はじめに
前回の記事でClaude Codeのインストールが完了しました。
今回は Claude Codeの基本操作とコマンド を一通り解説します。この記事を読めば、日常的な操作で困ることはなくなるはずです。
Claude Codeの起動方法
基本の起動
# 対話モードで起動
claude
# 初回メッセージ付きで起動
claude "このプロジェクトの構成を教えて"
# 前回の会話を続ける
claude -c
# 特定のセッションを再開
claude -r "セッション名"
# セッション一覧から選ぶ
claude -r
ワンショットモード(非対話)
質問して回答をもらったら即終了するモードです。スクリプトやCI/CDで便利です。
claude -p "このコードのバグを見つけて"
対話画面の見方
起動すると以下のような画面が表示されます。
╭──────────────────────────────────────╮
│ Claude Code v2.x.x │
│ │
│ /help for available commands │
╰──────────────────────────────────────╯
> ここにプロンプトを入力
> の後に自然言語で指示を入力するだけです。
入力のコツ
ファイル参照(@メンション)
@ を入力すると、ファイルパスの補完が効きます。
> @src/auth/login.ts のロジックを説明して
ファジーマッチに対応しているので、部分的な名前でもOKです。
複数行の入力
| 方法 | やり方 |
|---|---|
| バックスラッシュ |
\ + Enter(全ターミナル共通) |
| Option + Enter | macOSのデフォルト |
| Shift + Enter | iTerm2、WezTermなど(他は /terminal-setup で設定) |
| Ctrl + J | 改行文字を直接入力 |
| Ctrl + G | 外部エディタで長文を作成 |
パイプ入力
コマンドの出力をそのままClaude Codeに渡せます。
# ログファイルの分析
cat logs.txt | claude -p "このエラーを説明して"
# git diffのレビュー
git diff | claude -p "この変更をレビューして"
# ファイルの要約
claude -p "これを要約して" < report.txt
Bashコマンドの直接実行
! で始めるとシェルコマンドを直接実行できます。
> !ls -la
> !git status
実行結果は会話のコンテキストに追加されるので、その結果をもとに質問できます。
スラッシュコマンド一覧
/ を入力するとコマンド一覧が表示されます。主要なコマンドをカテゴリ別に紹介します。
セッション管理
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/clear |
会話履歴をクリア(元に戻せないので注意) |
/compact [指示] |
会話を要約して圧縮(コンテキスト節約) |
/resume [セッション] |
過去のセッションを再開 |
/rename <名前> |
現在のセッションに名前をつける |
/rewind |
会話を特定の時点まで巻き戻す |
/exit |
Claude Codeを終了 |
情報確認
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/help |
全コマンドの一覧を表示 |
/status |
バージョン、モデル、アカウント情報を表示 |
/cost |
現在のセッションのトークン使用量を表示 |
/usage |
プランの使用制限とレート制限を表示 |
/context |
コンテキスト使用状況をカラーグリッドで表示 |
/stats |
日別使用状況・セッション履歴を表示 |
設定・構成
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/config |
設定画面を開く |
/permissions |
権限ルールの表示・更新 |
/model |
AIモデルの変更 |
/theme |
カラーテーマの変更 |
/vim |
vimモードの有効化 |
/allowed-tools |
ツール権限を対話的に設定 |
プロジェクト・開発
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/init |
CLAUDE.mdファイルを作成してプロジェクト初期化 |
/memory |
CLAUDE.mdメモリファイルを編集 |
/doctor |
インストール状態の健康診断 |
/add-dir |
追加のディレクトリをコンテキストに含める |
便利機能
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/copy |
最後のAI回答をクリップボードにコピー |
/export [ファイル名] |
会話をファイルにエクスポート |
/tasks |
