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ChatOpsのバッドノウハウ

Last updated at Posted at 2015-12-21

これはChatOps Advent Calendarの記事です。

昨日の記事はpapixさんの小さい部品を組み合わせてChatOpsを作っていく話でした。

バッドノウハウ

どの記事も具体的な内容がTipsが並んでおり、個人的に非常に楽しんで読んでいます。
自分は少し趣向を変えて、ChatOpsを進めつつ失敗した失敗した失敗した失敗s(ryとなった事を書きたいと思います。

その1: 通知部屋:そして誰も見なくなった・・・

GitHubのIssuesやPRの更新をチャットに流して、検知を早くしようと思いました。
その時に普段チームで話す部屋以外の「通知部屋」を作ったのですが、これが失敗・・・(;´Д`)

  1. 興味のある人しか入室しない
  2. 始めた当初は物珍しいが段々と慣れる
  3. 流れる情報が通知だけとわかっていると見ない
  4. 新メンバーに対して「チームのチャットルーム」は案内しても「通知用チャットルーム」を案内するかは・・・時と場合と人による

まぁ通知しか流れない部屋とか見ないですよね
今はチームのチャットルームに流しています。

今度は通知多すぎ問題が発生していたりしますが、
「通知便利だけど邪魔じゃね。何とかしよ」という話題も出ているので健全な範疇かなと思ってます。

その2: 周知不足:( ゚д゚)ポカーン

システムのアラートを流したのです。チャットに。

思惑:ふっふーん。これでみんなでエラーを共有して、対応が早くなるぞー

ここで、「みんなきっとエラーってわかるから、特に説明しないでいいよね」
ってやったのが失敗。みんな、済まぬ

突然見知らぬ機械的なメッセージが届いてもノイズとして処理されてしまうようで、
大して効果がありませんでした。生ログだと長いこともあり、逆にうざい邪魔と言われてしまう始末。

そういえば、自分も長文のメールとか読む気が失せるなー・・・。

ChatOpsに限らずですが、導入の意図と「試しにやってみるからうざかったら言って下さい。見直すので」という事前のシェアは必要だと思います。特にチャットはコミュニケーション上大事なので荒らすのは良くない。

その3: 企画倒れ:壮大に何も始まらない

世の中には素敵な事例が溢れています。

  • Botがリリースしてくれる
  • Botが売上レポート出してくれる
  • Botが面白いこと言ってくれる

見てると楽しそうなのでやる気になります。よーしやるぞー((o(´∀`)o))ワクワク

Hubotベースで、チャットから対話的に色々、うーん、上手く動かないな、おっと、案件の締め切りが、また時間があるときにやるか(終了)

あれ・・・結局何もできてない

それこそ最初に紹介したIssuesやPRの通知から始めるだけでもかなり効果はあると思います。
しかし、何となくBotとおしゃべりしたくなるので、手間をかけてしまって結局何もできないということが何度かありました。

また、冷静に考えてみると、頑張って完成させたとしてもそれがチームで受け入れられるかは別なので
最初は気張らずにゆるふわで小さく小さく始めるのが良いなーと思っています。

便利だと互いにPR送り合うので勝手に育つし。

まとめ

  • 通知専用部屋は危険。
  • やる事の意図はちゃんと周知。コミュニケーションの場を(結果的に)荒らすのはだめ、ぜったい。
  • ChatOps@がんばらない。ゆるふわでいい

きっと、他にも沢山バッドノウハウあるはず。持っている方、是非教えて下さい。

宣伝

最後に宣伝をさせて下さい。先日発売されたSoftware Designの2016年1月号の第1特集「はじまっています。ChatOps」にて、ヤフーの事例を紹介しました。

昨日の__papix___さんも書かれてとのこと。世間は狭い。。

自分は、主に序盤から事例その1までを担当しました。
ヤフー内製の独自チャットツールMYMの紹介から具体的な事例、
ここでまとめたバッドノウハウにも少し触れているので是非お手にとって見て下さい(๑•̀ㅂ•́)و✧

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