が僅かなのでどうしても削りたいんじゃ~ということでもなければwpad-mbedtlsで良いと思います。
2.4GHzと5GHzのどっちでメッシュを組むべきか
5GHzしか勝たん
どうしても通信距離を稼ぎたいとかじゃなければ5GHz一択です。
そして距離を稼ぎたいのであれば中継APをおいてメッシュを5GHzで延伸しましょう。
LAN口がある所であれば、有線バックホール併用で安定しやすくなります。
802.11sメッシュを構築する場合、チャネル固定は必要か
"絶対に"必要です
メッシュが構築されるのは同一チャネル間に限られるため、チャネル設定をautoにした状態で802.11sを構築すると全APがバラバラなチャネルを設定して全く疎通しなくなります。
必ずチャネルを固定した状態でメッシュを構築してください。
有線バックホールもない状態で孤独になったAPは死んだWi-Fiを吐き続けます。
クライアント向けの方はチャネル固定しなくても問題ないのでautoにしてもOKです。
デバイスによってはautoの状態で電波を吐かなくなることがありますのでこちらもご覧ください。
802.11sメッシュを構築する場合、クライアント用SSIDに802.11rは設定しておくべきか
やっておいて損はありません
特に大規模な無線環境を構築する場合、802.11rによる高速ローミングは必要です。
下記は全てのAPに共通の設定を行ってください。
特にモビリティドメインは同一でなければ機能しません。
-
WLAN roamingタブを開き、802.11r高速ローミングにチェックを入れる -
NAS IDに12文字の16進数文字列を入れる(BSSIDからコロンを外した値でOK)
(全AP共通でも、それぞれのBSSIDに合わせてもOK) -
モビリティドメインに4文字の16進数文字列を入れる(BSSIDの先頭4文字でOK)
(全APで共通である必要があります)
残りはデフォルトでもOKです。必要なら802.11kや802.11vも設定してみてもOKです。
他にやっておくべき事はあるか
DAWNを使いましょう
DAWNをインストールすると、AP間で情報交換したり、電波状況や2.4G/5Gに応じてスコアを調整して意図的に寄せたりすることが出来ます。
opkg install dawn luci-app-dawnでインストールできます。
吊るしの状態でもそれなりに効きますが、2.4GHz側のInitial Scoreを70にすると結構5GHzに寄ってくれます。
実効速度は
だいたい100Mbps程度を見込める
802.11ac 80MHzでAP間のリンクアップはおよそ800~1000Mbpsですが、実際にスマホで接続してfast.comなんかを叩くと初速50Mbps、そこからすっと上昇して約100Mbps~150Mbpsを推移します。
有線バックホールのAPから直接繋ぐと200~300Mbpsほど出るので、3台メッシュではだいたい半分くらいの速度になりそうです。