バックグラウンドタスクの一覧・管理 |
/terminal-setup |
Shift+Enterなどのターミナルショートカットを設定 |
キーボードショートカット
よく使うもの
| ショートカット | 動作 |
|---|---|
Ctrl+C |
入力キャンセル / 生成中断 |
Ctrl+D |
Claude Codeを終了 |
Ctrl+L |
画面クリア(会話履歴は残る) |
Tab |
オートコンプリートの確定 |
↑ / ↓
|
コマンド履歴のナビゲーション |
Shift+Tab |
権限モードの切り替え |
テキスト編集
| ショートカット | 動作 |
|---|---|
Ctrl+K |
カーソルから行末まで削除 |
Ctrl+U |
行全体を削除 |
Ctrl+Y |
削除したテキストを貼り付け |
Alt+B |
1単語分カーソルを戻す |
Alt+F |
1単語分カーソルを進める |
モデル・思考
| ショートカット | 動作 |
|---|---|
Alt+P / Option+P
|
モデル切り替え |
Alt+T / Option+T
|
拡張思考のON/OFF |
Ctrl+O |
詳細出力の表示切り替え |
権限ダイアログ
| ショートカット | 動作 |
|---|---|
Y / Enter
|
許可 |
N / Escape
|
拒否 |
Shift+Tab |
権限モードの切り替え |
権限モード
Claude Codeにどこまで自動で操作させるかを制御できます。
| モード | 動作 |
|---|---|
| default | ツール使用時に毎回確認を求める |
| acceptEdits | ファイル編集は自動許可、コマンド実行は確認 |
| plan | 読み取り専用。分析はするが変更はしない |
| bypassPermissions | 全て自動許可(コンテナ環境専用) |
Shift+Tab で対話中にモードを切り替えられます。
初心者は default で始めて、慣れてきたら acceptEdits に切り替えるのがおすすめです。
コンテキスト管理
コンテキストウィンドウとは
Claude Codeが「覚えていられる情報量」のことです。デフォルトで約200Kトークンあります。
コンテキストが足りなくなったら
会話が長くなるとコンテキストを圧迫します。
# 手動で圧縮
/compact
# フォーカスを指定して圧縮
/compact 認証機能の変更に集中して
自動圧縮: コンテキストが約75%に達すると自動で圧縮されるので、基本的には気にしなくてOKです。
使用状況の確認
/context
カラーグリッドで何にコンテキストが使われているか可視化できます。
CLIフラグ(よく使うもの)
起動時にオプションを指定できます。
# モデルを指定して起動
claude --model opus
# 前回の会話を続ける
claude -c
# ワンショットモード
claude -p "質問"
# 使えるツールを制限
claude --allowedTools "Bash(git *)" "Read"
# JSON形式で出力
claude -p "質問" --output-format json
# デバッグモード
claude --verbose
実践:最初にやっておくと便利なこと
1. ターミナル設定
/terminal-setup
Shift+Enterで複数行入力ができるようになります。
2. プロジェクト初期化
/init
プロジェクトのルートで実行すると、CLAUDE.mdが作成されます。(詳しくは記事9で解説)
3. テーマの変更
/theme
好みの配色に変更できます。
4. ヘルスチェック
/doctor
設定に問題がないか確認できます。
まとめ
| やりたいこと | 方法 |
|---|---|
| 起動 | claude |
| 前回の続き | claude -c |
| ファイルを指定して質問 | @ファイルパス |
| コマンド一覧 | /help |
| 会話を圧縮 | /compact |
| 権限モード切り替え | Shift+Tab |
| 生成を止める | Ctrl+C |
| 終了 |
Ctrl+D or /exit
|
最初は全部覚えなくて大丈夫です。まずは claude で起動して、自然言語で指示する ことから始めましょう。
次回予告
次の記事では、Claude Codeで実際にコードを生成する実践編に入ります。
簡単なWebアプリを例に、AIと一緒にコードを書く体験をしてみましょう!
シリーズ一覧
- Claude Codeとは?概要・できること
- Claude Codeのインストールと初期設定
- 👉 基本的な使い方・コマンド一覧(本記事)
- Claude Codeでコード生成してみよう
- Claude Codeでバグ修正・デバッグ
- Claude Codeでリファクタリング
- Claude Codeでテストコード作成
- Claude Codeでgit操作を効率化
- CLAUDE.mdを活用したプロジェクト設定
- Claude Code活用のベストプラクティス