4
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

[AWS] CloudFront + S3構成でサブディレクトリのindex.htmlを返す方法

Last updated at Posted at 2021-12-24

AWS CloudFront + S3構成について

まず、AWS CloudFront + S3で構成するパターンは下記2パターンあります。

  1. CloudFront のオリジンにS3バケットそのものを指定する構成
  2. CloudFront のオリジンにS3バケットのStatic website hostingのエンドポイントを指定する構成

ですが、現状、2のパターンはS3への直接アクセスを許可してしまうため、セキュリティとして非推奨のようです。
なので1のパターンで構成することを考えます。

1. CloudFront のオリジンにS3バケットそのものを指定する構成」ではデフォルトルートオブジェクトのファイル名(index.html)をディストリビューションで指定しているオリジンのルートにしか設定できません。
そのため、サブディレクトリへのパス(例) xxx.com/aaa/へアクセスすると、そのディレクトリにindex.htmlがあったとしても403エラーとなります。

これを解決するには Lambda@Edgeを作成します。

Lambda@Edge作成手順

Lambda@Edge作成の手順として下記のようになります。

  1. Lambda関数作成
    コンソールから「関数の作成」をクリックして関数を作成する
    ※注意:Lambda@Edge 関数の作成は、現時点ではバージニアリージョンでしかできないようですので、us-east-1(米国東部:バージニア北部)を選択します

  2. Lambda関数のコードを実装
    下記のような実装をします。(参考リンクにあるソースをそのまま使用できます)

CloudFrontイベント「オリジンリクエスト」イベントをハンドルし、リクエストパスの末尾が「/」で終わっているものを「/index.html」に置き換える。

  1. Lambda関数を CloudFront ディストリビューションに関連付けるために必要なIAM アクセス許可の設定をする
    参考:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonCloudFront/latest/DeveloperGuide/lambda-edge-permissions.html

  2. Lambda関数のトリガーを設定
    CloudFrontを選択し、下記を設定する

  • ディストリビューション:任意のディストリビューション
  • CloudFrontイベント:オリジンリクエスト
  • レプリケートの有効化:チェックする

これでサブディレクトリのパスにアクセスしてもindex.htmlを返すようになりました!!!

参考:
CloudFront が、サブディレクトリからデフォルトのルートオブジェクトを返さないのはなぜですか?
Lambda@Edgeの設定例
S3 オリジンへの直接アクセス制限と、インデックスドキュメント機能を共存させる方法

Lambda@Edgeのログ確認方法

CloudWatch LogsでLambda@Edgeのログの確認ができます。

CloudWatchコンソール
https://ap-northeast-1.console.aws.amazon.com/cloudwatch/home?region=ap-northeast-1

※CloudFrontにアクセスしたとき、Lambda@Edgeを動作させたエッジロケーションによってログ出力されるリージョンが決定されます。(Lambda@Edge作成したときに選択したリージョンに出力されるわけではないことに注意です)

参考:
https://dev.classmethod.jp/articles/where-is-the-lambda-edge-log/

4
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?